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Boehe , Ernst (1880-1938) *cl*

CD 悲劇的序曲/交響詩「オデュッセウスより」流浪の旅1-3 アルベルト/ラインラント=プファルツ国立フィル

悲劇的序曲/交響詩「オデュッセウスより」流浪の旅1-3 アルベルト/ラインラント=プファルツ国立フィル

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    Masahiko  |  福岡県  |  不明  |  2009年11月25日

    「オデュッセウスの流浪の旅」は彼が20代前半の1901年から1905年にかけて書かれた、ギリシア神話の英雄オデュッセウスの波乱に満ちた物語を描いた全4曲、90分近い大作です。ホメーロスの叙事詩「オデュッセイア」の主人公でもあるオデュッセウスはイオニア海に浮かぶイタケーの王であり、トロイア戦争に参加し勝利を得るものの、神々の怒りを買い、妻子が待つ故郷イタケーへ容易に帰る事が出来ず、地中海をさまよい続け、様々な苦難の末にようやく故郷にたどり着きました。 音楽はこの物語に沿って進んで行きますが、これぞドイツ・ロマン派の王道といった感じの豊かな音色、息の長いメロディはまさにワーグナーやリヒャルト・シュトラウス直系のものです。と同時に標題的な面を抜いても、豊饒な響きの中にも一本筋の通った堅固な構成をもち、90分近い大曲でも長さを感じません。その充実感はまるでブルックナーの交響曲、特に交響曲第8番と同じくらいに感じました。この2枚のCDに収められている他の管弦楽曲も同じように素晴らしく、もしベーエが作曲を続けていたらどんな作品が生まれていただろうかと考えずにはいられません。

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