【中古:盤質AB】 交響曲第6番『田園』、第7番 シューリヒト&パリ音楽院管弦楽団(平林直哉復刻)
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いっこうさん | 東京都 | 不明 | 2010年08月09日
7番が名演・名録音。モノラルながら奥行きがあって鮮明、明瞭な音に驚いた。一方6番はがっかりな音質だ。名演と誉れ高い演奏で期待度が高かっただけにちょっとなあ、と。 でも、この7番を聴くだけでも価値あるディスク。お奨めである。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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カラジャン | 山口県 | 不明 | 2010年06月23日
シューリヒトというのは不思議な指揮者だ。いつも新鮮な演奏を僕の耳に届けてくれる。数十年前にモーツァルトの「プラハ」(デンオン)のLPを聴いて以来のファンだが、その気持は今も変わらない。新鮮で、躍動していて、感受性が鋭い。無限のニュアンスがある。他の演奏とはずいぶん違っていて、ドキリとさせてくれる。このCDで聴かせてくれる「田園」も新鮮な響きだが、シューリヒトでは時にある突拍子もない部分は聴こえてこない。まっとうで、ストレートに演奏された「田園」だ。そして、この真っ直ぐ感がなんと気持ちがいい事か。おそらく1957年当時、このようにベートーヴェンを即物的にやって、しかも生き生きとした表情で感動的な演奏をなしえたのはカール・シューリヒトぐらいにものだろう。7番は実に鋭い鋭角的な演奏だ。この時代にこんな演奏がありえたこと自体が驚きである。「田園」に輪をかけたような新鮮で鮮明な演奏で、まさに目がさめるようだ。春の嵐か、実に気持ちの良い風が吹き抜けていくようだ。これだからカール・シューリヒトからは目が離せない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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西大寺 | 愛知県 | 不明 | 2010年04月27日
これはいい。 出来うれば、残りの交響曲もすべて復刻してほしいものである。 7番が特に何枚もの皮がむけたように新鮮に響く。 最終楽章には特に感動した。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年04月12日
いずれもシューリヒトならではの名演であると考えるが、録音の状態も含めると、私としては第7の方により強く惹かれた。演奏は、いかにもシューリヒトならではの颯爽としたインテンポであるが、テンポが早めであるからと言って上滑りするような箇所は皆無。どこをとっても、情感豊かなニュアンスに満ち溢れた堀の深さを失わない点が素晴らしい。金管楽器もしっかりと鳴り切っており、特に、第1楽章の終結部の低減のうなるような響きや、その後の踏みしめるようなオーケストラの力奏は、圧倒的なド迫力だ。緩徐楽章の情感豊かさも特筆すべきであり、終楽章のラストは、これぞベートーヴェンと評すべき重厚さだ。第6も名演ではあるが、録音のせいか、やや全体的に音の輪郭がはっきりしない点が残念だ。しかしながら、音響に広い空間性を感じる点がけがの功名となり、演奏に豊穣さを感じることができる点は高く評価したい。第1楽章や第2楽章など、やや遅めのテンポをとっているが、豊穣な音色が田園という楽曲にぴったりだ。第3楽章や第4楽章は一転して颯爽としたシューリヒトに戻るが、あらゆる楽器が鳴り切る凄まじい迫力には言葉を失うほど。終楽章は、深沈としたテンポと情感豊かなニュアンスが見事であり、感動のうちに全曲を締めくくるのである。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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