サン=サーンス (1835-1921)

CD 【中古:盤質AB】 Comp.symphonies: Martinon / French National Radio O

【中古:盤質AB】 Comp.symphonies: Martinon / French National Radio O

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年05月05日

    マルティノンは交響曲第3番については本演奏の五年前1970年(マルティノン60歳)に同じオーケストラORTFを振って録音(タイム@20’03A15’09)していたのですが今回本演奏は交響曲全集を完成させる為の再録(1975年、タイム@20’33A15’54)であります。タイム的には両方共近似値だし過不足ないと思います。フランス音楽の指揮者という触れ込みが強かったマルティノンなのに何故か私はDECCAに入れたショスタコーヴィッチやチャイコフスキーの交響曲盤が明滅しておりました。その力強さ、メリハリのついた明快さがそのままサン=サーンスの代表的交響曲にも活かされており第1楽章第1部序奏はある強い意思が示され続いて比較的テンポは速く躊躇なく進んで行きます、管楽器の強調やティンパニーのアクセント縁取りも効果的ですね。この楽章第2部への移行でのオルガン(B.ガヴォティ担当)入りは少し頼りない感じ(1970年録音盤はマリー=クレール・アランが結構存在感を主張しているらしいですよ・・・)がしましたがこのアダージョ感を逆に厚めのオーケストラがその美しさをサポートします。決して焦点ズレさせないでピチカートに乗って時には情熱感を盛り上げます。終わりは潮が引いて行く様に余韻を残して〆ます。第2楽章第1部はややオーケストラに粗さはあるものの力強さはマルティノン節、繰り返しの寸前の間と打楽器の華々しさも面白いし寸前効果的な溜めを経てオルガンの宣誓で始まる第2部はコラール風な処にピアノも参加し次第に堂々たる全奏に移るのも重さには到りません。フーガがらみに執拗な弦バックに管楽器の声高さが素敵です。いよいよフィナーレに向かってオルガンとオーケストラ全奏が大きく見得を切って生々しくティンパニーも役割充分・・・最後は思いっきり引っ張ってフランス楽団独特な大雑把である面はさておき華やかに曲が終わります。我々の世代で馴染みの指揮者による多分唯一?に近いサン=サーンスの交響曲全集としては意義ありましょうが他の収録交響曲は未聴で曲のポピュラー性も勘案して一応★一つ保留ランクにしておきますね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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