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ドヴォルザーク(1841-1904)

CD 交響曲第9番『新世界より』、他 クーベリック&チェコ・フィル

交響曲第9番『新世界より』、他 クーベリック&チェコ・フィル

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  • ★★★★☆ 

    宇野珍会長  |  埼玉県  |  不明  |  2014年09月23日

    背景にあるものは考えず、演奏の出来のみ記したい。チェコ・フィルはいつものまとまりの良さがなく、かなりちぐはぐな印象を受けた。演奏ミスは目をつぶったとして、細部の仕上げは雑で練習不足は否めない。従来クーベリックはよく肘を使ってテンポを落とすようだが、この演奏ではオケが勝手にテンポを引きずってしまう箇所が散見され、いつものそれとは明らかに違う。録音がよくないせいか、バランスも珍妙だ。特に新世界は閉口してしまう。悪いところを並べればきりがないが、いっぽうチェコ・フィルはクーベリックの節回しによく応えており、燃焼度の高い演奏になっている。録音が悪い中でもダイヤの原石を思わせるような眩しい音色が随所にあり、これは聴き応え十分だ。「新世界」だけで比較するなら、2年後のノイマン盤の圧勝だが、やはりこの演奏は腐っても鯛であり、クーベリックの本領はよく出ているといえよう。ちなみに前半の「プラハ」はそこまで悪くないので、演奏順に従ってオケが疲労してきた可能性が考えられる。それともテンポの動かないノイマンに慣れているチェコ・フィルが戸惑ったのだろうか?

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  • ★★★☆☆ 

    松ちゃん  |  東京都  |  不明  |  2011年10月22日

    このCDはクーベリックが引退して祖国に戻り演奏した記録のようなもの。録音もいまいち良くない。クーベリックでこの曲を聴くならベルリンフィルやバイエルン放送響のCDがいい。これはただの記録CDでありファンなら別であるが一般の人は初めに購入しない方がいいだろう。ただ演奏は標準以上なので購入しても損はしない。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年09月11日

    ドヴォルザークの新世界よりとモーツァルトのプラハの組み合わせは、クーベリックにとっても最も得意とするベストプログラムと言えるが、本盤の演奏は、いずれも必ずしもクーベリックのベストフォームとは言い難い。新世界よりならば、ベルリン・フィルとの72年盤が最も条件の整った名演と言えるし、ライブ録音ならば、手兵バイエルン放送交響楽団との65年盤(来日時)や77年盤の方がより力感に満ち溢れた名演と言える。他方、プラハも、バイエルン放送交響楽団との80年盤こそ、至高の名演と言える。にもかかわらず、本盤の演奏には大いに惹き込まれる魅力がある。それは、ビロード革命を経て漸く念願の自由を勝ち取った喜びを分かち合うクーベリック、チェコ・フィル、そして会場に居合わせた聴衆の熱き心である。この熱き心が、必ずしもベストフォームとは言い難い演奏を、聴き手の心の琴線に触れる感動的な名演に仕立て上げているものと言える。ここには、演奏することの喜びが満ち溢れており、随所から感じられる熱気や生命力においては、前述したクーベリックの過去のいずれの名演をも凌駕するものと高く評価したい。録音はもともとイマイチであり、Blu-spec-CD化されても、あまり音質の改善が見られないのだけはいささか残念だ。

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  • ★★★★☆ 

    アッキ  |  茨城県  |  不明  |  2010年01月16日

    この後にライブ録音されているノイマン&チェコフィルと対照的な演奏。ノイマンの名盤は名ホール ルドルフィヌムに対しこちらはだだっ広いスメタナホールでこれが音質の悪さの原因。だがこれは1つの記録としてのCDで、あの引退していたクーベリックが祖国に帰ることが出来たという記念、ドキュメント的なCDだと思うのです。アメリカにいたドヴォルザークは望郷の念にかられ、切ないほどの懐かしさ、哀しさでボヘミアを求めていました。この演奏に1楽章から不安がつきまとう云々 申している人がいらっしゃいますが、まさにドヴォルザーク自身の不安、望郷が込められている哀しい交響曲なのです。時代の流れとその哀しみはこの演奏からよく伝わりました。

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  • ★★★★☆ 

    燕の巣  |  静岡  |  不明  |  2009年01月31日

    1,050円でリイシューされてたのですね。休刊したFM Fanの表紙を飾るCDが貰える懸賞があって、新譜で出た頃に戴いた意味で思い出のCDです。皆さんのレビューを読むと辛辣なコメントが目立ちますが、演奏云々よりも演奏記録と認識してます。聴衆の拍手の暖かさは、亡命から43年もの歳月を経て再登場した名指揮者への尊敬の念を感じます。LDも持ってますが、映像が残ってるのでDVDの購入を薦めます・・・。

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  • ★★★☆☆ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  2008年02月26日

    それにしても、録音の悪さは如何ともしがたいですね。まるでテープノイズの抜けたモノラル録音のようです。それから、クーベリックだからとか、チェコ・フィルだからなどという理由で手放しで賛辞を贈るのは止めましょう。あるいは、歴史的事実や逸話を前に無条件でこの演奏を受け入れるのも、個人的には避けたいと思っています。さて、クーベリックで《新世界より》を聴くなら、他のレビューにもある通り、バイエルン放送響との80年ライヴ(ORFEO)が超名演ですし、チェコ・フィルで聴きたいのならノイマンとの93年ライヴ盤(DENON)が音質面でも優れた一枚です。あるいはアンチェル盤(SUPRAPHON国内盤)も良いかも知れません。因みにクーベリックの最晩年の名演といえば、91年の来日公演(スメタナ:我が祖国/Altus)くらいでしょう。

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  • ★★★★☆ 

    JR東海道線  |  終電きたきた  |  不明  |  2008年01月23日

    「音楽とは常に人間がどういう状態であるかを表します。音楽は人間的な何かを伝え、作曲家が自分を取り巻く世界にどのように関係しているかの証しと思えます。そして私が届けたいものは、そのような言葉です。(中略)自分のために良い演奏をすることは正しいことの全てではありません。」これはシノーポリの言葉ですが、この言葉でこの演奏を真っ先に思い出しました。絶望的に暗いプラハの冒頭。その違和感が新世界の最後までついて回るように聴こえます。何なんだこの演奏は?この不安の音楽に「ブラボー」は変に聞こえる。

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  • ★★☆☆☆ 

    ito  |  横浜  |  不明  |  2008年01月18日

    続き。40年代に録音したドヴォ8の演奏は凄かったし、50年代にはソロモンと入れたブラームスのコンチェルトではその指揮ぶりに驚嘆した。ずっと後年、SONYに録音したブルックナーの2曲も超名演だった。これがなぜか輸入盤のCDで出ないのか(ブーレーズの「運命」とともに)、不思議でしょうがない。ともかくクーベリックの「新世界」はオルフェオ盤で十分でしょう。

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  • ★★☆☆☆ 

    ito  |  横浜  |  不明  |  2008年01月18日

    これが本当にクーベリックなのかと思うと悲しくなる。生涯最後の演奏がこんなにも味気ないものになってしまって。私は20世紀の初めに生まれた指揮者ではカラヤン、バーンスタイン、ジュリーニとともに、クーベリックはやはり一つの時代を築いた指揮者だったと思うが、この演奏は「プラハ」「新世界」ともダメだ。「新世界」終了後の、聴衆の取ってつけたようなブラヴォーが何よりそれを物語っている。クーベリックは若い頃から天才だったし、40年代にチェコ・フィルの常任になっている。

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  • ★★★★★ 

    御輪日明  |  鳥野  |  不明  |  2007年12月29日

    音楽とは言語だ。覇気溢れる完成度の高い工芸品のような演奏も良いが、私は演奏家の言葉のようなものを聴きたい。私は音楽家の晩年の様式に到達したものが好きだ。クーベリックの他の演奏は完成度が勝っているが、この演奏は曲のほころびとか無理のようなものを自然に表出し、通俗名曲の仮面がほころんでいることがわかる。クーベリックも凄いが、このような演奏を可能にしたチェコフィルも見事だ、この団体にとって年に何回も演奏する曲に真摯に対峙し、多層性という光を当てることに成功している。9番を通俗名曲として聴きたくない人向き。

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  • ★★☆☆☆ 

    Haru  |  柏市  |  不明  |  2006年07月22日

    クーべリックの実力を知るものとしては、少々物足りない演奏。一度引退の後では仕方がないか。 現役中のバイエルンRSO盤(オルフェオ発売)のほうが遥かに素晴らしい演奏です。でも、ベルリンPOとのDG盤はやめましょう。あれは、迫力があるだけだし、オケの音色が余りに近代的過ぎます。

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  • ★★★☆☆ 

    オタヌキ  |  愛知県  |  不明  |  2006年06月03日

    心して聴きましたよ。でも、ちょっとがっかり。1楽章は指揮者とオケの気持ちが合っていないように感じました。曲が進むにつれ本来の姿が見えてきましたが、HMVレビューにある奇跡の名演は誇張が過ぎます。記録としても大切にしたいと思います。

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  • ★★☆☆☆ 

    MATU  |  群馬  |  不明  |  2003年09月10日

    クーベリックは音楽家としての才能はあったと思うが、指揮者としての才能はあまりなかったと思う。この人は上手に成熟することができなかったと思う。「新世界」では当時のオケの能力以前にその事を感じてしまう。

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  • ★★★★★ 

    トドカラ狂  |  名古屋市  |  不明  |  2003年07月18日

    こんなCDの批評を書いてはいけないような気がします。私たちでは想像できないような思いで、クーベリックは チェコフィルを指揮しています。新世界の最後の音が本当に静かに消えていくとき、音楽にドラマ性を強く感じました。クーベリック生涯最後の演奏会のライブです。聴いて下さい。

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