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ペッテション(1911-1980)

CD 交響曲全集 T.ザンデルリング、アルブレヒト、フランシス、ほか(12CD)

交響曲全集 T.ザンデルリング、アルブレヒト、フランシス、ほか(12CD)

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    サヴァイヴ  |  京都府  |  不明  |  2009年04月30日

    世界一暗い作曲家と言ってもいいペッテションの交響曲全集です。 もうとにかく、全編に渡って音楽が嘆いています。壮絶な音楽です。それでいて、ちゃんと音楽しているのが嬉しい所。 クラシックレーベルは、いつまでベートーヴェンとかモーツァルトとかブラームスとかばっかり作り続けるつもりなのか。そればっかり聴くリスナーもそう。ちょっと金魚鉢から出てみれば、こんなにも巨大で偉大な交響曲があるというのに! 現代曲ではありすが、難解と言うわけではありません。むしろ負のパワーに満ちた音の渦からは、作曲家の魂の叫びがビシビシ伝

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    ヒートアイランド  |  富士市  |  不明  |  2007年05月30日

    これほど素晴らしい音楽、まして交響曲がまだ在ったのか。ベートーヴェンの精神を継承する交響曲の歴史はショスタコーヴィチで終ったのではなかったか。それは違った。ここで終ったのだ。そしてこの音楽の悲痛さが、人類や自然と共に、交響曲に捧げる一連の鎮魂歌に聴こえるのは私だけだろうか(後は交響曲を蘇生させる作曲家が現れるのを待ちたい)。これから熱狂的な信者を増やすだろう。無論共感を求めてである。しかし、この曲が現代社会の悪しき部分の産物、負の遺産であっても、紛れもない人類の宝である。

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  • ★★★★★ 

    ナグ  |  千葉県  |  不明  |  2010年05月02日

    一番好きな交響曲作家です。世の多くの方が言うとおり、7.8.9番は文句なく代表的かつ入門的作品でしょうが、私は13番が最高傑作と思います。ほかの作品ではやはり2-4番は一段落ちますが5.6.10.11.14番とそれぞれ素晴らしい作品です。絶対にお得な全集です!破棄されたという1番と未完成の17番のcd を心待ちにしております。

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    四郎右衛門  |  大阪府  |  不明  |  2009年12月21日

     クラシック音楽遍歴の、一つの到達点。

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    ミヤツコフスキー  |  豊橋  |  不明  |  2007年07月18日

    全集で買ったが、怖くて中々 聴けない。でもこの作曲家の作品には人生の真実がつまっていると思う。その真実は余りにも絶望的で非妥協的だ。 多くの人がそれを見ないように生きている。だからそれにあえて立ち向かい真実を交響曲にすることがどれだけ難しいことなのか肝に銘じて聴かねばならぬ。

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  • ★★★★★ 

    ココパナ  |  北海道  |  不明  |  2021年03月06日

    スウェーデンの作曲家、アラン・ペッテションは人呼んで「絶望の作曲家」だ。幼少より貧困と家庭内暴力に苦しめられたペッテションは、演奏家として生きてい行くが、今度は彼を病魔がむしばむ。時に激痛をもたらす関節炎は、演奏家として致命的だ。40才になってから、彼は作曲家にその生きざまを見出す。そして彼は次々と「絶望感」に彩られた交響曲を生み出していく。交響曲第1番こそ未完ならが、第2番から第16番まで実に15曲もの交響曲を生み出した。そんな彼の作品を最初に目にとめたのは、ハンガリーの指揮者、アンタル・ドラティである。ドラティは第7交響曲のスコアを見るや、自ら演奏を申し出る。そして、それは成功した。だから、第7交響曲以降のペッテションは経済的には安定する。それに、ペッテションには、彼の活動を心身に渡って支えた妻の存在もあった。しかし、ペッテションの交響曲は、いずれのものも哀しい色を湛えている。15の交響曲のうち、第5番以降でペッテションの作風は固まっていく。基本的は長大単一楽章形式であり、最初の内は模糊とした世界がただよい、底の中から飽和するようなエネルギーは首をもたげては、体制を崩して、地面になだれ落ちるようなことを繰り返していく。それがやがて頂点に達し、そのあとどこかから、厳かな鎮魂とも称せるような歌が沸き起こってくる。この美しくも長い歌が続いた後。闇に帰るように音楽は終焉に向かう。 当盤は史上初のペッテションの交響曲全集である。Cpoレーベルが7人の指揮者を起用し、1984年から1995年まで12年をかけて当該録音を完成した。特に美しく、傑作と思えるのは、第6番から第9番までの4曲であり、ペッテションの交響曲をこれから知るのであれば、まずこのあたりから聴いてほしいと思う。特に崇高な歌が始まる中間部以降の美しさは、他にかえがたい何かを私たちにもたらしてくれるだろう。第2番〜第4番は初期の十二音音楽の気配が残る作風、第5番は第6番以降における飛躍への準備作と言えるだろう。第10番と第11番ではより闘争的なものが描かれる。第13番から第15番までは絢爛たる成熟を感じさせる。コーラスの入る第12番と、サックス独奏が加わる第16番は、ややこれらの系列から外れた作品と言えるだろう。 末尾には、現代音楽作曲家、ルジッカ(第15番の指揮も担当)が、自ら作曲した「ペッテションへのオマージュ」が収められて、このアルバムは閉じられる。絶望に苛まれつつも、生きて、絶望を描き続けた作曲家。その人生を能弁に表した「15の交響曲」がペッテションの壮大な「自叙伝」だとすれば、ルジッカの作品は巻末に添えられた気の利いた「あとがき」である。膨大な熱量のこもったbox-setであり、現時点で他にない貴重な全集だ。

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    Jimmy  |  神奈川県  |  不明  |  2012年06月17日

     音楽の和声・旋律・構成などの書法は時代によって、また作曲家によって異なるのでそれによって古典派音楽、ロマン派音楽、現代音楽などという区分けはできないと思う。音楽に対する態度の取り方、或いは作曲の態度の取り方が時代を反映するのだろう。そういった意味では Pettersson は現代的な作曲家だと思う。スタイルによって表現するのではなく、スタイルを借りて自身の肉声を表現する、ジャズのアドりヴ(これも現代的な音楽の一つのあり方)に近いものを感じる。そして聴衆はその肉声にそれぞれの価値観で接して共感するか、共感しないかであろう。私はこの肉声に大変共感を覚え美しさを感じる。さらに音楽への態度の取り方にも共鳴する。そして大げさだが生きる勇気と力を与えられる。  理屈っぽくなったが共感できる方には大変に素晴らしい音楽集であろう。

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