キャッチャー・イン・ザ・ライ ペーパーバック・エディション
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座頭 | 兵庫県 | 不明 | 2021年07月17日
村上春樹の軽妙な翻訳とあいまって、何度読んでも飽きず、面白くて仕方ない傑作。内田樹先生によれば主人公は統合失調症で、ニューヨークの地獄めぐりをしている間に、狂っていく姿を描いているとか。きてれつな行動はともかくとして、周りの人間がインチキに見えて仕方ないという感覚は、私自身も体験があり、違和感なく、物語に没入することができた。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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吊り木 | 北海道 | 不明 | 2010年01月03日
ティーン・エイジの宝物にして、元祖一人語り文学。主人公はさまざまな場所に行ったり行かなかったり、回想したりしなかったり、妹を褒めたり褒めちぎったりした挙句、最後には決まって気を滅入らせるホールデン・コールフィールド少年だ。我々はしょっちゅう気を滅入らせているこの少年に、ナイーブな魂を見るか、十代の自分勝手な傲慢さを見るかのどちらかではないかと思う。 しかしながら彼が自分の夢を語るシーンと、最後の妹のフィービーを見守るシーンはどうしたって忘れることは出来そうにない。 JDサリンジャー、彼は今どうしているんだろうか?0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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