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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

SHM-CD 交響曲第5番『革命』、第9番 ベルナルド・ハイティンク&コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン・フィル

交響曲第5番『革命』、第9番 ベルナルド・ハイティンク&コンセルトヘボウ管弦楽団、ロンドン・フィル

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  • ★★★★★ 

    遊人王月曜日  |  北海道  |  不明  |  2016年06月25日

    とても美しい。とかく号砲とか、凶器なテンポなどがもてはやりそうだが、落ち着いてこの曲に向かい合える希有の名演だと思う。さすがコンセルトヘボウだけあって、うまい。名作を読み終えたときのように、大いなる感動が押し寄せてきた。

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  • ★★★★☆ 

    eroicka  |  不明  |  不明  |  2012年10月17日

    このCDが出る少し前、「ショスタコーヴィチの証言」という本が話題になり、当時のファンに衝撃を与えた。ソ連最高の作曲家と賞賛されながら内心では、芸術に介入するソ連の体制に強い反感と怨恨を抱いていたという内容で、5番や7番は、政治的介入で強制された勝利・歓喜の音楽であり、ムラヴィンスキーは「何も分かっていない」奴と酷評されている。今では偽書説もあり、さまざまな議論もあり、真偽は定かでない。こうした複雑な背景を背負った作曲家の演奏は、ムラヴィンスキーやバーンスタインのようなストーリーを単純明快にしてしまうと、作品がそういう表現を許す以上、聞き手はカタルシスは得られるが、作品の隠された本質と遊離するか否かという問題も生じる。勿論、古典として作曲者の手を離れると、演奏する側の主観や感覚が入り混じるのは当然だが、そういう意味では、このハイティンクの演奏は、純粋に音楽を表現したものであり、もし当時「証言」に目を通して録音にのそんだのであれば、卓見である。もっと熱気や演劇性があっても良いと思うのだが、演奏の質の点では、今でも十分スタンダードたりうる演奏だ。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年09月06日

    ハイティンクは1980年前後に当時ヨーロッパのこの世代には珍しくショスタコーヴィチ交響曲全集をLPOとACOに分担させて録音完成させております。当初ハイティンク資質とショスタコーヴィチ交響曲とが必ずしもマッチする印象を持ち合わせておりませんでしたが烈しく粘っこい主としてロシア指揮者による演奏との差別化が次第にその存在位置を主張する様になってきたみたいです。本盤では対照的な第5番、第9番が入っており1979年ハイティンクが丁度50歳の時録った第9番はオーケストラがニュートラル的LPOということも手伝って諧謔的なこの作品展開すらどちらかと言えば淡々さが特徴。第1楽章におけるVソロなども底深いロシア的な感じはしませんが淡白さが効果をあげています。続く楽章はショスタコーヴィチ特有の世界を弦ピチカートをバックの管がいつ爆発するか不安を抱えつつ進む思索的な楽章ですがむしろ美しくこの演奏は聴けます。東洋的雰囲気でやはり管がリードする第4楽章も祈り的に息長くさりとて息詰まることはありません。この辺りが好みの分かれる処かもしれませんが私は妙な鬱陶しさがないだけ救われる気持ちになりました。この第9番演奏タイムは@4’55A7’43B2’35C3’48D6’30であります。1981年ACOを振っての第5番(@18’05A5’30B15’44C10’45)については皆さんの印象に近いですので当該レビューを参考にされたら良いと思います。なお、ハイティンクによるこの二曲組合せのCDは割りと現在種類多く出ているようです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★☆☆ 

    エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  2010年04月02日

    さいしょ聴いた時は「マジメ過ぎなショスタコーヴィチの演奏って、つまらん!」としか思えていなかったが、評価が高まるにつけ 少しはよさがわかって来た。…とはいえ、9番は相変わらず面白くない。 5番は、同系の演奏が他に思いつかない…という点で考えれば、やはり貴重な録音と言えるのだろう。

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  • ★★★★★ 

    たけっちゃん  |  兵庫県  |  不明  |  2010年03月15日

    ショスタコーヴィチの5番というと、鬱屈した思いをぶちまけるかのような演奏がよくあります。 ハイティンクの演奏は、大声を張り上げて自分の思いを主張する人ではなく、自分の考えをよく整理して誠実に語る人の主張を聞いているような気になります。 オーケストラも、長年の付き合いで指揮者の思いをよく理解し、それを音にして現していてすばらしいと思います。 大量消費の時代、こういった誠実な演奏が「無個性」といって消えてしまい、アクの強い演奏ばかりが残るならば、悲しいことですね。

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  • ★★★★★ 

    masato  |  新潟県  |  不明  |  2009年08月16日

    5番には数々の名盤が存在しますが、私のベストはこれです。決して熱い演奏ではないのですが、ひんやりとした重厚感がひしひしと伝わってきます。ゆったりと歩を進める第1・3楽章、淡々とした第2・4楽章、激しく熱く刺激的な演奏を聴いた後、なぜかしっくりくるんです。

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  • ★★☆☆☆ 

    fmk  |  東京都  |  不明  |  2009年06月08日

    なんとも緩い演奏だ。オケが一流だからもっているのでは。確かに弱音部分に美しいニュアンスがあり感心したが、ショスタコーヴィチ特有のアイロニーや狂気が完全に抜け落ちてしまっている。純音楽的な表現ということでは、ヤンソンス盤がすばらしいと思います。

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  • ★★★★★ 

    たか  |  長野県  |  不明  |  2009年02月13日

    私にとっての5番の決定盤。 皆さんの書かれた通り、1楽章の重厚さは最高です。 特に展開部のピアノに続きホルンが入ってくるあたりはホールの奥行き間を見事に捕らえた録音と相まってゾクゾクします。 3楽章も抑制を利かせながらも悲痛な情感を上手く出しています。 私は旧ソビエト系のショスタコが嫌いなので、この演奏がベストです。

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  • ★★★★★ 

    ぶひ  |  東京都  |  不明  |  2009年02月02日

    ショスタコーヴィッチとムラヴィンファンの方、すみません 実はハイティンクの5番が昔っから一番好きなんですが。 1楽章が強烈です。 まるで思い鎖の足かせをされた精神的奴隷の嘆きと凄まじく重たい歩み 最高レビューがあって何だかうれしいです。

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  • ★★★★★ 

    あるまじろ  |  神奈川県  |  不明  |  2006年07月22日

    5番の面白さは、全て4楽章にあると言っても良いぐらいだが、4楽章では、特に際だって良いというところはない。コーダは快速。聴くべきところは、1楽章!異常に遅い!聴いていて、前のめりになってしまうくらい遅く進んでいく!しかし、それも、先が見えずに、ビクビクしながらゆっくり進むわけではなく、確実な足取りで、一歩一歩踏みしめてズシズシと進んでいくのだ。この力強さは、未だかつて聴いたことがない!

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  • ★★★★★ 

    イナゾー  |  札幌市  |  不明  |  2005年04月26日

    ハイティンクによる「間違いないショスタコ」。純粋にショスタコのエッセンスを感じたい方には最高の一枚。価格も大満足。「スヴェトラ買うならこれを買え」!

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