シューベルト(1797-1828)

CD 【中古:盤質B】 『冬の旅』 ヒュッシュ、ミュラー

【中古:盤質B】 『冬の旅』 ヒュッシュ、ミュラー

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    M  |  愛知県  |  不明  |  2012年09月26日

    所謂3大歌曲集中「水車小屋」と「白鳥の歌」はFディースカウのEMI録音がひとつの規範だと考えるが、「冬の旅」はどうか。Fディースカウの美しく合理的な発声技術に基づく楽曲本来の純音楽的な美しさを感じさせる歌唱スタイルは確かにヒュッシュのスタイルを過去のものとしたのだろう。しかしながら「冬の旅」については、Fディースカウがヒュッシュやホッターを凌ぐ重要性を感じることができない点に、この曲集の特異性があると思う。とりわけ曲集前半にあてはまることなのだが、強固な造詣性に基づいたドラマトゥルギーが作曲家の奥深い天才性の発露として提示されている。あるいはデーモニッシュという言葉があてはまるかもしれないが、そういうことに気づかせてくれたのが、又最も近いのがこのヒュッシュの演奏である。あるいは名優による芝居がかった演奏という見方もでき戦後の演奏スタイルに慣れ親しんだ耳には拒絶反応をする人がいることも想像できる。が、この芝居、劇こそ「冬の旅」という見方もできるのではないか。

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    eroicka  |  不明  |  不明  |  2009年10月16日

    SPのノイズは多少目立つが、その分歌声は生々しい。渋い堂々たる歌声だが、実はこの時ヒュッシュは32歳。いわずと知れた戦前のあらえびす氏時代から賞賛されてきた名盤で小生も折に触れ何度か聴いたことのある盤だが、ヒュッシュという名前自体、最近は忘れ去られつつあるようで、HMVサイトなどで調べても、実力に比してカタログはさびしいものだ。ナチスドイツの党歌や軍歌を歌い録音したため(一部の録音はネット上で聴けるし、昔、英のPEARLからCDが出ていた)戦後に戦争協力の責任を問われ本国では冷遇されたようで、日本で教鞭をとったりしていた。欧州発の輸入盤が少なめなのはそのせいか。つい2、3年前来日時の録音を集めたCDが出ていたし、かつてはレコード販売店のS社が製作した一連のCDで、シューベルトは勿論、ヴォルフなど様々なレパートリーが聴けたのだが、どこへ行ってしまったのだろうか。後世に残すためにも、蔵から主要なものだけでも復活してほしい。

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  • ★★★★★ 

    隠居  |  大阪府  |  不明  |  2009年07月12日

     最近多いディースカウの亜流歌手に聴かせたい冬の旅ですな。 口語ドイツ語で聴かされるドイツリートの品の無さ!それに比べ てヒュッシュのなんと格調高い発音。語尾のerを何でも「アー」 と歌うのはそろそろやめにしませんかな?以前の録音でもそうで すから、今回のは期待大です。

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