夏目漱石

本 それから 新潮文庫 改版

それから 新潮文庫 改版

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    Joe  |  大阪府  |  不明  |  2021年02月23日

    夏目漱石の作品は、 文明というものは、世間で言われているような素晴らしいものではなく、 文明が進むほどに、伝統や宗教が破壊され、 人の孤独感が増し、救われ難くなっていくという、 本当に100年前の小説か?と疑ってしまう程、 今日性に溢れる小説が多いと思います。

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    ねも  |  兵庫県  |  不明  |  2019年01月13日

    『三四郎』、本作、『門』で前期三部作と言われている。その中で、というよりも漱石の作品のなかで最も好きな作品。 三十歳をすぎても、職につかず本家からもらう金で、好きなように暮らしている代助。代助は自分に対する自信のなさもあって、愛していた三千代を、友人の平岡に譲っていた。その二人が大阪暮らしを引き上げ東京に戻ってくる。三千代は身体をこわし、平岡へ職を失っていた…。 今で言うところにニートのような代助が、真剣に人を愛することによって変貌していくのが見どころ。もう一つ面白いのは、代助と兄嫁の関係。漱石の兄嫁・登世への敬愛が影響しているような気がしならない。 100年以上も前に発表された小説だが、古びないことに驚かされる。

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