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イザイ(1858-1931)

CD イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲 戸田弥生(ヴァイオリン)

イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲 戸田弥生(ヴァイオリン)

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2009年12月23日

    ふとしたきっかけで戸田の弾くこのイザイを聴いたのですが六曲から成る無伴奏ソナタで全体にバロック的短調の色彩感が強くしかも名ヴァイオリニストが作曲した六曲各々を第1番シゲティ、第2番ティボー、第3番エネスコ、第4番クライスラー・・・といった具合に献呈したものでとにかく「根性・気合」が全く違うということです。演奏盤は何種類かあるようですが第3,4番あたりがチョイスされたものが多いようでそういう状況下で戸田弥生が2004年日本にて録音した大変厳しい演奏です。例によって演奏タイムを先ず書きますと第1番(15’22)、2番(11’56)、3番(6’56)、4番(12’34)、5番(9’25)、6番(7’06)でありタイムの短いものは二楽章なり単楽章であります。トータル63分余聴く方も所謂美人ヴァイオリニストが弾くムードクラシックの様な心構えだととんだ勘違いで、美人が弾く緊迫感の高い演奏に極めて精神的にも集中しなければならない・・・襟を正して聴く代物であります。それだけに難曲を克服したという悦びに浸れる充実感も味わえる演奏です。一曲一曲が協奏曲の中途で名人演奏家が挿入するカデンツァの緊張感も戸田の息遣いにも聴けそれだけ録音も優れているということでしょう。第1番はバッハに通じる精神性が極めて高く、第2番はそれこそスタートバッハのパルティータの片鱗から入り幻想交響曲でも用いられたグレゴリオ聖歌「怒りの日」主題がいろいろ形を変え姿を現し、ラプソディックな第3番、難易度の高い技術を巧みな弓さばきが処理していく第4番などとにかく作曲もそうですが戸田の演奏が凄いです。戸田の後輩?にあたるのかどうかは知りませんが大阪出身?の大谷玲子も2〜3年前イザイのこの曲をリリースしておりこれも一度聴いてみたいものです。国内では戸田は出身地の福井はじめ地方に出かけての諸活動を実施しており演奏家にも厳しい経済環境の昨今、頑張ってもらいたいものです。本盤の解説には今年無くなった黒田恭一さんのいつも通りの誠に適切なメモがついているのもあの懐かしい声を思い出させます。本盤はとにかく最高ランクと申せましょう。

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    MusicArena  |  神奈川県横浜市  |  不明  |  2008年11月01日

    凄い集中力であり、とても日本人とは思えないエキゾチックで瞑想的な図太いヴァイオリンである。使う楽器は確かに太いと評されるピエトロ・ガルネリという名器。戸田弥生のイザイは別格だ。1993年、エリーザベト王妃国際音楽コンクールに優勝しているのだ。このコンクール、その昔、イザイ国際コンクールと言っていたのだ。ま、だから・・、と言うわけではないが思い入れも一入なのだろう、こちらまで霊気が伝わってくるイザイ弾き渾身の演奏だ。

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