saya  |  kawasaki  |  不明  |  2008年08月25日

若々しいデラカーザの歌声が聴ける。１幕前半でのトレチェルとの甘美な節回しは後年のカイルベルト盤やショルティ盤では見られない。ケンペは歌手の呼吸を良く知ってベストサポートだ。この他愛無い劇をきりりと引き締めていて楽しめる。何でもロンドンの聴衆はＲ･シュトラウスのオペラに慣れておらずアラベラは殆ど初演に近い？戦後１０年は経っていない時期に良くぞＢＢＣが放送したものだ。感謝。

 

ゆきのじょう  |  横浜  |  不明  |  2006年02月02日

HMVレビューにあるドイツ国歌演奏が収録されていないのは大変残念ですが、ケンペの指揮は格調が高く、かつ白熱したものです。全ての演奏家が並々ならぬ気合いをもって望んだのが手に取るように分かります。聴衆も最初は控えめな拍手が入っていましたが、最後は心酔しきったような暖かい拍手になっているのもドキュメントでした。素晴らしいディスクです。

 

たか  |  東京  |  不明  |  2005年12月31日

追伸：テスタメントでもORFEOでもいいので６０年にZDFがビデオ収録したミュンヘンのアラベラをDVDで発売してほしい。８０年代にドイツで再放送されモノクロながら鮮明な画質で残っていることが分かっています。

 

たか  |  東京  |  不明  |  2005年12月24日

デラ・カーザのアラベラはORFEOからザルツのライブが発売されたばかりだがこのような録音も残されていたとは。バイロイトの指輪もORFEOから５６年のクナ盤が発売されたのに続いて５５年のカイルベルト盤がテスタメントから発売される予定であり、この２社は強烈なライバル意識を持っているようだ。こういう競争はユーザーにも有益なので両社とも頑張ってほしい。