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モーツァルト(1756-1791)

CD 『セレナータ・ノットゥルナ』、『ポストホルン』 ヴァント&北ドイツ放送響、バイエルン放送響

『セレナータ・ノットゥルナ』、『ポストホルン』 ヴァント&北ドイツ放送響、バイエルン放送響

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2012年04月24日

    W.リッターというフルーティストについては私は不案内なのですが四年に一回開催されるバッハ国際コンクール1984年のフルート部門で優勝した演奏家で本盤1988年のフルート協奏曲第1番ライブ録音時(演奏タイム@8’19A8’44B7’10)では32歳の若さであり第1楽章からバックの76歳ヴァント率いるNDRSOに比してちょっと控え目な感じがしました。ヴァントという指揮者に対する私たちの先入観がブルックナー指揮者というからでしょうか、その伴奏は分厚い響きで伝統的なモーツァルトろ演奏や昨今の古楽器演奏とも異なりある意味個性的な運びではあります。しかし中間楽章でのフルート・カデンツァは流石優勝者、テクニック披露は勿論、味わいもありました。最終楽章では独奏、伴奏各々順調になって来て巧みにバランスを取りつつ移ろって行き〆はそっと終わります。正直この頃ヴァントには伴奏指揮が勝手が違って来たのでは・・・とは思ったりします(なお、ヴァントには1981年I.グラフェナウアー独奏でのこの曲の録音が残っている様ですので聴き比べしたいですね)。1978年バイエルン放送SOを振っての「ポスト・ホルン」(タイム@8’35A4’19B7’34C5’45D4’04E4’59F4’07)はヴァントが彼の師匠アーベントロートからお墨付きをもらっていた曲だけにオーケストラの明るめの音色・・・ふわりと厚みのある低声部、膨らみのある管など南ドイツのオケらしい魅力・・・と何しろヴァント自身がまだ若かった事が風格のみに留まらない仕上がりになりました。なお、ヴァント「ポスト・ホルン」には後年2001年NDRSOとの演奏盤(同@8’33A4’08B6’48C5’44D3’58E4’57F4’03)もありますが本盤演奏の「若さ」の方に評価が傾きますね。 1990年録音の「セレナータ・ノットゥルナ」(同@4’17A3’43B4’30)は生涯モーツァルトを愛したヴァントだけあって楽しんで指揮しこの曲の性格を倍加している様子がNDRSOの普段のアプローチと異なり少しヴァイオリンが情緒に浸り過ぎなご愛嬌にも窺えます。以上順不同にメモしましたが一般的モーツァルト雰囲気程度の濃淡差はあれ何れもヴァントの真摯で真面目な指揮ぶりが聴け素晴らしいランクとさせていただきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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