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CD クーベリック・レア・レコーディングス 1963-1974

クーベリック・レア・レコーディングス 1963-1974

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  • ★★★☆☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年02月22日

    クーベリックの珍しい録音集(演奏対象作品も・・・)ということでファンには堪らないアルバムなのでしょう。私は収録曲の内ベートーヴェン交響曲第7番を聴いておりますので少し触れたいと思います。1970年代初めクーベリックはオーケストラをBPOとBRSOを使い分けてベートーヴェン交響曲全集を録音する意向を持ってトップバッターとして第7番をBRSOと1970年に録ったのが本盤の演奏(タイム@13’16A9’47B9’37C7’07)でありました。ところがいろいろ他の指揮者その他レコード会社との力関係から各交響曲・各別々オーケストラ・・・従って9オーケストラ・・・のバラバラでしかも第7番は今いった録音盤は採用されず1974年VPOとの再録(同@13’14A9’18B9’22C7’03)分が当該全集に組み込まれBRSOとは1975年第九「合唱」録音分が組み込まれたということで事情が複雑にからんだのでしょう。さて、私はVPO分は聴いてはいないのですがクーベリック自身インタビューで「私のテンポは年月がたってもほとんど変わっておりません―それが良いことか、悪いことかは知りませんが。私は一人の指揮者は一つのテンポ感をもっていると信じます・・・」と述べています様にテンポとしては大差ありません。但し他の指揮者演奏と比較概括しますと楽章間相対関係で第3楽章が少し長めではないかと思います。さて、本盤第7番演奏はクーベリックが56歳の頃で集中度の高いものとなっています。第1楽章起伏を持たせた演奏は特に全奏での響きのミクスチュアが素晴らしいです。第2楽章は結構悲劇性を前面にし〆の思い入れも印象的。第3楽章でも内包された充実した響きが聴きものですしいよいよ最終楽章酒精踊りでの低音弦の迫力が次第に高揚されて行く有様はライブ並みに聴こえてきました。BRSOの実力を存分に引き出した演奏でこれ以降このコンビの数々の名演を産み出すスタートだったのかも知れませんね(なお、BRSOとの1960年非正規録音分もマニア間では知られているらしいですよ)。以上こういうわけでこのクーベリック指揮BRSOのベートーヴェン交響曲第7番も「レア物」となっていますが冒頭書いた様に他の本盤収録曲は未聴ですのでOKランクに止めておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    miyoco  |  関西  |  不明  |  2009年02月03日

    ベートーヴェン1〜3番については、インターナショナル盤2CDシリーズで7〜9番、4〜6盤が発売されていたものを補完するための措置で、日本やイタリアのローカル盤で容易に全集を入手できる環境にない人にはむしろ良心的なはからいなのだろう。ただ、「Rare Rocordings」というからには、チャリティー盤のカルメンについてはなんとしても収録して欲しかった。バーンスタイン=アラウ=バイエルンによるベートーヴェン・チャリティーコンサートがCD化されたことからみても不可能な話ではなかったと思う。

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  • ★★★★★ 

    エミール  |  東京  |  不明  |  2006年05月05日

    『真夏の夜の夢』のリハーサルにおけるクーベリックの指示が細かいことに驚きます。映像で見ることのできる後年のリハーサルとは異なり、まだクーベリックが自分の音楽をオーケストラと共有するために大きな努力を要していたのでしょうか。その意味でもすばらしい聞き物です。セット全体の印象も、寸前に発売された国内のCDよりさらに一段と優れた音のゆえに、たいへん充実しています。

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