フランク、セザール(1822-1890)

CD 【中古:盤質AB】 Symphony, Symphonic Variations: Giulini / Vpo Crossley(P)

【中古:盤質AB】 Symphony, Symphonic Variations: Giulini / Vpo Crossley(P)

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  • ★★★★★ 

    sunny  |  兵庫県  |  不明  |  2016年02月11日

    ベルリンフィルとの硬質、重厚、濃厚で厳しいセッションによる十分練られたじっくり演奏、名盤があったのに、この曲には、大変な思い入れと、懐の深さがあったのでしょう、更にレコード会社変わってのライヴ録音は、ウィーンフィルの柔らか、まろやかな音で、更に遅くなっているようだが、私は気にならない。やはり、充実のジュリーニ晩年のカンタービレ、この曲に必要な艶っぽさ、喜びの演奏。クロスビーさんの変奏曲も華麗で聴かせてくれる。ティベルギアン、ロト、リュージュフィルの若々しくて、挑むような緊張感に満ちた演奏が好きでしたが、余裕しゃくしゃく。ウィーンフィルは、ベルリンフィルのように、フランクを、根詰めて、本気で演奏しないのがウィーンフィル。こりゃフィルハーモニアとの若いジュリーニさんの盤も聴いてみなきゃ。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2013年10月13日

    ジュリーニは好んでフランクの交響曲を採り上げたらしく今では四種類・・・いや五種類?の演奏記録が残っているそうで本盤はまぁ晩年とも言えようジュリーニが78歳の時1993年VPOを指揮してのライブ収録(タイム@21’30A12’21B12’53)分。・・・感じた事をメモさせていただきます(本盤レビュー欄をお借りして以前ジュリーニ/BPOの1986年録音演奏DG盤 CDレビューにおいてジュリーニ指揮分のフランク交響曲記録盤を三種類と記していましたが小生の把握不足で現在は4〜5種類あります)。先ず、ジュリーニはイタリア指揮者でありますがオペラ伴奏等その普段多数の曲で見せる芸風は微塵も軽やかと言ったイメージではなくむしろこのフランクの交響曲に似合ったじっくりした腰つき「運び」で重量感溢れるサウンドをVPOからフランクの音色たるオルガン的な響きをオーケストラを手なづかせつつ導き取り組んでおります。第1楽章は重々しくスタートするこの曲、単にフランス風ではなく強い筋肉質的な肌触りがし、この曲本来持ち合わせているのとは異なる別の重厚さが支配する楽章です。華麗壮麗という語で片付けて良いのか分かりませんがゆっくり「演出」・・・ソフトにスマートさを展開します。オルガン的響きを重過ぎない程度に更に曝け出し(少しそれを強調する雑さも気にはなりましたがライブ故と割り切って・・・)最後の全奏ではその彷彿する響きに独墺の雰囲気(ジュリーニの持つドイツ的性格と南欧風感覚が共に示され、その為曲の折衷的性格が巧まず示されておるのではないでしょうか)を聴きとりました。第2楽章は性格上神妙に進め最終楽章は再び壮麗な響きを前面に出し、終わりの方はハープがその辺りを整えつつ演奏は閉じて行きます。あれこれ既存のテーマを噛ましつつ(循環主題になって)、ちょっと執拗ではありますが低音旋律も強調して重々しいながらしなやかで美しい感触で華やかな印象にて〆に仕上げて行きます。全体終わって見て、ウーン・・・ジュリーニが・・・このスロー・ペースに乗せて・・・正直鬱陶しい場合にも遭遇しますが・・・ライブであることでこの曲のテーマたる「人生とは?」という神に対する真剣で暗い問いに始まり、光による神の導きによって「人生は喜びである」という答えに至るまでの葛藤を描いたとすればそれはそれで説得性あるものと私の様な素人には映って来ます。ジュリーニのフランク交響曲には1957年PHO(タイム@17’28A11’43B10’29)、1986年BPO(同@20’23A11’57B12’15)、1996年スウェーデンRSO(ライブ、同@21’32A12’33B13’33)、X年(未確認)バイエルンRO(同未確認)があり年を重ねる毎にタイム的には概ね長めになって来ていますねぇ。。併録のP.クロスリー(ピアノ)との共演である「交響的変奏曲」(セッション、同16’21)は未聴であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    KURO  |  福岡県  |  不明  |  2013年05月13日

    交響曲に関しては諸氏が色々なコメントをなさっておられるので、あえて触れないが、個人的にはライヴならではの雰囲気があり、またウィーン・フィルらしさも感じられて悪くない演奏だと思う。特筆すべきは交響的変奏曲である。この曲に初めて出会ったのはワイセンベルク/カラヤン盤であるが、それ以来この曲が好きになった。それで様々な演奏を聴いてきたが、この演奏はとても良い。クロスリーの素晴らしさを再確認させられた。

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  • ★★☆☆☆ 

    工房の音  |  神奈川県  |  不明  |  2012年01月09日

    ウィーンフィルの本拠地,ムジークフェラインは優秀録音の少ないホールだが,それにしてもこれは録音エンジニアリングが劣悪だ.通常盤からBLU-SPECを買いなおしてみたが結論は変わらず.録音が演奏を殺す例と言えるだろう.演奏後にオーディエンスの拍手が入っており,その様子からは実演ではこのCDで聴けるような冴えない演奏ではなかったことが推測される.ひょっとすると,このじっくりした運びは晩年のジュリーニの真骨頂だったのではないか?

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  • ★★★☆☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年07月07日

    晩年のジュリーニならではのローテンポによる演奏だが、メインの交響曲ニ短調はややもたれる演奏だ。VPOならではの美音を生かしつつ各楽章の名旋律をよくうたいあげているが、盛り上がりの箇所も、強奏することを避け、オーケストラ全体の音色をオルガンのような響きにマイルドにブレンドしている。しかし、テンポ設定があまりにもゆったりし過ぎているせいか、こうしたアプローチにはどこか違和感が漂う。フランクはブルックナーではないのだ。むしろ、カプリング曲の交響的変奏曲の方が、こうしたアプローチに適合しており、知られざる名曲に光を与えてくれたことを高く評価したい。

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  • ★★☆☆☆ 

    パルナッスム  |  東京都  |  不明  |  2005年09月25日

    悪くはないんだけど…。でもジュリーニの演奏ならベルリンフィルとの旧盤の方がずっと良い。さらに古いフィルハーモニア管弦楽団とのものが更に良い。以前の同曲の演奏にあった凝縮されたような緊迫感がなく緩んでしまった感を受けるのは巨匠の老いか あるいはウィーンフィルというオーケストラの特性か。音色が明るくて この曲に合わないというか、ジュリーニのアプローチに合わなかったというべきか。

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  • ★★★☆☆ 

    イーグル  |  川越市  |  不明  |  2005年08月28日

    晩年のジュリーニの演奏には感銘を受けるものが多く、彼の大ファンなのですが、評判の高いこの演奏に関しては余り関心しません。曲の良さを表現しきれていない感じがするのですが、そう感じるのは私だけでしょうか?録音のせいかな?

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  • ★★★★★ 

    nacht  |  東京  |  不明  |  2004年03月05日

    第一楽章の濃厚な味わい。心ゆくまで美しく歌い、そして沈潜する。哲学的な瞑想の世界に誘う。録音も曇りすぎず、明晰すぎず、適度だ。スローペースなのに「時間の長さ」を感じさせない至高の時。決定的なフランク「交響曲」の登場だ。

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  • ★★★★☆ 

    davisrvw6  |  広島市  |  不明  |  2004年02月22日

    ジュリーニ指揮によるフランクの交響曲は86年録音のbpo盤が重量級の大演奏であったが、このvpo盤もその路線を継承、拡大している。ただ録音のせいか、細部の表情が読み取りにくく、きめが粗い。ジュリーニの統率もベルリン盤には及ばない。しかし、全曲を聞いた後の充実感はさすがに「ジュリーニ」である。

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  • ★★★★★ 

    大福  |  東京都  |  不明  |  2003年11月03日

    どっしりとした構えと歌にあふれているので、フランクのこの曲のくどい性格にぴったりかもしれません。ウィーンフィルの「音」が聴こえます。

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