交響曲第6番『悲劇的』 ボンガルツ&ライプツィヒ放送響(1969ステレオ)
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William Kapell | Tokyo | 不明 | 2006年11月26日
考え抜かれたドラマが粛々と進行するマーラー。殊更、力瘤を入れたところがありません。しかし、ここぞという場面では、エネルギーを思い切って炸裂させるのです。 アルマの主題がこれほどに深く、訴えを持って高らかに歌われた演奏を他に知りません。もう、ここを聴くだけで、居ても立ってもいられなくなります!必要とあらば内声部をレントゲンの様に浮かび上がらせたり、初めて聴く様な部分が頻出するのです。 この演奏は、決して奇を衒ったものではありません。極めて高い次元でボンガルツがマーラーを再構築して見せてくれるのです。4人の方が、このレビューに「共感」しています。
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意外によかった。 | 東京 | 不明 | 2006年01月09日
暗いマラ六。昨今のマラ6録音では、存外にあっけらかんとした響きのものが多く、いわゆる情念系のバーンスタインやテンシュテットにおいても「黒っぽい」というようなマラ6となっている。そんななか、このボンガルツのマラ6は、ほの暗い凝縮された響きの底から慟哭が聴こえてくるような「闇の中の悲劇」と言った風情がある。マーラーの悲劇というのは、こんなにも暗く不安なものだったのか!2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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七海耀 | さいたま市 | 不明 | 2005年04月18日
ボンガルツの録音は以前、ブルックナーの6番を聴いてかなり感心した。このマーラーも、別段力こぶが入っているわけではないが、しっかりした足取りで着実に進む。ややオーケストラが非力だが、気になるほどではない。録音状態はまずまずよく、遅めのテンポを維持した安定した演奏だ。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぼん | 神奈川 | 不明 | 2004年10月14日
偉大な演奏というのはこういうものなのかもしれません。冒頭驚くほど抑制された足取りではじまるものの、次第にすごいまでの力感と圧倒的なスケールの大きさを音楽の内側から導き出してくるその素晴らしさには言葉がないくらいです。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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