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モーツァルト(1756-1791)

SHM-CD レクィエム カール・ベーム&ウィーン・フィル

レクィエム カール・ベーム&ウィーン・フィル

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検索結果:47件中1件から15件まで表示

  • ★★☆☆☆ 

    0088  |  千葉県  |  不明  |  2010年09月01日

    音がよくなっているのは認めます。しかし、4500円もするのだから、歌詞・対訳ぐらいはつけてください(カラヤンのドイツ・レクイエムも同様でした)。折り本みたいで出しづらい厚紙ジャケットなどに予算を掛ける必要はないと思います。CDの中にアンケート葉書が入っていましたが、郵送料ぐらい持ってください。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年09月12日

    モーツァルトのレクイエムには様々な名演がある。私も、かなりの点数の演奏を聴いてきたが、それらに接した上で、再び故郷に帰ってきたような気分になる演奏こそが、このベーム盤だ。テンポは、いかにも晩年のベームらしく、ゆったりとした遅めのテンポを採用しているが、例えば、同じように遅めのテンポでも、バーンスタイン盤のように大風呂敷を広げて大げさになるということはない。かと言って、チェリビダッケのように、音楽の流れが止まってしまうような、もたれてしまうということもない。遅めのテンポであっても、音楽の流れは常に自然体で、重厚かつ壮麗で威風堂々としており、モーツァルトのレクイエムの魅力を大いに満喫させてくれる。同じく重厚かつ壮麗と言っても、カラヤンのように、オペラ的な華麗さはなく、ベームは、あくまでも宗教曲として、質実剛健の演奏に心掛けている点にも着目したい。最近では、ジュスマイヤー版を採用した壮麗な演奏が稀少になりつつあるが、これほどまでにドイツ正統派の風格のあるレクイエムは、今後も殆ど聴くことはできないと思われる。本演奏については、かつてSACD盤が出ており、最高の音質を誇っていたが、現在では廃盤で入手難。しかし、本SHM−CD盤もかなりの高音質であり、この名演を味わうには、現時点では本盤が最高ということになるであろう。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年07月18日

    本盤におさめられたベーム&ウィーン・フィルによるモーツァルトのレクイエムについては、2年前に次のようなレビューを記した。「モーツァルトのレクイエムには様々な名演がある。私も、かなりの点数の演奏を聴いてきたが、それらに接した上で、再び故郷に帰ってきたような気分になる演奏こそが、このベーム盤だ。テンポは、いかにも晩年のベームらしく、ゆったりとした遅めのテンポを採用しているが、例えば、同じように遅めのテンポでも、バーンスタイン盤のように大風呂敷を広げて大げさになるということはない。かと言って、チェリビダッケのように、音楽の流れが止まってしまうような、もたれてしまうということもない。遅めのテンポであっても、音楽の流れは常に自然体で、重厚かつ壮麗で威風堂々としており、モーツァルトのレクイエムの魅力を大いに満喫させてくれる。同じく重厚かつ壮麗と言っても、カラヤンのように、オペラ的な華麗さはなく、ベームは、あくまでも宗教曲として、質実剛健の演奏に心掛けている点にも着目したい。最近では、ジュスマイヤー版を採用した壮麗な演奏が稀少になりつつあるが、これほどまでにドイツ正統派の風格のあるレクイエムは、今後も殆ど聴くことはできないと思われる。本演奏については、かつてSACD盤が出ており、最高の音質を誇っていたが、現在では廃盤で入手難。しかし、本SHM−CD盤もかなりの高音質であり、この名演を味わうには、現時点では本盤が最高ということになるであろう。」演奏内容の評価については、基本的には現在でも変わりがないが、その後、ユニバーサルからシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤が発売されたことから、当該盤について言及をしておきたい。手元にあるハイブリッドSACD盤及びSHM−CD盤と聴き比べてみたが、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化によって次元の異なる高音質に生まれ変わったと言える。SHM−CD盤は問題外であるが、ハイブリッドSACD盤ではやや平板に感じられた音場が非常に幅広くなったように感じられ、マルチチャンネルが付いていないにもかかわらず、奥行きのある臨場感が加わったのには大変驚かされた。紙ジャケットの扱いにくさや解説(特に対訳)の不備、値段の高さなど、様々な問題はあるが、ネット配信の隆盛によってパッケージメディアが瀕死の状態にある中でのユニバーサルによるSACD盤発売、そして、シングルレイヤーやSHM−CD仕様、そして緑コーティングなどの更なる高音質化に向けた果敢な努力については、この場を借りて高く評価しておきたいと考える。

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  • ★★☆☆☆ 

    奈良の技芸天  |  奈良県  |  不明  |  2011年09月02日

    演奏に関しては、私のレコード時代からの長い間の愛聴盤で何の文句もありません。ところがこの録音に関してはレコードはもちろん、最も納得のゆく音質で聞きたく、その後輸入盤のCD、国内版のSHMCD、SACD、と今回のSACDのSHM仕様と聞いてきました。確かに音質は鮮明さを増しています。しかし合唱のフォルテなどで音は耳をかなり刺激するなど私にはとても良いマスタリングだとは思えません。それにマスタリングする際にどうしてOIBPを使用したのでしょうか? なぜマスターテープをDSDでマスタリングしたものを使わないのでしょうか? その当たりはメーカーの技術者に聞かなければ解りませんが、私の疑問にどなたかお答えして頂ければ嬉しいです。私は今でもこの演奏を聴く時は、輸入盤のCDで聞きます。ここでは全体に柔らかい音質(レコードではもう少し柔らかい音質でした)、合唱でのフォルテでも耳をつんざくような事はなく、最初に歌い出されるエディット・マティスの声も空間から自然に浮かび上がってくる様は素晴らしく思います。マティスの声もSACDのSMM仕様よりは自然に聞こえてきます。鮮明さは劣るが音の自然さや柔らかさは輸入盤のCDの方が素晴らしい。演奏は文句なく五つ星ですがCDの仕様に関しては、扱いにくさ、ラックに入らないなどを含めて評価通りです。

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  • ★★★★★ 

    1stホルン  |  東京都  |  不明  |  2010年09月11日

    音質の向上は明らかです。おそらく、音質向上のために同演奏を買うのはこれで最後?。SACDの良さを心ゆくまで味わえるジャンルはやはりクラシックとジャズではないでしょうか。マーラー、ブルックナーなどはゆうに及ばず、このレクィエムなどの声楽、ピアノ、チェンバロなどの器楽曲も格段の差を感じます。 クラシックCD業界は今後、新録音に加え既存音源の高音質CD化と過去の名演復活・発掘の3本柱での話題作りがますます活発になっていくのでしょう。 大レーベルはやはり、廉価濫造ではなく、名盤を名盤としてこのように音質を十分整えたうえで発売し続けていってほしいです。単なる音質重視のコレクター向けだけでなく、文字通りレコード芸術としての文化遺産として各音源を守って下さることを切に望みます。 1970年代、ここでのべームをはじめとしてカラヤン、バーンスタイン、マルティノン、ムラヴィンスキー、オーマンディ、ジュリー二、ショルティ他、個性的な音楽家が競って新録音を出した時代を知っているものとしては、現代は少々寂しい環境であるように感じるかもしれません。しかも、現代では味わうことのできない、格の違いともいうべきハイレベルの演奏を改めて耳にするたび、1950年代のイタリアオペラ黄金期と並んで70年代のアナログ末期は傑出した名盤輩出時代であることが、このようなSACDシリーズ発売で一層はっきりした感じです。 しかしいっぽうで現代は、マーラーやマイナーオペラなど、60〜70年代にはFM以外では聴くこともできなかった音源がたくさん出て、さらに過去の名盤もこうして高音質で聴くことができる、極めて楽しく幸せな時代です。これからも、溢れ出る発売ラッシュに惑わされずに(レコード会社さんごめんなさい、でも新録音もじっくり検討してちゃんと買ってますよ!)1枚1枚、じっくり聴きこんでいきたいです。こんな音で往年の名演奏を聴けるなんて、なんていい時代になったもんでしょうか! 大幅に話題がそれましたが、この演奏、本当に感動的です。同時期のビデオも素晴らしいし、モノラル時代のウィーン響とのフィリップス盤も名演で、べームの「モツ・レク」はライヴも含めてすべて価値が高いですが、音質も含めてこれが最高。版の問題など、もうどうでもよくなってしまいます。私にとっては家宝的ソフトです。

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  • ★★★★★ 

    silver  |  岐阜県  |  不明  |  2018年08月03日

    これこそモツレクの代表盤。これを聴いてしまえば、流行のピリオド演奏など 虚しい限り。命の重さ、死の意味・・悲痛なまでの荘厳さで鳴らしきった唯一絶対の演奏である。録音芸術の、一つの頂点を成す物だろう。

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  • ★★☆☆☆ 

    ROYCE  |  神奈川県  |  不明  |  2017年03月02日

    私はDGのOIBPリマスタリングは失敗だと思っているので、この高価なSACDも値段ほどの価値は見出せませんでした。OIBP特有のギラギラした不自然な艶が耳障りで、落ち着いて聞いていられません。マスターテープの劣化も相当進んでいるようで、ドロップアウトが散見されるのは興ざめです。新技術をもってしても経年変化の傷は隠せず、時すでに遅しです。OIBPではない初期盤の方が耳にやさしいという意見は、まったくそのとおりだと思います。

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  • ★★★★★ 

    KANA07  |  石川県  |  不明  |  2012年10月06日

    CDで持っていたが、演奏と録音があまり好みでなかったのでSACD盤の購入を躊躇していた。値下がりを機に購入してみると冒頭の部分からベームとウィーン・フィルの音楽に吸い込まれていった。筆舌に尽くしがたいほど美しいのである。SACD化に最も成功した一枚と思われる。

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  • ★★★★★ 

    フォン・デメヤン  |  東京都  |  不明  |  2010年08月28日

    LP発売当初から親しんできた演奏で、この曲を聴きたくなったらまず取り出すもの。声楽陣が素晴らしく、合唱がとても上手い。それとテノールのオフマンの格調高い美声には惚れ惚れします。そして今回のシングル・レイヤー仕様のSACDを聞いてびっくり!オケと合唱の絡みがこれほど美しいとは思いませんでした。冒頭からぐいぐい演奏に引き込まれていきます。重厚で壮大な演奏は、決して今の流行ではありませんが、やっぱりこれがいいよな、とつくづく思いました。とにかくクリアで柔らかい高音に魅かれます。決してキンキンせず、高音が暴れません。独唱者たちの声が美しく捉えられていて、マスターテープの情報量の豊富さに驚くばかりです。 ベームはVPOの楽団員から、細かくて口うるさいジジイと思われていたようですが、流石にあの手ごわいVPOから、格調高い感動的な引き出した手腕には頭が下がります。これからもベームとBPOのブラ1やシューベルトのグレイトなどをSACD化して欲しい。

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  • ★★★★★ 

    まさやん  |  大阪府  |  不明  |  2010年08月04日

    名盤の誉れ高い56年ウイーンSOとの録音から25年後の再録音は待望のウイーンPOとのコンビ。この録音時点で、ユニテル製作の映像盤(ウイーンSO)の製作も決定していた筈だから、ムジークフェラインザールと教会の音響の違い、オケ・ソリストの違いをも念頭に置いて振り分けたかの様に両者は違った演奏です。こちらは「CD」「モダン楽器」での演奏としては疑いも無く最高傑作だと言えましょう。極端に遅いテンポと重厚な合唱の響きに、「ピリオド奏法」「少数精鋭合唱」に慣れた方には異様に感じられましょうが、ベームの重厚な演奏こそ高度の技術が必要なのです。必要以上に抑揚の効いたピリオド奏法の演奏全盛期(失礼!)では決して味わえない感動が、ここには存在します。DVD演奏に比べればソリストの顔触れが数枚落ち、マティスも少々ヴィヴラート過剰なのが惜しいです。

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  • ★★★★★ 

    ken3353  |  千葉県  |  不明  |  2015年10月23日

    かつてから名演奏の誉れのあるベーム指揮ウィーンPOをついに購入し聴いてみた。 驚いた。こんなにゆっくりのテンポのレクイエムは初めてだ。それにより荘厳さも増している。この演奏を初めて聴いて慣れてしまうとほかの演奏がたぶん聴けなくなってしまうんじゃないだろうか?しかも統率も取れている。ベームは用意周到にこのモーツアルトのレクイエムを考察してこの録音を後世に残したのだと思う。 歌手陣はエディット・マティスはじめ、その当時一線で活躍しているソリスト達で、申し分ない。個人的にエディット・マティスはマーラー4番カラヤン指揮で好きになったソプラノ歌手。ベームでは歌劇「フィガロの結婚」でケルビーノ役もこなしている。

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  • ★★★★★ 

    ムサイシス  |  三重県  |  不明  |  2014年03月23日

    つらいときはよくこの演奏を聴きます。涙が流れることも多々ありました。言葉にできないほど、ただ、ただ、すばらしいと思います。(でも後半部分はあまり聴きません。)

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  • ★★★★★ 

    爺さん  |  千葉県  |  不明  |  2012年07月04日

    定番中の定番で、この盤さえ持っていれば間違いないと思うし、他者にモツレクを推薦するならこれしかないだろう。LP時代からのジャケットは健在で良い。ベームという指揮者は随分前からフルヴェンとかチェリビダッケみたいに神格化(?)されず、なんとなく忘れ去られた感があるが、この演奏を聴くにやっぱり大指揮者だったのだなぁとしみじみする。同じウィーンフィルの演奏でも他の指揮者ではこうはいかない。 ウィーンフィルを伴って来日したときのリハーサル映像では、メンバーに「楽譜に書いてないことをするな!」ってバンバン駄目出ししてて、スゲーじいさんだと思った(モツレクじゃないけど)。

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  • ★★★★★ 

    Terry  |  東京都  |  不明  |  2011年05月18日

    1971年12月初出のLP購入に始まり、1986年CDへ買換え、そしてこのSACD-SHMとおよそ40年間愛聴しています。この間、補作各版やピリオド楽器演奏なども聴いてきましたが落着かず、やはりジェスマイヤー版のゆったりしたこの演奏がベストだと思います。当時76歳のベームの指揮ぶりは元気ハツラツとしていて、曲想のメリハリがしっかりしています。アナログ録音ですがSACD化は成功しており、とても40年前のものとは思えません。VPOの美しいストリングスや、エディット・マティスらのソリスト、ウィーン国立歌劇場合唱団員の上手さが光ります。このSACDは大変お薦めできます。

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  • ★★★★★ 

    ポックン  |  千葉県  |  不明  |  2010年12月17日

    20世紀が到達した威厳に満ち溢れる最高のレクイエム演奏。ベーム固有の骨太で秩序を重んじる指揮が、ウィーン・フィルから最上の音響を引き出している。ベームとウィーン・フィルの演奏では、モーツァルト「プラハ」「ジュピター」、ベートーヴェン「田園」、ブラームス「第四」、ブルックナー「ロマンティック」「第七」、ドヴォルザーク「新世界より」、などの名盤を愛聴しているが、モーツァルトの「レクイエム」は、それらの筆頭格だ。この作品は、古楽器による演奏で聴くと18世紀末のフランス革命で犠牲になった死者のためのレクイエムのように聞こえるが、当ディスクでは、第二次世界大戦の犠牲者をまとめて面倒見ている感がある。時代が変わればスケールも違う。20世紀のこのような演奏が旧スタイルと呼ばれることに違和感を感じる。新スタイルとは? 現代とは? 当ディスクは、偉大な時代の証言者でもある。

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