歌劇『ナブッコ』全曲 G.クレーマー演出 ルイージ&ウィーン国立歌劇場、ヌッチ、グレギーナ、他
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烏 | 広島県 | 不明 | 2009年09月27日
演出は冒頭のシーンからいきなり全く意味不明のまま進行する。第1幕の薄幕も、ただ見づらいだけでいかほどの効果も上げてはいない。とにかく万事がそんな調子だ。わかりやすさという点ではモシンスキー、メトの対極に位置する『ナブッコ』である。一方、歌手陣(アビガイッレは、ここでもグレギーナ)とルイージの音楽はなかなかの充実ぶりだ。ことにウィーン国立歌劇場のオーケストラもコーラスも、ともに重厚な厚みのある響きを聴かせてくれる。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ぽんころ | 千葉県 | 不明 | 2011年05月09日
確かに演出はナブッコらしさがなくわかりにくいので、初めてナブッコを観るという人にはMETのものなど他の公演映像を観ることをお勧めします。しかしながら、演奏と歌の水準は高く、映像化した価値は十分あると思います。オペラは歌と演奏で評価するべきだと思うので、このレベルの演奏で低い評価をつけるのは気の毒な気がします。歌手も揃っているし、歌重視の人にはお勧めです。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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a | a | 不明 | 2007年03月07日
この初演を見に行きましたが、確か、演出がすごいブーイングだったと思います・・・。 歌はすごくよかったんですが。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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天然芝 | 秋田県 | 不明 | 2006年10月17日
ヌッチとグレギーナの素晴らしい名唱をルイージの溌剌とした(少々上滑りしているが)指揮が盛り上げる。 が、クレーマーのよくわからない演出が映像作品としての価値を台無しにている。 最後のカーテンコールが不自然に編集されているが、ウィーンの聴衆は正直だったようである。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2021年03月06日
2001年、ウィーン国立歌劇場でライブ録音。 序曲から素晴らしい。 ルイージの指揮のもと、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の美しくも力強い音が存分に味わえる。また、合唱団のレベルの高さも群を抜いている。 ソリストはヌッチとグレギーナしか知らなかったが、イズマエーレを歌うミロスラフ・ドヴォルスキーが印象に残った。 皆それぞれが最高のパフォーマンスをみせてくれる。 個人的には現代的な演出よりオーソドックスで戯曲に設定されている時代での演出が好きなのだが、この現代的な演出にそれほど違和感や奇異を感じることはなかった。 常に登場人物たちの心にフォーカスした演出だと思う。 舞台美術(セット)はほとんどない。暗闇の中に歌手たちがスポットライトを浴びて立っており、そのことで観客をドラマに集中させる効果を生んでいるようだ。 この演出からは遥か昔から続くユダヤ人の迫害について考えさせられる。 これまで「行け我が思いを」は美しい合唱曲という捉え方をしていたが、ここでは合唱団の一人一人に写真パネルを持たせていて(おそらくそれらは第二次世界大戦でナチスに命を奪われたユダヤの人々と思われる。)この演出から、この合唱曲がユダヤの悲しい歴史を訴え続けるメッセージを込めていることが分かった。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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