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ショパン (1810-1849)

CD 『ショパンとサンド〜愛と哀しみの旋律』 ジャン=マルク・ルイサダ、マーシャ・メリル(2CD)

『ショパンとサンド〜愛と哀しみの旋律』 ジャン=マルク・ルイサダ、マーシャ・メリル(2CD)

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  • ★★★★★ 

    lovely heart  |  北海道  |  不明  |  2011年11月25日

    コルトー、フランソワの流れをくむ自由闊達なショパンです。その自由奔放な演奏だけはなく、このピアノの音にも注目してください。ノクターンのうっとりするような美しく磨き抜かれた音、革命エチュードやスケルツォでの大地を揺るがす激しい音、かと思うと、ワルツでの猫に引っかかれたような不快?とも感じられるような音まで、この人のピアノの音はありとあらゆる音が変幻自在です。徹底した美音の追求を実現したキーシンが、ピアノ演奏の一つの到達点なら、ここには全く別のピアノ演奏のあるべき姿(霊感とインプロヴィゼーションに満ちた演奏とでも言いましょうか)があるように感じました(この人のJazzが聞いてみたいです)。コルトーの演奏を最新録音でと思う方は是非ご一聴ください。

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  • ★★★★☆ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  2008年03月06日

    楽譜通りか否かは別として、聴いていて実に新鮮です。楽譜から多少逸脱していても素晴らしい演奏があるかと思えば、楽譜通りキチッと弾いた筈がツマラナイ演奏になることもあるもので、ここが実に難しいところです。他のレビューから察するに、ルイサダの演奏は楽譜に忠実かつ素晴らしい演奏となるのでしょう。とかく我が国の愛好家は楽譜に忠実であることが即ち良い演奏と解釈する傾向にあり、現にそれゆえ演奏が通り一辺になっている嫌いがあるようです。ですから、楽譜通り弾くことを最終目的にするのではなく、楽譜に忠実に弾くことで何を聞き手に伝えるのかが肝要と言えましょう。その点のイマジネーションでも、ルイサダは優れていると思います。

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  • ★★★★☆ 

    学習中(資料検索中)  |  TOKIO  |  不明  |  2008年01月11日

    ルイサダはマズルカで良い演奏をしていたので、NHKから出ているテキストを求めようとしました。でも、ルイサダが推薦盤として挙げている演奏の項目を読み、購入をやめました。さすがプロ、自分の演奏が不利になるような録音は1つも選んでない。自らの商品価値を下げるほど西洋人は馬鹿ではないが、そのような積み重ねが、結局は2流3流ニセショパンがはびこる原因になっている。ルイサダは、これらの録音を聴くことで自分の正しい方法が注目されると計算してると思う。しかし、現在「正しい」は少数派で、誤解されるだけだ。

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  • ★★★★☆ 

    学習中(資料検索中)  |  TOKIO  |  不明  |  2008年01月11日

    これを弾き崩しとか、自己流と判断する人は、御自分のこれまで聞いてきたCDを一度演奏タイプごとに分けてみれば良い。これは楽譜を丹念に分析して、ショパン特有の拍法、装飾法をかなりの高次元で再現した演奏です。他のほとんどのプロがコルトーやポリーニ、フランソワやリパッティ、ルビンシュタインなど、99%が自己流、彼らが我流なのです。私が説明するより、ショパンを拍のレベルから分析しているHPなどを参照されても良いでしょう。この演奏が「個性」と誤解されるほどにショパン演奏は歪められているのが現実です。

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  • ★★★★☆ 

    にゃおにゃお金  |  市川市  |  不明  |  2008年01月02日

    ゆーさんの御意見どおり、これは聴き手によって、評価が真っ二つに割れてしまう演奏だろう。私は気に入った。最初の「華麗なる大円舞曲」から「なんぢゃコリャー!」と叫びたくなるが、「人に何と言われようが、これこそが俺のショパンなんだ!」というルイサダの主張が聞こえてくるようで、何度か聞き返すうちに「ウン、こういうやり方もアリだな」と納得させられた。万人にお薦めできる1枚では決して無いが、私のような、どちらかといえばショパンが苦手な聴き手には、意外にウケるかも・・・

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  • ★★★☆☆ 

    ゆーさん  |  埼玉某所  |  不明  |  2007年10月13日

    ルイサダの演奏法は可否を分けるだろう。ルバートといい間合いの取り方といい打鍵といい、何もかもがルイサダ風である。ある意味、ホロヴィッツが何を弾いてもホロヴィッツ風になってしまうのと似ている。それを、一流の“個性”と評価するか、それとも単なる“誇張”と見倣すか――ここに評価の別れ道がある。例えば、淡々としながらも曲のロマンティシズムを開陳してみせるルービンシュタインのような演奏を好む向きには、余りお薦め出来ない。しかし、ショパン演奏に対する表現の幅広さを実感するには、ルイサダ盤は格好の一枚になる。…さて、皆さんの意見はどうなるでしょうか。侃々諤々の投稿が楽しみです。私は中立派(日和見主義?)ということで、OKの評価に留めておきます。

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