ピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲 グレン・グールド、レナード・バーンスタイン、ジュリアード弦楽四重奏団
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2011年05月17日
シューマンのピアノ・弦楽奏を個性あるピアニストが受け持った面白い盤で私が初めて聴いたLP盤と同じ組み合わせで何か久しぶりという感じです。このピアノ四重奏は1968年録音で演奏タイムは@9’13A3’38B8’05C7’00であります。珍しいグールドのシューマンであり中味は切っ先鋭いグールド(当時36歳)ながらも弦楽と波長の合ったロマンチック性も迸る演奏をしています。第1楽章の無調性な執拗さ、第2楽章スケルツォの合間に聴こえるグールドの例の呟き、アンダンテ第3楽章は弦の美しさもあるが渋さもあり他の演奏と比べてタイムは充分取られています。そしてその代わりなのかややテンポ速めな終楽章へ、兎に角曖昧な演奏ではありません。もう一つピアノ五重奏の方(1964年録音、タイム@9’12A8’32B4’19C7’23)はやや第1楽章が長め、第3楽章が短めの印象のうちに達者過ぎるバーンスタイン(当時46歳)のピアノではありますが四つの楽章で夫々分り易く彼の奔放なピアノが聴ける(他の曲盤でも彼の場合多く残されてはいますが)のも取り得で必ずしもジュリアードSQと方向性が揃っているわけではありませんが本盤では私にとっては曲の好みも伴ってこちらの方が楽しめました。いずれにしても欧風ではないシューマンも又良いものです・・・素晴らしい盤です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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