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プッチーニ (1858-1924)

CD 『トスカ』全曲 ダニエル・ハーディング&聖チェチーリア国立音楽院、エレオノーラ・ブラット、ジョナサン・テテルマン、他(2024 ステレオ)(2CD)

『トスカ』全曲 ダニエル・ハーディング&聖チェチーリア国立音楽院、エレオノーラ・ブラット、ジョナサン・テテルマン、他(2024 ステレオ)(2CD)

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    村井 翔  |  愛知県  |  不明  |  2025年04月06日

    新星エレオノーラ・ブラットが素晴らしいトスカを聴かせる。声自体の輝かしさはもとより、繊細な表情の美しさ、劇的な場面のメリハリともに申し分なく、半世紀前のミレルラ・フレーニを思い出させると言っても過言ではない。フリットリ以来、久しぶりの純イタリア産ディーヴァだけに、このところロシアや東欧出身のソプラノ頼りだったイタリア・オペラ界をしばらく席巻するのではないか。テテルマンは強さと弱さを兼ね備えた「等身大」のカヴァラドッシ。これも悪くないが、さらに印象深いのは、例によって主役テノールを食ってしまっているテジエのお下劣な悪党ぶり。演奏会形式上演の映像もあるようだが、音だけでもその怪演ぶりが目に見えるようだ。ハーディングは全曲を完全に支配しているが、かつてのマゼールのようなアクの強さは感じない。緻密、周到だけど、このオペラがしばしば陥りがちな下品な感じにはならない。こういう『トスカ』どこかで聴いたよね、と思い返してみて分かった−−サイモン・ラトルに似ているんだ。

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