ギドン・クレーメル/ザ・ワーナー・コレクション(21CD)
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saitaman | 埼玉県 | 不明 | 2022年01月03日
ギドン・クレーメルがEMI,TELDEC,ERATOに行った録音をまとめたボックスセット。半分以上持っているが、足りないものを探して追加するよりこうしたセットが出たときにまとめ買いした方がお得なので買った。クレーメルは、西側でデビューした当初はこのボックスの最初の方にもあるようなカラヤンやムーティといった正統派の指揮者たちとクラシック音楽の王道というべき作品の優れた演奏を録音している。しかしその後は、交友のあるShnittke、バルト3国の音楽家たち、さらにはブームを巻き起こしたPiazzollaと、定番の曲を似たような演奏で量産するよくある音楽家の道に別れを告げ、独自路線を歩むようになっていった。このボックスは、保守的なクラシック音楽の世界で異端児扱いされながらも、挑戦を続けたクレーメルの変遷の軌跡をまとめてたどることができるという点でも、唯一無二の貴重なセットになっている。”FROM MY HOME”と名付けられたバルト地域の作曲家たちへの敬愛を込めたアルバムは本当に素晴らしいし、Petreis VasksのVoiceなども掘り出し物だった。ブエノスアイレスのマリア」はタンゴのオペラ。アルゲリッチとも組んでいる。録音は一番古いものでもステレオ録音の技術が安定した1970年代後半のもので音質は問題ない。10人の方が、このレビューに「共感」しています。
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