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Sibelius / Grieg

CD シベリウス:『親愛なる声』、グリーグ:弦楽四重奏曲、他 エマーソン弦楽四重奏団

シベリウス:『親愛なる声』、グリーグ:弦楽四重奏曲、他 エマーソン弦楽四重奏団

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    レオブルー  |  東京都  |  不明  |  2010年09月18日

    朝、気合を入れるべく聴く一枚となった。これは弦楽四重奏団の全盛期のドゥービーBだ。シベリウスもグリーグも更に言えばベートーヴェンもヨーロッパ人なのだと言うことに改めて気付かされた。アメリカは強い。例えばアンチカラヤン派は彼のライブを聴いて否定しているのか..?W.FはスタジオRがいくつあったのだろうか。1970年代のミュージックシーンはグラムフォンさえも超商売第一主義になりはてさせて、マシーン大好きのカラヤンをせっついて仕事させなかったのだろうか。彼は指揮者としては天才なのに分からないのか?マジで!?演奏は実はラングエッジの差がでかすぎて、英語もろくに喋れない日本人がしたり顔して分かったといえるのか。宗教も知らずに。様々なこれまで何か引っかかっていたもやもやが、言葉になって超スピードで一気に正面から飛んできて顔面に飛び散った。暫くレヴュー止めます。溜まってしまった本でも読まないと、音楽漬けになっていたなとおもいました。

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    ひのき饅頭  |  愛媛県  |  不明  |  2010年08月09日

    戦略的で意欲的な演奏を提供してくれる素晴らしい団体。「情報量」の領域で弦四の概念を変えてしまったスーパーユニット。様式形式を遵守する(ここまでやると嫌がらせのレベルだが(笑))にもかかわらず、その枠の中で可能性をしゃぶりつくすかのように好き勝手をやりつくす。「伝統」とか「理論」とかを重視することで、クラシックの伝統を重んじていると錯覚している聴き手達を徹底的にムカつかせる痛快なユニット。誰かが「チョイ悪」と書いていましたが、まさに本質を射抜いた適切な指摘だと思う。徹底的に知を揺さぶりをかける精神のアウトロー。彼らは常に「視点」を持つ。これが素晴らしい。バルトークもショスタコもバッハも他の団体では絶対に真似できない自由で高度な演奏を聴かせてくれる。現在自分達のやりたい録音が比較的自由にやれるのは、室内楽ではエマーソンQとミロQ(彼らは自分達で勝手にやってるだけだが、そこが素晴らしい)ぐらいのものだ。この北欧の作品を集めたコンセプトアルバムも素晴らしい。白眉はニールセン。これは「秘曲」で紹介されているが、これは良くない。一部の暗号を組み込んだ儀式としての音楽は別として、「秘曲」とはだいたい凡庸な曲が多い(だから秘めなければならないそうだが)。この曲は違う。『アンダンテ・ラメントーソ』はニールセンの最高傑作の一つ。北欧音楽の最高峰を行く傑作。構成、構造、原理、実に良く書けている曲です。しかも演奏が素晴らしい。要素を特化して独自の表現を聴かせたバルトークやウェーベルン、一時期おとなしかったが、理屈は完璧だがやっていること自体は全編危険極まる反則技の応酬で、弦四のユニットで最強のバッハを目指したその意欲。そのユニットが雰囲気と表層を整理して、骨格と構成でシベリウス、グリーク、ニールセンを解体していく凄さ。このユニットは他の団体と同じことはやらない。必ず自分達の方法論を貫く(その点はミロQも似ている)。表層的な技術なら若手の方が凄いが、様式と構造、原理まで含めると、メロスQと絶頂期のブランディスQ以降の、最高のユニットの一つであることに間違いない。DGは現在メタメタになってしまい迷走を極めているが、それでも、まだ良心的な部分が残っている。エマーソンQやツィメルマンの録音がそれを証明している。

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