【中古:盤質AB】 ピアノ・ソナタ第21番『ワルトシュタイン』、第3番、アンダンテ・ファヴォリ アリス=紗良・オット(ボーナストラック付)
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恐怖のタヌキ男 | 不明 | 不明 | 2011年03月27日
アリス=沙良・オットのベートーヴェンは繊細な神経に支えられ、そしてスケールの大きなものであり、特にワルトシュタインはベートーヴェンのピアノを理想的に表現しています。ベートーヴェンの、シンフォニーに見られる世界とは対照的なものがあり、アリス=沙良・オットのベートーヴェン、進化しています、期待以上でした。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ニシヤン | 和歌山県 | 不明 | 2011年01月15日
このCDは昨年末に購入しましたが、実演を聴いてからレビュ−を書くつもりでいました。1月15日に滋賀県のびわ湖ホ−ルでのリサイタルで、「ワルトシュタイン」ソナタの実演に接することが出来ました。CDでもそうですが、アリスの「ワルトシュタイン」は、一見繊細とも見える表現ですが、彼女のチャイコフスキ−の協奏曲と同様、彼女の演奏はピアノの技巧を感じさせない、素晴らしい音楽のみが聞こえてくるのみだ。さらにCDでカップリングされている第3番ハ長調の演奏と、「ワルトシュタイン」ではあきらかに演奏スタイルが違う。それは彼女自身が指摘しているように、第3番ハ長調はハイリゲンシュタットの遺書を書く前の作品で、青春の輝きあふれる演奏、「ワルトシュタイン」と方向性が明らかに違うのも、彼女の作品解釈に関する深い読みが見受けられます。彼女はまだ、20代の前半にもかかわらず、その作品解釈は、大家の域に近づきつつある。これこそ驚嘆すべきだが、彼女の演奏は聴衆を驚かすのではなく、幸せにするものだとつくずつ思う。それからアンコ−ルで弾かれた「エリ−ゼのために」もCD同様とても音楽的な名演奏だ。 それとこれは余談だが、彼女の名演を聴いて、以前実演に接した現在大家といわれるイタリアのピアニストの、「ワルトシュタイン」や「月光ソナタ」のなんとも面白くない演奏を思い出した。このピアニストが若い頃に録音したベ−ト−ヴェンの後期の5曲のピアノソナタがとても、名演奏だったのに、中期の傑作があんな不出来だったのは何故か、いまだにその答えは出ていない。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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かめちゃん | 岡山県 | 不明 | 2010年12月24日
正直ベートーヴェンと聞いて、期待は少なかったが、失礼いたしました! 男顔負けの力強く、太い音から女性らしい「綺麗な」音までを一つの曲の中で使い分ける技術力とベートーヴェンの魅力を優れた録音で聴かせてもらいました。一度聴いて驚き、2回目で堪能。多分、次に彼女が出すCDも買うでしょう。ファンになりそうです・・・。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年12月19日
アリスによるアルバム第4弾であるが、とてもデビューして間もないピアニストの演奏とは信じられないような成熟した演奏を聴かせてくれている。初のベートーヴェンのピアノソナタの録音であるが、初期の第3番はともかくとして、いきなり第21番「ワルトシュタイン」の録音に臨むとは、大変恐れ入った次第である。アリスとしてもよほど自信があるのだろう。ライナーノーツの解説によれば、10年来の研究・練習の成果とのことであるが、確かに、ここでは若きピアニスト特有の青臭さなど微塵も感じられない。それにしても、何と言う堂々たるピアニズムであろうか。卓越した技量も当然のことながら、男性顔向けの力強い打鍵には圧倒されるし、それでいて、抒情的な箇所での情感豊かさは、さすがは女流ピアニストならではの繊細な美しさに満ち溢れている。要は、表現の幅が広いということであり、この年齢にして、これだけの表現ができるというのは、アリスの類まれなる才能と、今後の前途洋洋たる将来性を感じずにはいられない。併録の小品もいずれも名演であり、特に、ボーナストラックのエリーゼのためにの高踏的な美しさは、実に格調が高く、アリスの芸術性の高さをあらためて思い知らされた。録音も実に鮮明であり、アリスのピアノを完璧に捉えられているのが素晴らしい。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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