シベリウス(1865-1957)

CD 【中古:盤質AB】 Sym.2: Bernstein / Vpo

【中古:盤質AB】 Sym.2: Bernstein / Vpo

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2015年09月01日

    ’66年、颯爽とNYPと、実に格好良く、速いテンポで、ひょっとしたら一刻も早くセッション切り上げて、帰りたい、飲みたいと、思っていた旧CBSでのレコードから20年後、バーンスタインは、恐ろしく遅いテンポで、主観的、そして、ウィーンフィルとスケールの大きい、他の人には出来ないほど深い演奏をライヴでするようになっていた。息苦しくて醜いと、思わせる処もある。でも、主観的、個性的、その頃のバーンスタインにとっては、少なくともこうだ、これしかできない、という演奏の記録、加工商品。私は、それでも、すんげえ、流石だと、敬意を持って思う。クラシックのCD発売、鑑賞の未来が、もう見えなくなっている中、貴重。クラシック音楽のメインストリームに、これ程の才、ある人はもう出て来ない、と、思ってしまう。否、現れて欲しいのだけれど。

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  • ★★★★★ 

    ムサイシス  |  三重県  |  不明  |  2014年03月14日

    すばらしい演奏だ。シベリウスの交響曲第2番を民族的なものから人類普遍のスケールまで広げることにみごとに成功したと言っていいだろう。この曲の潜在的可能性をその楽譜に読み取った指揮者、それに見事に応えたオーケストラの暖かい世界が心にしみる名演奏だ。

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  • ★☆☆☆☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年07月07日

    これはどうしようもない演奏だ。一時はカラヤンと覇を争うほどの大指揮者であったバーンスタインが、何故にこのような駄演を行ったのか理解に苦しむところだ。第1楽章はそれでもまだましと言える。大仰で濃厚の極みとも言うべき音楽は、シベリウスの音楽というよりはマーラーの音楽を鑑賞しているような錯覚を起こさせるが、テンポなども含めとりあえずは常識の範囲内におさまっており、少なくとも凡演のレベルには達していると言える。ところが第2楽章。バーンスタインは何を勘違いしたのであろうか。にわかには信じ難いような超スローテンポで曲想を進めていくが、ここまでいくともはや音楽ではなく単なる音の羅列ではあるまいか。バーンスタインが、このような音の羅列で何を表現したかったのかは不明であるが、少なくともこの楽章に関しては、よほどのバーンスタインの熱狂的なファンでないと、全体を聴き通すことすら苦痛であると言えるだろう。第3楽章は、本演奏の中ではもっともまともな演奏と言える。中間部の粘ったような音楽はいかにも晩年のバーンスタインであり、その濃厚な体臭に辟易としないでもないが、少なくとも第2楽章の音の羅列を聴いた後では一服の清涼剤のように感じる聴き手は私だけではあるまい。そして終楽章であるが、思わず耳を覆いたくなる。シベリウスが作曲した旋律の中でも特に勇壮で美しい名旋律を、バーンスタインはチューバを最強奏させることによって品の悪い騒音に変容させてしまった。このような演奏を聴いていると、聴いていて恥じらいさえ覚えるほどであり、晩年のバーンスタインはあらゆる楽曲をマーラーの音楽であると思っていたのではないかと勘繰りたくもなる。いずれにしても、本演奏は同曲演奏史上でも最悪の駄演であり、熱狂的なバーンスタインのファンだけに存在意義がある演奏と言えるだろう。バーンスタインは、1960年代にもニューヨーク・フィルを指揮して同曲を録音しており、それはヤンキー気質丸出しの外面的な演奏とは言えるが、本演奏よりはよほど優れているのではないかと考えられるところだ。

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  • ★☆☆☆☆ 

    さすらい人  |  神奈川県  |  不明  |  2010年07月18日

    バーンスタインは好きな指揮者だが、この演奏の第2楽章はいただけない。感情移入過多のあまり音楽が崩れており、何度か聴くものの私にとっては「拷問」でしかなかった。同年に録音されたベルグルンド盤の方が、はるかに安心して聴ける。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2009年07月17日

    1986年VPOとのライブ録音です。タイム的にはバーンスタインならではの長さというか特に第2楽章の時間のかけ方(18分強)は特筆すべきでしょう。何となく音が初め遠いように思ったのですがそれにも慣れて進んで行きます。第3楽章のあの聴き易い楽章・・・一つ一つ押えるようにそして最終楽章もゆっくり・・・とは言っても結果的には16分には及ばずなのですが息間長く最後のクライマックス直前に音量をぐっと落としティンパニーも念を押す彼独特のアプローチにため息! 彫り深くエンディングへ。シベリウスの世界とは違う演奏という面では同じ様に私は以前ややアッサリしたイメージ感想があったNYPとの盤(第2楽章は普通の14分台後半タイム)を聴いていましたが、本盤の方には逆に暑苦しさを感じるシーンもありそれ・・・シベリウスとは違うという感想は合わせ鏡の様にとにかくVPOの別な面を聴いた思いがしました。いずれにしても「独特に素晴らしい」演奏です。

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  • ★★★★☆ 

    アッキ  |  茨城県  |  不明  |  2009年06月04日

    私はシベリウスなら後期のものが好きなので2番はヘルシンキフィルの本場物も持っているのだがあまり聴かない。機会あってこのCDに出遭った。ウィーンフィルのシベリウスは珍しく、まずこの音質に魅かれる。本来のシベリウスでない気もするが、なぜかここのところ繰り返し聴いてしまっている。 案外 シベリウス自身 こういう風にやってたりして・・?

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  • ★★☆☆☆ 

    arabandaluz  |  山梨県  |  不明  |  2009年05月08日

    余りにも感情移入が過多になり、楽曲のフォルムがほとんど崩れている。グロテスクに過ぎるのである。シベリウスの音楽に濃厚なロマンチシズムのあることは否定しないが、それは例えばドビュッシーの音楽のように控えめでなければならない。ハイドンなど実にいい味を出すバーンスタインであるのに、シベリウスとなるとどうしてこうなるのか?逆にベルグルンドはさっぱり面白くならないので、シベリウスの音楽はやはり難度が高い。2番はやはりセルの東京ライブに尽きるか。

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  • ★☆☆☆☆ 

    にゃおにゃお金  |  市川市  |  不明  |  2008年11月23日

    バーンスタインの晩年の録音にありがちな特色だが、あまりに解釈が独りよがり。特に第2楽章は曲のフォルムが崩れてしまっており、何回聴いても私には馴染めない。ベルグルンドなどのベーシックな演奏を聴いた上で、レニーの「芸」を楽しむ・・・という観点であれば、十分存在価値はあると思うが、逆にそれ以上の価値があるとは思われない。

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  • ★★★★☆ 

    MGG  |  東京都  |  不明  |  2008年11月17日

    響きとしてはマーラーっぽく聞こえるシベリウスでその点ではどうかと思うのだけど、同じシベリウスでも1番や2番ではこういうアプローチもありかなと思います。50分超えというタイムには一瞬ギョッとするけど、聴いている分にはそんなにかかっている感じはせず、むしろ濃密で充実した音楽が流れていく気がします。 演奏時間を見て想像するほどのトンデモ盤ではないですよ。とにかく一度は耳にしてもいいんじゃないかな!

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  • ★★★☆☆ 

    ティーレマンのおっかけ  |  茨城  |  不明  |  2008年06月25日

    VPOが一丸となった情熱、レニーの熱い魂の叫びが聞けます。これは実に感動的。現場にいたら間違いなく熱狂したでしょう!それにしても、まさか50分超えとは…そんなわけで、これはこれで素晴らしい演奏なんですが、私はシベリウスには何かひんやりとしたクリスタルなものを求めているので、ちょっと違うかな?という感じです。やはりベルグルンドかヴァンスカ、サラステ辺りに指を折りたいですね。誤解のないように言いますが、これは晩年のレニーが到達した境地を示す名演だと思います。そして、私は熱い演奏も大好きなんですが…

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  • ★★★★★ 

    I&W  |  JAPAN  |  不明  |  2007年09月04日

    10’55/18’03/6’23/15’57

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  • ★★★★☆ 

    TYR  |  愛知  |  不明  |  2007年08月14日

    全く寒さを感じないシベ2。イスラエル・フィルの「新世界」よろしく、“第2楽章は18分超え”で“トータル50分超え”である。第2楽章の粘度は極限だろう。ヴァンスカやセルに飽きたらこういう演奏も聴いてみると良いだろう。シベリウスというより、バーンスタインを聴きたい人向けでしょう。第4楽章は第2主題部に対して、第1主題部が遅いが自分は前者こそじっくりやってもらいたい。

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  • ★★★★★ 

    顕  |  岐阜県  |  不明  |  2007年05月24日

    シベリウス自身がこういう演奏を望んだかといえば、そうは言えないだろう。しかし、この演奏は楽しい。自由勝手な解釈をきちんとした演奏技術で聴くのは楽しいものだ。カラヤン盤も驚くほど自由勝手で私はこの2つの盤を愛聴している。

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