交響曲第2番『復活』 渡辺暁雄&日本フィル(1978 ステレオ)(2CD)
検索結果:5件中1件から5件まで表示
-
monty | 神奈川県 | 不明 | 2010年07月28日
1972年の解散と分裂以降いばらの道だった日本フィルは演奏の質を向上させようと1978年に創立時の常任指揮者渡邉暁雄を再び音楽監督・常任指揮者として招いた。就任記念演奏会の曲目は解散前最後の定期演奏会で取り上げたマーラーの第2交響曲。 第1楽章はいきり立つことなく1つ1つのフレーズをしなやかに呼吸させながら進もうとする。しかしオーケストラの音には硬さが目立ち、ミスや縦の線のずれもしばしば。当時の日本フィルの苦しい状況が演奏から垣間見えてしまう。ギリギリの線で水準を保っているのは指揮者の力量。 第2楽章、第3楽章と次第にオーケストラのコンディションは上がり潤いのある音彩が拡がってゆく。鳴る場面でも少し引いたタッチなのは面白い。 重く暗いソウクポヴァの独唱が際立つ第4楽章。 第5楽章から俄然オーケストラのアンサンブル、音の出方が良くなる。深い奥行きの清澄な響き。激しく厳かながらどこか温もりの漂う質感が聴き手を包み込む。声楽陣も大健闘。 大編成のライヴ録音だが音質は明瞭で細部までしっかり聴き取れる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
-
フロイド | 神奈川県川崎市 | 不明 | 2005年09月07日
まず音質がいいなと思いました。大編成の曲のライヴ録音にも関わらず、分離が良く楽器の定位も非常に自然です。特別な演奏会ということで入念に準備されたのとテープの保存状態が良かったのでしょうね。次に演奏ですが若干のミスはあるものの稜々と鳴り渡る楽団と声楽陣の健闘が光り、特に終楽章後半は壮麗で聴き応えがあります。力感みなぎっていながら押し付けがましさがないのは指揮者の人徳でしょうね。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
-
野々下敬司 | 大分上野丘 | 不明 | 2004年08月14日
日本フィル史上に残る名演奏のCD化に拍手。演奏は“暁さん”を偲ぶのに格好のマーラー、しかも「復活」で、演奏は熱気漲るもの。今、聴いても泣けてくる美しい演奏である。当時、一生懸命に聴いた日本フィルの懐かしい音色を想い出した。渡邉暁雄のマーラーは山田一雄と違った観点で面白く、我が国では最高のマーラー指揮者だと思っていた。「巨人」「第五」「千人」「第九」等のCD化を切望する。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
-
ユンサン | 大分 | 不明 | 2004年08月07日
期待しなかったのだが、不思議な魅力と後味の演奏だ。バーンスタインの耽溺とクレンペラーの冷静はここにない。しかし、あの渡辺の端正で厳しいシベリウスとはまた一味違う渡辺のロマンとオケの反応の良さを聴いた。機会とは別の、人が演奏する音楽の良さのわかる人に聴いてほしい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
-
ユンサン | 大分 | 不明 | 2004年08月07日
期待しなかったのだが、不思議な魅力と後味の演奏だ。バーンスタインの耽溺とクレンペラーの冷静はここにない。しかし、あの渡辺の端正で厳しいシベリウスとはまた一味違う渡辺のロマンとオケの反応の良さを聴いた。機会とは別の、人が演奏する音楽の良さのわかる人に聴いてほしい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
このレビューに 共感する
検索結果:5件中1件から5件まで表示