Cubium
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dimbula | 神奈川県 | 不明 | 2010年05月05日
ジャズを聴き始めてまだ日の浅い頃、2006年の横濱ジャズプロムナードに行った際に、前年度のコンペティション優勝者として西山瞳という名前を知った。ちょうどアルバムがリリースされたばかりで、早速入手して聴いたことをよく覚えている。実はまだ当時、ヨーロピアンジャズなどほとんど聴いたことがなかった。50・60年代アメリカジャズを追っかけてたので、新鮮というよりも同じジャズには感じられないくらいで、正直すぐにはすんなりと耳に入ってこなかったと思う。もし、”In The Night Watch”がアルバムに入っていなければ、そのままスルーをしてしまったかもしれない。ブラシによる徹底したループ。そこに入ってくるベースもまたシンプルなループを刻み、マイナー調の抑えられたピアノが重なっていく。他の9曲と比べたら少し異質な曲かもしれないが、ヒップホップをずっと聴いてきた自分にとっては、この中毒性を感じるビートにすっかりハマってしまいました。西山瞳さんは数多くの曲を作られていて、昨年度は100曲祭りなどのイベントもされていました。残念ながら参加できなかったので、まだ多くの曲を聴いたことがありませんが、以降、ライブ盤を含めて3枚のアルバムを出されていても、”In The Night Watch”がもっとも好きな曲です。いや、西山瞳さんの曲の中でというよりもジャズの中でもかなり好きな”曲”だと思う。演奏だけではなく、その作曲能力的にも素晴らしいなと感じる一枚です。今となっては、どの曲も好きですが、中でも”You Are Not Alone”なんかは色んなものから解放された夜更けにじっくりと目を閉じて聴いていたいと思う美しさ。自主制作盤の『I’m Missing You』に比べるとトリオとしての構成がもっとはっきりしていて、正にピアノトリオとしての奥深い演奏を味わえます。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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notjin | 大阪府 | 不明 | 2010年04月15日
昨今、女性JAZZピアニスト乱立の様相ですが私の一押しは彼女。 他のピアニストに対する絶対的なアドバンテージはアルバムの大半を占める自作曲の魅力。 美メロ、美ハモのオンパレードに加え、変拍子さえスッと自然に受け入れさせる構築の妙。 演奏そのものもリズム陣の多彩なアプローチで更に魅力を増しています。 「By For Now」の胸キュンな感じは他ではなかなか味わえません、一度聴いてみられることをお勧めします。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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basili子 | 大阪府 | 不明 | 2010年03月31日
しっとりとした曲でまとまっているなぁという印象の一枚。 夜、自室で落ち着いて聴いていたい曲ばかりです。 ピアノの音色がとても美しい。 2006年発売という事でもう4年も前の作品か、と驚くのですが この作品にしかない西山さんの世界がぐっと詰まっていると思います。 今の彼女の演奏、音楽ももちろん素晴らしいですが、 この時期の彼女の音楽もとても素敵なので、是非多くの人に聴いてみて欲しいなぁ、と思います。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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はると | 奈良県 | 不明 | 2010年03月31日
待望の西山瞳さんのメジャーアルバム。それ以前に彼女のピアノに魅せられ、ライブハウスに通っていましたが、このアルバムを聴いた時にスウェーデンのアーティストにより、彼女のピアノがよりきらめき、ストーリー性が増したことに驚きました。『光』と『影』が共存し、『儚さ』と『強さ』が融合する世界。エンリコ・ピエラヌンツィに影響されたという緻密なボイシングや、ピアノの美しさを最大限に生かすべく音の組み合わせ。また、変拍子や転調で繰り広げられるスリリングな曲の展開が、大変興味深いです。西山瞳さんのピアノの魅力を存分に知る為に、まず手にして頂きたいアルバムです。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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たか | 東京都 | 不明 | 2010年03月30日
もともとピアノ曲が好きだったので、このアルバムを初めて聴いた時は、他のアルバムと同様、BGMとして、なんとなく聴いてたのですが、それまで聴いたどんなピアノ曲とも違う心地よさと随所に散りばめられた印象的なフレーズに魅せられて、その日、一気に5〜6回リピートして聴いたのを鮮明に覚えています。 当時は、まだ、彼女の貴重な自主盤「I’m Missing You」が某ジャズ専門店に残っていたので、その場で電話して、取り置きしてもらって、買いに走ったぐらい、鮮烈だったんです。このアルバムに出会ってから、それまで、聴いてたジャズのアルバムが急につまらなく思えるほどの衝撃がありました。 ジャズがあまり好きではない方でも気軽に楽しめる美しいメロディと、独創的なオリジナル曲がほとんどでありながら、聴いていて違和感のない心地よさが調和したオススメのアルバムです。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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アキ | 東京都 | 不明 | 2010年03月30日
ピアニスト&コンポーザー西山瞳のメジャー1stアルバム。 ピアノのタッチ、オリジナル曲の美しさには目を見張るものがあります。 力みはまったく感じさせません。むしろ自らの想いを表現する時を待っていたかのようです。 ハンス・バッケンロス(b)、アンダシュ・シュルベリ(ds)のサポートも素晴らしい。 待望のデビュー作です!3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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内田(HARU | 兵庫県 | 不明 | 2010年03月29日
コンポーザーとしても、アレンジャーとしても、ピアニストとしても稀有な存在かもしれません、西山瞳さん。 本作に収録されている10曲のうち、自作曲が8曲、スタンダードは2曲のみ。オリジナルで勝負する、という強い意志を読み取ることが出来ます。 オリジナルの各曲は、都会的な構築美の中にリリシズムを漂わせ、独特の世界を形づくっています。各曲は具象的なようであり、また抽象的なようでもあり、聴く人の耳を捉えて離さないでしょう。 4曲目に収録されているYou Are Not Alone、エヴァンスへのトリビュートであるとのことですが、エヴァンスを思い起こさせるようなとても美しいメロディーです。私は自分の葬式にはこの曲をエンドレスで流してもらおうと思ってます。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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和三盆 | 大阪府 | 不明 | 2010年03月28日
ジャパニーズジャズ界を担う若手ピアニストの中でも際立つ個性でその地位を確立した感のある西山瞳さんの記念すべきメジャーデビューアルバムです。 冒頭のリード曲で完全に引き込まれてしまいます。爽やかな疾走感の2、メロディアスで寂しげなバラードの4、8、彼女にしか書けないであろう変則的なリズムを用いた5、9など佳曲揃いの名盤です。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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irotant | 神奈川県 | 不明 | 2007年05月07日
ピアノトリオという形式をとってはいるが、いわゆるジャズっぽい4ビートは1曲だけで、特にジャズファンではなくても十分にピアノサウンドを楽しめる。バックを支えるベテラン2人とも初顔合わせとは思えない意気投合ぶり。 曲はマイナーキーが中心だが、どんよりとした暗さは感じられず、BGMとしても聴き易い。夜中の湾岸ドライブなどにマッチしそうだ。Bの8コーラスにわたるドラムとの掛け合いは見事。意外性のあるジャケットデザインも趣がある。 全体的に緩めキータッチは好みが分かれる所だろうが、それを差し引いても”買い”の1枚だと思う。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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