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ドヴォルザーク(1841-1904)

SHM-CD 交響曲第9番『新世界より』、第8番 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィル(1985)

交響曲第9番『新世界より』、第8番 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィル(1985)

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  • ★★★☆☆ 

    和尚  |  大分県  |  不明  |  2022年05月08日

    私は変な演奏と思った。大概の演奏には、短所はあれど、良さがあるものだが、この演奏ばかりは二度間を空けて視聴したが生理的に受け付けなかった。音楽的な展開や表現に突然というか、無理があり過ぎる。それも全曲を聴き終わってから、その意図に気付き、そうだったのかと分かればよいが、さっぱりわからない。70年代のカラヤンだったら、あり得ないようなオケとのコンタクトの不具合を想像する。ウィーンなら、もっと精緻なアンサンブルで大胆な表現をしなやかにこなした表現ができるはずだと残念でならない。こんなことは、書きたくないが、この盤を名盤に上げている評論家がいたが、その方と私の感覚はあまりにも遠い。わが身の非力、音楽性のなさを振り返るしかない。

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  • ★★★★★ 

    abbadondon  |  栃木県  |  不明  |  2014年08月08日

    初発売の8番単独(時間がものすごく余ってなんかもったいない)、9番「新世界より」+モルダウを今も愛聴している。 様々な指揮者でこの名曲を聴いてきたが、結局この盤に戻る。 かれこれ30年も前の録音なんだが、新鮮で感動に浸る。 新世界の2楽章については、すべての録音の頂だ。

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  • ★★★☆☆ 

    聖オーガスティン  |  IRELAND  |  不明  |  2014年04月04日

    決してカラヤンが嫌いじゃない。嫌いじゃないからいろいろ聴いてみる。でもドヴォルザークは自分には合わない。デッカも前のDGも持っているが、どうも違う。自分の中ではドヴォルザークに飾りはいらない。普通にメロディがきれいなのだから。アルバンベルクSQのドヴォルザークがイミテーションの音がすると感じるようにカラヤンのドヴォルザークもどこかおかしな世界に感じてしまう。8番が「イギリス」と言われていたのが懐かしい。

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  • ★★★★☆ 

    司那夫金  |  所在地  |  不明  |  2014年03月24日

    両曲とも音の美しさは別格である。晩年のカラヤンの録音は、音楽の自然な流れにブレーキをかけるようなもどかしさが伴うものが大多数だが、この2曲に関してはそれもあまり気にならない。ただやはり自分としては「ドヴォルザークらしさ=いなかっぺ」を求めてしまい、最高という評価は難しい。8番で言えば同じウィーンpoとの旧盤には、垢抜けた都会っぽさと共存して田舎の長閑さが見事に表現されていたので、そちらに軍杯をあげたい。9番は、有名曲過ぎて演奏しすぎたのだろうか、あまりに先読みが完璧過ぎ。「音楽がたった今、産まれて来た様な」スリリングさの対極にあるのが難点といえば難点。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2011年10月21日

    ドヴォルザークの交響曲第8番をカラヤン/VPOの1961年録音DECCA盤(タイム@9’53A11’09B6’07C9’35)で親しんだ方は多いと思われ私もその覇気ある演奏を長く聴いております。カラヤンはこの曲を1979年BPOを振っても録音(同@9’38A11’19B5’39C9’46)し、そして三度目が再びVPOを振って1985年録音演奏したもの・・・タイム@9’43A11’16B5’35C10’02・・・が本盤演奏であります。カラヤン77歳の時でありますが何となく「覇気」からは縁遠く良く言えば余裕を見せた演奏となるのでしょうか。しかし第1楽章序奏主題がアレアレと思ううちに進んで主部へ入って行きます。土着色は薄くスマートになった分何か頼りない感じがします。なお、再現部の序奏主題は落ち着いたものとなっています。第2楽章は起伏の上手さが聴き処で牧歌的な面と闘争的な面のブレンド具合が素晴らしいです。終盤詰めは馬力だけでは行っておりません。早いテンポで活き活きした表情の第3楽章は美しい民謡風メロディが魅力的ですがスリル感も欲しい気はしました。変奏方式の最終楽章は味わい深く運ばれ最後〆は切れが良いです。78歳の割には年老いた感じもしないではありませんが東京都の方のレビューも参考に・・・。私はこの第8番だけの収録盤を聴いており同年録音の「新世界」交響曲(1940,1957,1964,1977各年録音に続く五度目のカラヤン盤でタイムは@9’53A12’21B8’32C11’21)は未聴でありますがカラヤン・スタイルでのスマートな標準調和型演奏を踏襲しつつそれまでの馬力ある?BPOとの演奏とは異なるVPOの深い懐感がカラヤンの老成感と共に聴き処かと思われます。なお、本盤仕様は期待されますね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年09月06日

    本盤には、カラヤンがウィーン・フィルを指揮して演奏したドヴォルザークの交響曲第8番及び第9番がおさめられている。両曲ともにカラヤンは十八番としており、これまでに何度もスタジオ録音を繰り返し行っている。第8番で言えば、数年前にESOTERICがSACD化して話題となったウィーン・フィルとの演奏(1961年)、そして手兵ベルリン・フィルとの演奏(1979年)があり、第9番については、手兵ベルリン・フィルとの4つの演奏(1940年、1957年、1964年及び1977年)が存在している。いずれ劣らぬ名演であると言えるが、これらの名演の中でとりわけカラヤンの個性が発揮された演奏は、ベルリン・フィルとの全盛期の1970年代の演奏であったと言える。この当時のカラヤン&ベルリン・フィルの演奏は、分厚い弦楽合奏、ブリリアントなブラスセクションの響き、桁外れのテクニックをベースに美音を振り撒く木管楽器群、そして雷鳴のように轟きわたるティンパニなどが、鉄壁のアンサンブルの下に融合し、およそ信じ難いような超絶的な名演奏の数々を繰り広げていたと言える。カラヤンは、このようなベルリン・フィルをしっかりと統率するとともに、流麗なレガートを施すことによっていわゆるカラヤンサウンドを醸成し、オーケストラ演奏の極致とも言うべき圧倒的な音のドラマを構築していた。したがって、両曲についても、特に第9番については1977年盤、第8番については1979年盤においてかかる圧倒的な音のドラマが健在であると言えるが、この稀代の黄金コンビも1982年のザビーネ・マイヤー事件の勃発を契機として、大きな亀裂が入ることになった。加えて、カラヤン自身の健康悪化もあり、カラヤン&ベルリン・フィルの演奏にもかつてのような輝きが失われることになったところだ。そのような傷心のカラヤンに温かく手を差し伸べたのがウィーン・フィルであり、カラヤンもウィーン・フィルに指揮活動の軸足を動かすことになった。本盤の演奏は、そのような時期(1985年)のカラヤンによる演奏であり、ここには1977年盤(第9番)や1979年盤(第8番)のようなオーケストラを圧倒的な統率力でドライブして音のドラマを構築したかつてのカラヤンの姿はどこにも見られない。ただただ音楽そのものを語らせる演奏であるとさえ言えるだろう。したがって、カラヤンの個性の発揮という意味においては1977年盤(第9番)や1979年盤(第8番)と比較していささか弱いと言わざるを得ないが、演奏が含有する独特の味わい深さや奥行きの深さという意味においては、本演奏の方をより上位に掲げたいと考える。特に、第9番の第2楽章。有名な家路の旋律をカラヤンは情感豊かに演奏するが、中間部は若干テンポを落として心を込めて歌い抜いている。この箇所の抗し難い美しさはこれまでの他の演奏からは決して聴けないものであり、これこそカラヤンが最晩年になって漸く到達し得た至高・至純の境地と言えるだろう。第8番の第3楽章の名旋律の清澄な美しさにも枯淡の境地を感じさせるような抗し難い魅力があると言える。ウィーン・フィルも、名誉指揮者であるカラヤンに心から敬意を表して、持ち得る実力を最大限に発揮した渾身の大熱演を披露しているのが素晴らしい。いずれにしても、本演奏は、重厚さと優美さ、ドヴォルザークならではのボヘミア風の抒情、そして、カラヤンが最晩年になって漸く到達し得た至高・至純の境地とも言うべき独特の味わい深さと言ったすべての要素を兼ね備えた、正に完全無欠の超名演と高く評価したい。このような完全無欠の超名演を2曲カプリングしたCDというのは、野球の試合に例えれば、ダブルヘッダーで両試合とも完全試合を達成したようなものであるとさえ言えるだろう。音質は、リマスタリングがなされたこともあって従来盤でも十分に満足できるものであると言えるが、SHM−CD化によって若干ではあるが、音質がやや鮮明になるとともに、音場が幅広くなったように思われる。もっとも、カラヤンによる至高の超名演でもあり、今後はシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

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