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CD ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 正規レコード用録音集大成 ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、フィルハーモニア管弦楽団、他(55CD)

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 正規レコード用録音集大成 ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、フィルハーモニア管弦楽団、他(55CD)

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    せごびー  |  愛知県  |  不明  |  2023年01月05日

    実際にこのボックスを購入し理解する努力をしていますが、私にはまだフルトヴェングラーの演奏に偉大さが理解できません。厚く鳴らす重々しい迫力やテンポを揺らしているのはわかりますが、安っぽく言ってバカにするわけではありませんが、単にズレて低域を一呼吸待ってから出しているだけであったり、妙に強く拍を打つのもイチニイと叩いている感が強くなんだか疲れてしまいます。テンポも歌っているというよりはウネウネさせているにすぎないように思い、それならばメンゲルベルクのポルタメントのほうが納得感があります。フルトヴェングラー先生を否定などはしていませんし、幾度も挑戦しているのですが自身の未熟さ故でしょうが理解できないですし、これだけ多くの方が絶賛するわけですからそれを理解したくてなりません。同時にいささか神格化が過ぎ、批判的コメントをし辛い同調圧力のような息苦しさを感じるのもどこか示唆的ではありはしないでしょうか。私なりに調べてみましたがフルトヴェングラーの活躍した時代に彼以外に貫禄という年齢面も含めて活躍できる人が極論を言えばいなかっただけではないだろうかと思ってしまいました。つまり当時の人々にとってはその狭い地域(政治的にも音楽的にもドイツと言ってよいでしょう)で得られた数少ない生の音楽体験こそがすべてであり、その感動は本物であったとは思いますがその十五年ほどの間のフルトヴェングラーの存在だけが偉大さとして独り歩きしていった感が否めません。その裏返しとして戦後のあらゆる面での自由化と技術の進歩により即座に多様化が進み、彼と同世代の指揮の復権やカラヤンに代表される若年指揮者が登場し同時に彼らも地位を得るに相応しい適齢となり、しかも神格化されるような存在はおらず多様で、それをフルトヴェングラーの偉大さと言い変えるにはいささかの無理はないでしょうか。フルトヴェングラーと虚心坦懐に向き合ったときに、それでも彼でしか成しえなかった音楽とはいったい何なのでしょうか。真にそれを知りたいが一心です。再度言いますが、決してフルトヴェングラーを軽視するものではありませんし自分自身の未熟さゆえでしょうから、是非ともヒントだけでも教えていただきたい思いです。

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  • ★★★★☆ 

    sophie  |  東京都  |  不明  |  2022年01月24日

    何をもって全商業録音と言っているのかわかりません。過去にはステレオ録音だけでなくライブも沢山販売してきたので。これまで購入した物ではかなり欠けています。旧グラモフフォンを加えれば、復帰演奏会、複数のブラームス交響曲全集、ブルックナー交響曲選集などもっとあるでしょう。続編を期待します。 ただし音は、明確に分離して勢いがあり、今まで聞こえてこなかったパートも聞こえてきて、非常に面白いと思います。それでも、これまでLPやCD, SACDで聞いてきたフルトヴェングラーとはやや趣を異にします。音はやや硬く、楽器の分離が明瞭です。フルトヴェングラーの実際の音はもっと柔らかく、楽器がからみつくあるいは一塊になるような感じではなかったのでしょうか。

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  • ★★★★☆ 

    出町の玉ちゃん  |  京都府  |  不明  |  2021年11月10日

    数枚を前回の21枚セットのCDと聞き比べました。一番気になったのが、バイロイトの第九。他の方も書かれてますが、我が家の装置では、演奏前の拍手が「シャリシャリ」というか、雨の音のような、拍手の音に聞こえません。高音を上げすぎでは?現時点ではMQA盤が気に入っています。DGGの「グレイト」は本家よりいい音に聞こえました。 正規録音集ということで、ベートーヴェンの交響曲第2,8番やブラームスの第3,4番は入っていない。(2番もDECCAのみで、フルヴェン・センター提供分は一部のみ)

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  • ★★★★☆ 

    MacMatz  |  愛知県  |  不明  |  2021年09月25日

    今日届いたので、早速幾つか聴いてみた。 最初に思ったのは、正規録音盤というのはたったこれだけしか無いのか、という事で、結構曲目に偏りも感じる。 ベートーヴェンとワグナーが相当多い割には、ブルックナーは7番のそれも第2楽章しか無い。ブラームスも少なめか。 今までレコードからCDまで色々買ってきたが、今回はやはり最新リマスターってどうなのか? が買った主目的。 結論から言うと、戦後のEMI録音は大きな違いや改善は正直あまり感じられなかったが、若い頃初めて買った東芝盤のウィーンフィルとのエロイカの音と同じだ!と思ったので、それなりに上手く出来ているのかな? DG録音は思ったより安定して良い音に感じた。 デッカ録音はブラームスの2番、これはケネス ウィルキンソンの録音なので期待したが、出だしから痛んだLPの様なノイズが入っていて驚いた。 これがマスターテープからのリマスターなら、相当痛んでしまっているのでは? それなら当時の程度の良いLPが欲しくなってしまうが、フランクのシンフォニーは良かった。 今回最も驚いたのは、実は戦前の録音が予想以上に良い音がした事で、もちろん高域の伸びはそれ程無いが、全体に音がしっかりして古い感じはあまりしない。 SP原盤だとおもうが、針音が殆どしないのでカット処理をしているのだろうが、響きが損なわれている感じは少ない。 私は結構大型のスピーカーで聴いているが、上質のラジオで聴いている様な、なかなか快適な聴き心地であった。 戦後のテープは使い回されたのか、それとも戦後数年しか経っていない時期だから、今より保存環境が悪かったのか、戦前のSP盤より劣化した可能性は有るかも。 ところで今回色々聴きながら気が付いた事が有った。 色んな曲を聴いていると、曲の後ろで何だか蠢いている様な音が有り、それが曲の推進をグイグイと後押ししている様な感覚が有る。 それは録音の濁りのような気もするし、フルトヴェングラーの演奏がそういう響きを作り出している様にも聴こえる。 もし最新の全てが聞こえる、どこまでもクリアーな録音で聴けるなら、どういう演奏が聴こえてくるのか、不可能な故に、でもいつかテクノロジーの進歩で、演奏の秘密が解き明かされる日が来るのかも知れない。 そんな妄想を感じさせたくれたのはこれが初めての経験であり、私にとってはその事がこのCD集の面白さなのかも知れない。

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