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ブルックナー (1824-1896)

CD 交響曲第4番『ロマンティック』、他 テンシュテット&LPO(ライヴ)

交響曲第4番『ロマンティック』、他 テンシュテット&LPO(ライヴ)

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2012年11月25日

    テンシュテットと言えば、近年発掘された様々な壮絶な名演によって、ますますその人気が高まっているが、いわゆるマーラー指揮者のイメージが強いと言えるのではないだろうか。確かに、これまでに発売されたマーラーの交響曲の圧倒的な超名演の数々を考えてみれば、それは致し方がないことと言えるのかもしれない。しかしながら、テンシュテットは、ブルックナーの交響曲の録音もかなりの点数を遺している。すべての交響曲を録音しているわけではないが、第3番、第4番、第7番、第8番については、自らのレパートリーとしてコンサートでもたびたび採り上げていたと言えるところだ。そうした4曲の交響曲の中でも、テンシュテットが最も採り上げた交響曲は第4番であったと言える。最初及び2度目の録音はベルリン・フィルとのスタジオ録音及びライヴ録音(1981年)、3度目の録音は、本盤におさめられたロンドン・フィルとの来日時のライヴ録音(1984年)、そして4度目の録音がロンドン・フィルとのライヴ録音(1989年)となっている。これから新たなライヴ録音が発掘されない限りにおいては、交響曲第4番は、テンシュテットが最も録音したブルックナーの交響曲と言えるであろう。テンシュテットによる同曲へのアプローチは、朝比奈やヴァントなどによって1990年代にほぼ確立された、いわゆるインテンポを基調とするものではない。テンポの振幅や思い切った強弱の変化を施すなどドラマティックな要素にも事欠かないところであり、テンシュテットが得意としたマーラーの交響曲におけるアプローチに比較的近いものと言える。したがって、こうしたテンシュテットによるアプローチは、交響曲第7番や第8番においては若干そぐわないような気がしないでもないが、第4番の場合は、相性がいいのではないかと思われるところだ。4つの演奏のいずれも名演であるが、やはり演奏の持つ根源的な迫力という意味においては、第1に1989年盤、そして第2に本盤の演奏を掲げるべきであろう。本盤の演奏におけるテンシュテットのアプローチも、比較的ゆったりとした曲想の進行の中に、前述のようなドラマティックな要素(とりわけ第3楽章)を織り交ぜたものとなっている。もっとも、スケールが小さくなることなど薬にしたくもなく、ブルックナーの本質をいささかも逸脱することがないというのは、テンシュテットの同曲への深い理解と愛着の賜物と言えるところだ。オーケストラは、必ずしも一流とは言い難いロンドン・フィルではあるが、テンシュテットの圧倒的な統率の下、ベルリン・フィルにも比肩し得るような見事な名演奏を展開しているのが素晴らしい。いずれにしても、本盤の演奏は、テンシュテットならではの圧倒的な名演と高く評価したいと考える。カプリングのシューベルトの交響曲第8番「未完成」は、ブルックナーの交響曲第4番とは一転して、いかにもドイツ風のオーソドックスな名演だ。音質については、FM東京の音源だけに従来CD盤でも比較的良好な音質であったと言えるが、今般のシングルレイヤーによるSACD盤を聴いて大変驚いた。従来CD盤とは次元が異なる見違えるような鮮明な音質に生まれ変わった言える。いずれにしても、テンシュテットによる圧倒的な名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

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  • ★★★★★ 

    ガリ  |  泪橋  |  不明  |  2008年10月17日

    ブルックナーが素晴らしかった。第2楽章の寂寥感と濃さも凄い。ただ基本的には真面目で堅実な演奏という印象でした。コーダもヴァントやベームが派手と思われるぐらい、地味かつストレートに盛り上がるのには好感が持てた。

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  • ★★★★★ 

    としちゃん  |  宮城  |  不明  |  2008年06月01日

    音楽に没入する音楽家集団の熱気にうたれるCDだ。ロンドンフィル自主制作盤よりも録音が良く、演奏のほころびも気にならない程度であることが嬉しい。演奏後の拍手と歓声も、この程度であれば許せる範囲だと私は感じた。でもやはりいらない。聴いた後の余韻は、聴いた人のためのものである。ヨッフムの第7などに聴かれる、全てを台無しにする雄叫びを、なぜ大切なもののごとく収録するのか。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  船橋市  |  不明  |  2008年03月13日

    ブルックナーはテンシュテットとして、ちょっと納得いかない演奏だったと思われる。おそらく細部まで詰めきれない部分が多く、それは奇しくも余白に入れられたゲネプロにも伺える。ただ、さすがライブで発する灼熱感は、オケの奔るまま振り込み引き出している。まあ、きわめて無骨なブルックナーの音楽のスタイルを超越した名演というべきか。未完成は逆に完成された演奏で、手馴れた捌きが音楽の美を際立て、さすがと言うべきか、あるいは‥‥

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  • ★★★★★ 

    犬くんくん  |  縦浜  |  不明  |  2008年03月09日

    ブルックナーは可能な限り、良質の録音で聴きたい。テンのブル4は数種類あるが、録音はこれがベスト。文句なし。テンのブルはブルらしくないと言われるが、私には「らしさ」というのがわからない。しかし、全体の設計(パースペクティブ)を見据え、一つ一つの音に意味を与えつつ鳴らしていることはわかる。一つ一つの音の主張が強いので(強すぎ(笑))、動的に聴こえるが、それが鋼のように心を響いてくるところが良い。響きが決してぶよぶよと肥大しない。テンの偉大さが偲ばれる。テンのブルは絶対に一発撮りライブが凄い。最高です。

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  • ★★★★★ 

    犬くんくん  |  縦浜  |  不明  |  2008年03月09日

    ブルックナーは可能な限り、良質の録音で聴きたい。テンのブル4は数種類あるが、録音はこれがベスト。文句なし。テンのブルはブルらしくないと言われるが、私には「らしさ」というのがわからない。しかし、全体の設計(パースペクティブ)を見据え、一つ一つの音に意味を与えつつ鳴らしていることはわかる。一つ一つの音の主張が強いので(強すぎ(笑))、動的に聴こえるが、それが鋼のように心を響いてくるところが良い。響きが決してぶよぶよと肥大しない。テンの偉大さが偲ばれる。テンのブルは絶対に一発撮りライブが凄い。最高です。

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  • ★★★★★ 

    安曇野のカラヤン  |  長野県安曇野市  |  不明  |  2008年02月21日

    テンシュテット指揮のライヴは本当に興味深い。この録音もブルックナーの4番の第一楽章の前半など弦楽器のアンサンブルが整っていない部分などあって「大丈夫かな」と思うところもあるが、全力でTUTTYが演奏されると本当に素晴らしい。ロンドンフィルだってやってくれるじゃないか!第二楽章の冒頭などは弦楽器のアンサンブルは実に良くなっている。音楽が生き物と思わせてくれる点もこの指揮者ならではと思う。この値段なら購入する価値十分と思います。

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  • ★★★★★ 

    ジョックン  |  静岡県  |  不明  |  2007年03月19日

    テンシュテットはマーラー指揮者と言うイメージが強いですが、僕が好きな彼のマーラーは6番のみです。  反面、シューベルトやブルックナーこそ、僕にはテンシュテットの演奏が理想的だと思えます。。 ブルックナーは4番以外では8番しか知りませんが、他のナンバーは演奏しなかったのでしょうか? 9番とか、もし音源があったなら是非聴いてみたいです。

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  • ★★★★★ 

    たか  |  東京  |  不明  |  2006年11月04日

    特に未完成は気持ちのこもった演奏だと思う。初来日の頃のテンシュテットは日本での人気はイマイチだった。EMIのデジタル初期の録音があまり良くなく演奏のスケールを捉えきってなかったのではないかと思っている。マーラーの何曲かがART化されて出直したが、EMIには他の曲もリマスターして出しなおしてほしい。テンシュテットの評価は88年の来日後に口コミで高まった。この時のワーグナーのビデオはなぜDVDにならないのだろうか?

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  • ★★★★★ 

    ニトロプレス  |  愛知県  |  不明  |  2005年12月13日

    テンシュテットは当初ブルックナーが絶賛されて地位を固めた指揮者なのですが日本ではかなり賛否分かれるようです。最近はテンシュテットのブルックナーも見直され嬉しい限りです!来日公演の第2弾も演奏はもちろん楽章間ノイズ等のライブ感からブックレット、ボーナスのリハーサルなんと30分!とまるごと楽しめる「ドキュメント」の予感!特にリハが良いです。CDで音楽だけ聴いてると同じ人間が演奏している事を忘れてしまいがちになるので。きっと思いますよ!「100人で音を合わせる神がかった連中も同じ人間なんだ・・」と。

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  • ★★★★★ 

    fukurodake  |  東京  |  不明  |  2005年11月12日

    この演奏を簡易保険ホールで聴いていました。大げさな表現はしたくありませんが、のまれる様な演奏だった記憶があります。 全身全霊で指揮する姿や、それに応えるオーケストラ。更に終演後にテンシュテット一人が何度もステージに呼び出されていたシーンが今でもとても印象に残っています。 FM放送のエアチェックテープを聴き直しましたが、改めてCDで聴き直したいと思いました。

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  • ★★★★★ 

    ホムサ  |  神奈川県  |  不明  |  2005年11月09日

    テンシュテットのブルックナーは賛否両論のようですが、この「第4番」個人的には大好きで素晴らしいと思っています。リハーサルが30分も収録されているというのも嬉しい限りです!!

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