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ベートーヴェン(1770-1827)

DVD カール・ベーム&ウィーン・フィル(1977年日本公演)

カール・ベーム&ウィーン・フィル(1977年日本公演)

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  • ★★★★★ 

    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2012年03月04日

    ベーム&VPOの貴重な遺産!《田園》は、有名なDG盤をも凌ぐ大名演。冒頭から、この世のものとも思えないほどのふくよかさに満たされる。終楽章は祈りに満ち、その余りの美しさに涙が出そうになる。演奏姿も、ヘッツェルやプリンツ、トリップなどの名手達が、一音たりとも気を抜かずに音楽にのめり込んでいく様子がよく分かるし、何より眼力鋭いベームの指揮姿には、無条件で頭を垂れたくなる程だ。気迫満点な《運命》も捨て難いが、《レオノーレ》が凄い。特に、曲の中盤、フルートとファゴットの掛け合いによる難所は聴きもの。ヴェルナー・トリップのフルートの軽やかな飛翔は、何度聴いても胸のすく思いがする。滅多に団員を褒めないベームが、この日とばかりは会心の出来にご満悦であったそうで、トリップ自身も忘れ難い名演だったとのことである。派手過ぎずくすみ過ぎず、木目調の温もりを湛えたフルートを聴くだけでも、充分に価値がある。音質も、《運命》でやや硬さが見られるが77年のライヴにしては良好である。画質も悪くない。会場はNHKホールであるが、毎週日曜夜9時に教育テレビで観ているはずのものとは全く違う豊かな音響がつくり出される(裏を返せば、某N響の下手糞加減を否応なく痛感することだろう。やる気のない演奏姿も相俟ってか、視聴率も低迷の一途を辿り、遂に番組の歴史に幕を下ろすこととなった)。ベーム&VPOが本気を出すと、こんなにも凄い。

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  • ★★★★★ 

    ぼん  |  神奈川県  |  不明  |  2010年02月11日

    この年はベートーヴェン没後150年ということで、来日オケのいくつかがベートーヴェンプロを披露していきました。このベームの公演もそのひとつだったのですが、その感銘の大きさは中でもかなり強烈なものがありました。特に第五。とにかくその指揮姿というか気持ちの入り方が、まさに全身全霊という表現そのものでした。こういうすべての人々を巻き込むような熱い演奏に立ち会えた幸運を、このDVDをみてあらためて痛感しました。ベームの最後の来日公演から今年(2010)ではや三十年。早いものです。

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  • ★★★★★ 

    千葉のアリアドネ  |  千葉県  |  不明  |  2009年10月31日

    33年前の76年夏、大学1年生だった私は高校時代の友人T君(75年ハガキ応募の来日チケット入手の恩人)と銀座で徹夜行列、2階最前列に近い席を入手した。演奏について私ごときが付け加えることは何も無い。田園は勿論、運命もレオノーレも一生忘れ得ないというだけだ。クラシック音楽を好きになったことを本当に幸せに思えた。是非若い音楽ファンの皆さんに、無心に(一部の世評-田園は最高だが運命はダメとか-に惑わされることなく)耳を(目を)傾けて欲しいと思う(CDより音は実感に近い)。ところで75年のグレートやジュピター、火の鳥はDVD化されないのだろうか。当時何度も再放送されたと記憶する。もし少々の傷があっても少しも構わない。DVDを世に出して欲しい(CDも再発を!)。思い出を新たにする人にも、初めて聴く人にも深い感動を与えるであろうから。

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  • ★★★★★ 

    マラ3マニア  |  東京都  |  不明  |  2009年08月14日

    今から20年前、劣悪な映像と音のVHSテープを1万8千円で買った。しかしノイズだらけの映像と貧弱な音の中のベーム音楽の神髄を聴いているようでとても満足だった。あのテープは紛失してしまったが、こんな高画質高音質で見られる今に感謝したい。

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  • ★★★★☆ 

    シンクロ大好き01  |  横浜市  |  不明  |  2008年04月18日

    唯一つ残念なのが、指揮棒と音声がシンクロしすぎの点です。当時、ベームの振りからワンテンポ遅れて音が出るのが魅力の一つで、当時「菜箸」をシンクロさせて遅れを楽しんでいました。ベームもこのタイムラグについて誌上で述べています。これが、レオノーレ3番コーダ直前の「ズレ」の原因とも思われ、ベートーベンの第7交響曲に至っては出だしからズレていて驚いたものでした。本DVDも、弓を引く前に音が鳴り出すシーンがみられ、再現性を重視するのであれば「コンサートマスターの弓」に音声を同期させれば、完璧だったのではないでしょうか。

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  • ★★★★★ 

    y  |  fukuoka  |  不明  |  2008年01月26日

    学生のころ目にしたベーム彼の演奏は、その後の人生を変えるほどのものであった。その演奏に今こうしてまた会うことが出来て幸せであると同時に、忘れかけていた青春の活力を思い起こさせてくれた。中学生のわが息子たちは、何も知らずこの演奏の記録を見て、芸術のすざましさを感じ彼らの人生の行く末につながるであろう道を見つめなおしているようであった。 芸術家は若いときと老いてからの演奏を比較されると誤解されててしまう。彼らの表現しているものは、生き様と崇高な魂の表現であり音楽の神への奉仕である。少なくとも、私個人はそう理解

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  • ★★★★★ 

    Higejiji  |  神戸市  |  不明  |  2007年06月03日

    30年前のこの演奏会に,結婚直前の妻と行きました。結婚30周年を記念するのに,このDVDを購入しました。あの感動を思いだし,夫婦で涙を流しました。この演奏は,ウイーンフィルが「音楽文化」の担い手として誇りと威厳をもって響かせた命ある音楽だと思います。そして,べートーヴェンの音楽への限りない謙虚さ。そこには,香りと深さが感じられました。最近の演奏会であまり感じられないのは,年のせいでしょうか。

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  • ★★★★★ 

    K  |  沖縄  |  不明  |  2007年02月25日

    だめとかいまいちの意見は掲載されませんね。そう書き込んだのに。

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  • ★☆☆☆☆ 

    kyoshou  |  東京都  |  不明  |  2007年02月25日

    全盛期を過ぎたベームは重く 丸で血の滴るステーキみたいに音が濁っている。勿論凡百の演奏よりは上だがこれがベームの真髄では決してない。ベームの運命は1956年のDGが最高。これに比べると痛々しくて聞いていられない。

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  • ★★★★★ 

    スワローズ命  |  静岡  |  不明  |  2007年02月12日

    75年公演の映像(テレビ中継の映像)は酷いと酷評しましたが、77年の映像ではカメラの進化は著しいものがあります。演奏後の観客の熱狂振りが、演奏の素晴らしさを物語ってます。ベーム信者は凄い。今時の若いファンは、ステージまで殺到することは間違ってもありません。 「団塊世代」のパワーを見せつけられる一品ではあります・・・。

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  • ★★★★★ 

    JIN  |  松本市  |  不明  |  2007年01月17日

    実際に映像を見るとベームだけでなくウィーンフィルのメンバも気持ちのこもった熱演をしているのがわかります。また第5番の冒頭、にこやかな表情から凄みのある表情に変るところなど見所満載です。それにしてもベームの愛した当時の日本の音楽ファンの先輩方。皆さんを尊敬し、感謝いたします。そんな気持ちになったDVDでした。

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  • ★★★★★ 

    べーむべーむ  |  千葉県  |  不明  |  2007年01月10日

    たまたまNHKで再放送されたこの「田園」を聴いて、それまでクラシックなんてほとんど聴かなかったにもかかわらず鳥肌を立てて感動した運命の演奏です!ウィーンフィルだのベームだとか全く知らなくても凄いことが伝わって来る。これに出会わなければ今もクラシックは聴いてないと思います。聴けば人生変わりますよ!!

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  • ★★★★★ 

    安曇野のカラヤン  |  長野県安曇野市  |  不明  |  2006年11月18日

    アンコールのレオノーレ第3番がとにかくすごい。これほど推進力とエネルギーに満ちた演奏は他にない。特にフルートは素晴らしく、私にとってはナンバー1。往年のウイーンフィルってすごかった!(今も悪いわけではないが)。

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  • ★★★★★ 

    桐朋グリュミオー  |  東京都  |  不明  |  2006年11月17日

    世評高い田園に劣らぬ、5番の 充実ぶりに、改めて驚き感動に打ちのめされた。運命というニックネームに象徴される、ドラマ性や描写効果を全面に出さずに、一見淡々とした中に秘められた、情熱や推進力、控えめな表現から豊かな叙情を出してしまうフレーズ単位の把握の素晴らしさ、等から導き出される、圧倒的な生命感は、比類がない!!ここ10数年間に、それなりに好感を持って接してきた、近年の名演とされる、数々の指揮者達の公演やレコーディングでの感動は、比較してみれば、はるかにこの演奏に及ぶものではなかったと、改めて思い知らされた

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  • ★★★★★ 

    エネスコ@桐朋  |  東京都  |  不明  |  2006年11月17日

    絶賛一色の世論から一変しての、殊に日本での没後の不当評価は、77年のO誌コンサート評がきっかけ。 それに対して、メディアの過熱ぶり、一致しすぎた世評、チケット入手の困難さ、等に不快感を持っていた人達が飛びついて同調し、あたかもベームを批判する事が、通やインテリであるかのような、誤った風潮が形成されていった。 また、ベームの有名なリハーサルでの叱責も、彼の子供っぽい極めて一途なキャラクターから出るものだが、度を超すと個人攻撃になってしまい、一部のベームに恨みを持った楽員が本を出版したことも、一因となっていた。

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