ころ  |  愛知県  |  不明  |  2022年06月03日

小澤の演奏を「水面に映った景色のようだ」と評した方がおられましたが、まさに的を得た表現だと思いました。 小澤はスタイルとしては力演して音楽に没頭するすごい指揮者だと思いますが、出てきた音楽は何故か起伏がなく、綺麗で整ってはいますが、私の中ではさらさらと流れるだけに終わってしまいます。私は少々暴れていても音楽の本質をわしづかみにする演奏が好きなのですが・・・・。

 

三浦大根  |  神奈川県  |  不明  |  2021年03月18日

圧倒的な個性を放つものではありませんが、安心して聴ける良演揃いです。 ポピュラーな曲が多くレーベルの小澤への期待がわかります。 エラートの近現代曲の録音の中ではデュティユーがさすがの名演です。

 

hyogepi  |  新潟県  |  不明  |  2021年03月07日

シカゴ響とのシェーラザードやパリ管との火の鳥、チャイ４などの比較的若い頃の録音のほか、あまり耳にしないＫＩＭ、ＳＴＥＲＥＲ、ＧＡＧＮＥＵＸなどの同時代の作曲家の珍しい作品も収録されています。 若い頃の録音は、エネルギッシュでフレッシュな演奏で、聴いて楽しむことができましたが、名前を聴いたこともない作曲家の作品の録音は、その意義は頭では理解するとして、聴いて楽しいかと言われれば、消極的な答えとなってしまいます。（この点は、このボックスの評価の分かれる点だと思いますが・・・） 結果的に、わたくし的には、★３つ（標準はクリア）の評価になってしまいます。

 

Pavane  |  北海道  |  不明  |  2019年03月16日

普段、日本人指揮者のものはほとんど聴かないのだが、何となく「（日本人として？）小澤征爾ぐらいは聴いておいた方がよいかな」と思って購入。感想は「小澤の演奏は水面に映った景色のようだ」というもの。すごく澄んで美しい情景なんだけれども熱が全然伝わってこない。ドキドキもワクワクもせず「きれいだったね」で終わってしまう。残念ながら僕の好みではない。唯一感動したのが、ワイセンベルク(P)とのラヴェルのピアノ協奏曲。冷たいワイセンベルクのピアノと小澤の澄んだ音色がマッチして、どこまでも透明で美しい音楽に仕上がっている。これを聴けただけでも良しとしよう。

 

テリーヌ  |  兵庫県  |  不明  |  2017年04月21日

武満作品は小澤氏の十八番としても、近代〜現代作品で特筆すべき演奏が多く、25枚CDセットで1万円にはるかに及ばない安い価格を考えると嬉しいボックスです。特にルトスワフスキの「管弦楽のための協奏曲」などはこの曲の最高峰演奏だと思います。

 

saitaman  |  埼玉県  |  不明  |  2016年05月22日

ERATOやEMIでの小澤征爾の録音を収録したBOX。若くて生きのいい頃の録音から年代順にまとまっている。フランス、ロシア、日本、アメリカといった国の作曲家が目立ち、また近現代曲が多く含まれていて、小澤の個性がよく伝わってくるラインナップになっている。いくつか手持ちのものとダブっているけど、特にリマスタリングが向上しているという感じはしない。

 

segovia  |  愛知県  |  不明  |  2015年10月11日

間のない間隔で、何種類かのセット物が発売されてたが、ダブリが多すぎ、残念に思ってきたが、この企画はすっきりしている。ＤＧ、フィリップス等もすっきりと全集の形で出しなおしてほしい。

 

ルシータ  |  東京都  |  不明  |  2015年06月29日

この２５枚のセット、録音年代順に並んでいて、聴き進むにつれ爽やかな音質になっていきます。小澤さんの写真も髪の毛が黒くて若々しいので懐かしいです。国内盤ではあまりお目にかからない、ルノー・ガニューやシチェドリンのチェロ協奏曲 も収録されており聞きごたえがありました。