トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > マーラー(1860-1911) > 交響曲第6番『悲劇的』 ラトル&ベルリン・フィル(1987)

マーラー(1860-1911)

CD 交響曲第6番『悲劇的』 ラトル&ベルリン・フィル(1987)

交響曲第6番『悲劇的』 ラトル&ベルリン・フィル(1987)

商品ユーザレビュー

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:31件中1件から15件まで表示

  • ★★★★☆ 

    Deer  |  埼玉  |  不明  |  2008年06月29日

    楽章順序や録音技術の巧拙には特に意見はありません。 そのような瑣末な事よりも、当時それなりのキャリアは既に積んでいたものの、まだ若造だったラトルがベルリンフィルという巨大な牙城に初めて単身乗り込んで必死に自分のマーラーを表現しようとしていた、その記録として大変感銘を受けます。若かったからこそ可能な挑発的綱渡り演奏かもしれませんが、冒頭を聴いた瞬間からその挑戦が中途半端ではない真剣勝負であることがリアルに伝わります。この時期のラトルにしかあり得なかっただろう貴重な一回性の演奏記録として私は大いに惹かれます。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    Cherubino_492  |  東京都  |  不明  |  2007年11月05日

    演奏そのものは集中力と熱気に富んで、若々しい覇気を感じる。版の問題は「マーラーは決定稿を作らなかった」ということになると思う。楽章の順番も表現の内、少なくともラトルの表現は説得力がある。それよりも録音のソースはどこが出自だろうか?放送局だろうか?弦楽が眼前に縦割りで並んでいて、特に第1ヴァイオリンが左端に貼りついたままなのが非常に抵抗がある。本来はセンターから左端までの響きを満たしていなければならない。1950年代ステレオ初期ならともかく、1987年の音づくりとは信じられない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    たか  |  東京  |  不明  |  2007年10月14日

    ブルックナーのように生前の出版譜が明らかに作曲家の意図と異なっている場合はオリジナルの意図の方を尊重すべきだ。私がハース版を評価するのはそのためであり、ノバーク版が改訂版の加筆を大幅に復活させてしまったのはおかしいと思う。しかしマラ6の場合は生前の初版と第二版で異なるので難しい。マーラー自身でエッセン初演直前にアン−スケに変更したようだがウイーン初演時は実際はスケ−アンだったという説もあるらしい。私はスケ−アンの方をとる。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    奇妙な法則かもね  |  湘南  |  不明  |  2007年07月11日

    こちらでもアバドのマラ6DVDで起こっていることと同じようなことが起こってるんですね。バカバカしさが最高だが。しかし心底凄い演奏ほど徹底的に叩かれてるようだ。フィクションを思わせるレベルで叩かれてる演奏(レビューと点数との整合性が全くとれないような明らかに変なもの)は実はお買い得の決定的名演のようだ(大笑い)。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    壱ラットル  |  北北東  |  不明  |  2007年07月10日

    08年はマーラーの何かの年らしい。マーラー関係の企画目白押し。ラトルも来年マーラーやるそうだが、BPOとの全集、誰も作ってないのだが作らないのだろうか?6番あたりの再録も聞きたい。音楽も変化してるだろうなあ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    レッドカード  |  千葉県  |  不明  |  2007年07月03日

    別にアン→スケでもスケ→アンでも演奏さえよければそれで良い。この演奏に内容が無いとは思えないし、スケ→アンならバーンスタインなども大好きだ。驚きや発見など知的好奇心、もしくは体の芯にきてくれれば良い。ただ己の主義主張や攻撃のために演奏を利用したり、意見を誘導するための仕掛けを作文するのは反対。演奏のレビューを書くべきだ。ところでこの演奏、細かくバランスはとってるようだが、精密演奏には聞こえない。1拍目で合わせず2拍目でわざと合わしてる。後期ロマン派してる。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★☆☆☆ 

    あぷろーず  |  首都圏  |  不明  |  2007年07月01日

    同じマーラー好きでも様々ですね。単なるオケのショーピースととらえ内面を深く掘り下げようとしない人には絶賛される演奏なんだろうなと思いました。否定はしませんが私の好みとは違ったようです。それと気になったのはスケ→アン派の人がアン→スケの順を「違和感が残る」「好きじゃない」と表現するのに対して、アン→スケ派は反対意見を否定・排除する方が多いこと。同じものでも各人感じ方がまったく違ったりするから音楽は面白いんですよ。自説を断定的に押し付けたり「馬鹿、幼稚」という表現を使うことは自らの底の浅さを露呈するだけでは?

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★☆☆☆☆ 

    旦那  |  東京  |  不明  |  2007年07月01日

    ご立派な解説ありがたいが、私は「音楽」が聴きたいのであって「音学」を研究したいのではない。「音楽」とは単なる音の羅列ではなく演奏することを通じて心を伝えるものだ。そこには一流だとか幼稚だとかいう判定は必要ないし、個人が感じたことを否定するものではない。どんな調性で何度上がろうが、アン→スケの順を気持ち悪く感じる人間も多数いる事実もまた「有名」(苦笑) とにかくこの演奏、精度が高いことを認めるのはやぶさかではないが残念ながら私は好きになれなかった。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    スイカネット  |  九州  |  不明  |  2007年06月30日

    なるほどねえ。色んな考え方感じ方があるもんだ。でも調性まで解説してもらうと、響き命のドイツ系、フルトやチェリらが何故マーラーを避けたのか分かる。ラトルの響きは明快で見通しが良い。音の絵としては最高だし魅力的。しかし音楽に物語やドラマ、演劇性を求める人には薄く感じるだろう。抽象画的な調和と耽美性を求めるラトルなら確かに調性感のでるほうを選択するだろう。極端なコントラストのマーラーなら他の指揮者で聞くべきか。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    マーラー最高  |  彼は最良の賢者だ  |  不明  |  2007年06月29日

    この曲をスケ→アンの順で演奏すると楽章ごとにa→a→Es→cになり、調性感を聞き取れる人々の間では、あり得ない順番と有名だ。第一気持ち悪い。同じ調性の楽章を並べることは一流にはあり得ない。アン→スケならa→Es→a→c、2楽章は1楽章の影、3楽章で主調への復帰、3度上昇して終楽章。こちらのほうが起承転結は完璧なのは一目瞭然だ。調性感を大切にする人々の間では、あれはマーラーの評判を損ね、解任するための罠だったのでは?との説もある。音楽的に幼稚な間違いをマーラーは絶対にしていない。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★☆☆☆☆ 

    旦那  |  東京  |  不明  |  2007年06月28日

    シューマンを始めとしてマーラー自身ほかの作者のスコアに手を入れることが珍しくなったんだから、楽章の演奏順を含めマーラーが演奏会でどうやったか云々を論じてもまったく意味はない。問題はその素材からなにを感じどう表現したかが大事なのだ。ラッツがどうこう以前に、自分はスケルツォ→アンダンテの順の方が起承転結が取れてて構成的にいいと思う。更にこの盤も含め、アンダンテを第二楽章に持ってきた演奏で感銘を受けたものがないのが残念。こっちだってホントは感動出来るものと出会いたいんだ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    ラトルで聴ける喜び  |  テンちゃんも聴きたい  |  不明  |  2007年06月17日

    聴いていると一時期のBPOとは音が違う。サウンド的に全然違う。カラヤンやテンシュテットらの超一流が振ってた時代だということに気付いた。これを聴くと90年代のBPOの著しいレベルの低下は何だったのかと思う。最後のカラヤンサウンドで飛翔するマーラー。もう聴けない音なのかなあ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    黄金色のかすていら  |  スガナミ  |  不明  |  2007年06月15日

    これは20年も前の演奏だが、この時代は以前の古い国際マーラー協会版が幅を効かせていたはずだが、その時点で国際マラの新版の出現を当然の如く予期していたかのような演奏。しかも確信を持って表現を作っている。ラトルの読みの確実さに感心する。並の音楽家なら批判を回避して、正しいと思ってもやらないだろう。尊敬する。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    adgjmptw0  |  北日本  |  不明  |  2007年06月03日

    楽章の演奏順序に関して、これは以前の国際マーラー協会の馬鹿学者が自分の正当性を主張しようとしてスケ→アンダンテを捏造したに過ぎない。マーラー本人が迷ったという逸脱もあるが、マーラー本人の演奏会では6番はアン→スケの順番で演奏されている。逆の順番の演奏記録は無い。それが確認できる事実だ。逸話などいくらでも捏造できる。最もアルマの主題とされるフレーズの親和性と全体との強度を問題にした場合、この演奏の結論は納得できる素晴らしいものだ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★★ 

    マーラーグスタッポ  |  東京  |  不明  |  2007年06月01日

    バーミンガムとの6番にしようか迷ったが、結果的にこれを買って正解だった。  BPOとの五番をDVDで見て感動して、ラトルのマーラーシリーズを集めようと思った。  このところ6番をたてつづけに購入し続けてきたが、その中でも白眉。ラトル独特のリズムが特に低弦の刻みに生きているように思う。第4楽章聞き終えた後は実に気分爽快に!悲劇的な気分にはなれない演奏。。。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:31件中1件から15件まで表示