【中古:盤質A】 交響曲第9番『合唱』 ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団(ヴァチカン・コンサート2007)
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Terry | 東京都 | 不明 | 2011年12月10日
ローマ教皇御前のせいか最初は緊張気味で、オーソドックスなテンポ保持により、第2楽章まではなかなか盛り上がらない。しかし第3楽章からは美しい弦楽器のピアニッシモとレガート奏法で、本来の雰囲気をだんだんかもし出す。さすがに最終楽章に入るとオーケストラが熱くなり、とてもうまいソリスト4人とバイエルン放送合唱団の実力も相俟って、水準を超えるよい演奏となった。フルトヴェングラーや、バーンスタインの狂おしいような熱狂は期待できないが、この曲の背景である神への畏怖や人類愛を、真面目に歌い上げていると感じた。録音は大変クリアでダイナミックレンジも広く、各楽器のメロディ構成とプレーヤのテクニックを十分に聴かせる。またライブ録音によくある背景の雑然さはほとんど聴かれない。なおこの演奏も最近はやりのベーレンライター版を用いている。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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