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シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

CD 管弦楽作品集 デイヴィッド・ジンマン&チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(7CD)

管弦楽作品集 デイヴィッド・ジンマン&チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(7CD)

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  • ★★★★★ 

    かんたあびれ  |  神奈川県  |  不明  |  2016年12月11日

    ここでのレビューを眺めていて、如何にカラヤンの遺した録音が多くのリスナーに支持されてきたかがわかる。リヒャルト・シュトラウスの演奏をカラヤンが得意にしていたことは知られているし、事実彼の録音は群を抜いて多くのリスナーに聴かれている。その素晴らしさを否定する気は毛頭ないが、カラヤンの音楽は楽曲を自分の手の内に収めてしまうところがあって、どんな曲もカラヤン調になる嫌いがある。その点カラヤンの美質とシュトラウスの音楽はとても相性が良くて、名演奏が生まれるべくして生まれていると思う。さて、この盤について述べると、ジンマンは深くスコアを読み込んでいると思われ、各声部をバランス良く鳴らし丁寧な音楽作りをしている。シュトラウスの音楽に重厚さだけを求めると聴き逃すかも知れない細かい声部の動きが良く聞こえる。例えば「四つの最後の歌」。歌手のスケール感ではヤノヴィッツ等歴代の名歌手達に及ばない。一方、オーケストラを良く聴くと、ジンマンの指揮ではカラヤンでは残響の中に埋もれた音が良く聞こえるし、転調がビシッと決まっている。録音は解像度が高く明晰。それと引き換えに雰囲気とか過度な重厚さは感じられない。それが物足りないと感じるリスナーがいるのもわかるが、「死と変容」をカラヤン(72年)とジンマンで聴き比べると、和声が聞き取りやすいのはジンマンの方だ。カラヤンの録音はイエス・キリスト教会である事もその理由の一つだと思う。ジンマンの演奏は「リヒャルト・シュトラウスの音楽はそもそもこういう音楽だ」という考え、明確に打ち出されている。私はジンマンの演奏に触れて初めてシュトラウスの音楽の本当の良さに触れた気がした。

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  • ★★★★☆ 

    マッキー56  |  長野県  |  不明  |  2011年05月08日

    R・シュトラウスのオペラをDVDで鑑賞する事はあるが、管弦楽をじっくり聴くことのない私ですが、ジンマン指揮というので購入しました。あっさりしていていいじゃないですか。? それにしても、音楽をこれはだめとかこう聴くべきといった人の批判はこうした場では不要。私はこちらが好みですのでお聴きになったら?といきませんか?

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  • ★★★☆☆ 

    S.S  |  Okayama  |  不明  |  2004年03月09日

    一言で言えば、薄っぺらな演奏。R・シュトラウスの音楽は、、後期ロマン派の匂い、モーツァルトへの憧憬、無調音の試み等が、ない交ぜになったおもちゃ箱のようなものであると思う。この演奏は、そういった部分を、あえて避けているのか、R・シュトラウス特有の風味があまり感じられない。まあ、カラヤンやショルティのようにひたすら、煩く下品な演奏に比べれば、遥かに聴けるが・・・ R・シュトラウスが苦手な人にはよいのかも・・・

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  • ★★★★☆ 

    Maya  |  熊本県  |  不明  |  2011年04月10日

    これだけレヴューがありながらヴァイオリン群の配置に関する情報は皆無。特記されないところをみると第2ヴァイオリンが右から聴こえる「両翼配置」ではない、と思っていいのでしょうか。近々全集セット化されるジンマンのマーラーは両翼配置とのことですが。このシュトラウスがもしそうなら購入したいと思っていますが・・・。どなたか教えて下さると助かります。ケンペのシュトラウス(EMI)が残念なのは両翼配置が採用されていないことです。ステレオ期で両翼配置のシュトラウスが聴けるのは、知る限りクレンペラーやライナーの一部の録音だけで、それも一握りの有名曲に限ります。「こってり」か「あっさり」だけでシュトラウスへの好みが語られるのはもうそろそろ・・・。問題は書かれた音がはっきり鳴っているかどうかだと思うのですが。そして両翼配置でなければ、いくら録音がよくても、表現が練れていても、私には音楽の構造がはっきり澄んで聴こえないのです。星4つは期待度です。

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  船橋市  |  不明  |  2006年07月26日

    R.シュトラウスのオーケストレーションは、スコアで見る限り、ずいぶんあっさりとしていて、さほど複雑でもなく「いつまで鳴らしているんだ」というような執拗さもない。なのにおおよそ全ての演奏が、厚手で脂っこく、体臭が漂うような演奏になってしまう。ところがジンマンは、実にすっきりとした、現代的な響きで終始、シュトラウスに向き合っている。シュトラウス直伝というスタイルではなく、ピュアに音だけの美を追求した演奏。聴くもの奏でるもののレベルも意識も大きく変わったのだから、こうした演奏にも理解を示したい。

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  • ★★★☆☆ 

    七海耀  |  さいたま市  |  不明  |  2005年10月04日

    私はカラヤンのR.シュトラウス管弦楽録音は好かない。ハイティンク、ケンペのほうが好きだ。このセットで良いのは、「家庭交響曲」と「四つの最後の歌」である。「英雄の生涯」も悪くない。他のは、ちょっと量感不足という気がする。特に「アルプス」が苦しい。

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  • ★☆☆☆☆ 

    nobu  |  Aichi  |  不明  |  2005年07月18日

    相変わらずスカスカの空疎な音の羅列。無意味な演奏。カラヤンやショルティの演奏から入るのが王道です。S.S Okayamaみたいな下品な評を鵜呑みにしてはいけません。(笑)

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  • ★★★★☆ 

    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2004年03月29日

    S.S Okayamaさんの表現は、この全集の特徴を言い得ていると思います。私は、何を隠そうカラヤンのEMI盤のためにR・シュトラウスに入れなかった人間です。あまりに豊穣な響きに埋もれてしまうと、音の流れがわからなくて、寝てしまっていたのです。この演奏は、初心者でも十分楽しめると思います。たしかにすっきりして見通しがいい反面、「ちょっと寂しい」との評も当たっています。

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  • ★★★★★ 

    ニャンコ先生  |  Tochigi  |  不明  |  2013年05月12日

    この大好きなセットがまだこんなに廉価で売られている。騙されたと思ってご購入いただきたい。少なくとも2、3曲は「へえ〜」とうなる爽快な演奏に出会えること請け合いである。「マゼール30CD」というセットに収められた、バイエルン放送管のぶ厚い響きとマゼール独特の粘っこい表情づけに圧倒されつつも少し辟易したあとで聴き直し、ジンマンとトーンハレの(のちのマーラー全集につながる)音楽づくりのポリシーを再認識した。

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  • ★★★★★ 

     |  福岡県  |  不明  |  2012年07月14日

    とても気に入りました。秀演だと思います。中でも「メタモルフォーゼン」は、まるでタペストリーの様に、23のパートが織りなす旋律が、鮮明かつ美しい。また、「アルプス」は、ちょっとイギリス音楽風で、興味深い。それにしても、HMVのレビューは、面白いです。激情型が好みの方、分析が得意な方、幅広い知識を持った方、等々。ちょうちん記事を書くヘタな評論家より参考になります。ニックネームとレビューを読むと演奏が見えてくるのですから。私事になりますが、CDを購入する際、どうアイテムを選択しているのだろうか?と考えてみました。1.試聴できれば、自分の感性に合ったもの。2.気に入って、興味を持ったら芋づる式。3.レビューが多く、確認したいもの。4.他の演奏から想像してみて。5.未知の曲へのチャレンジ。以上が、主な判断基準だと思います。そして、聴く時は「虚心坦懐」。難しいですが、極力、楽曲に対して先入観を排し、白紙で対峙するように心がけてはおります。そうすると、違った良さや面白さが発見できると思うからです。例えば、チャイコフスキーの交響曲は、ムラヴィンスキーも素晴らしいが、良く聴くのは、パッパーノであったりとか、同じ曲でも、その時の自分の欲求で、楽しさが倍増します。このセットは、R・シュトラウスを聴く時の有力な選択肢となりました。過去にも、いくつかの名演と言われる演奏がありますが、これは、録音技術が進化した、時代に即した演奏と言えるかも知れません。

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  • ★★★☆☆ 

    Gismo  |  Toyama  |  不明  |  2008年12月08日

    2000年代の録音とは思えないほど至る所にノイズが混入していて、なんだこりゃな気分にさせられるBOXです。だから安いのかなぁ?

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  • ★★★★★ 

    BARON  |  北九州市  |  不明  |  2008年07月31日

    クラシック初心者の印象。カラヤンを聴きこんで、ジンマンを聴くと、確かに何か物足りない気分にさせられます。ちょっと薄っぺらい印象。しかし、ジンマンをしばらく聴き込んでカラヤンを聴くと、不思議とぶ厚すぎて、メタボリック的な印象を受けました。確かにすべての音がきれいに聴こえてくるのはジンマンです。あとは個人の好みの問題かもしれません。私は低重心のメタボリックな演奏が自分の好みに合っていました。

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  • ★★★★☆ 

    北の火薬庫  |  北海道  |  不明  |  2004年11月29日

     諸氏の意見に従いケンペ盤も求めてみました。指揮者の主体的な音楽への取り組みの差は歴然としています。ジンマンのすっきりした演奏のあとケンペを聞くとフレーズの表情の違いに唖然とさせられます。2セットで聞くとRシュトラウスが良く理解できると思います。カラヤン、ショルティ、メータから入ってはいけません。

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  • ★★★★★ 

    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2021年03月02日

    尖ったところのない誰にでも薦められる偉大なる普通さではないでしょうか。4つの最後の歌なども変に深入りすることなく、適度な感動が得られます。

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  • ★★★★★ 

    淳メーカー  |  愛知県  |  不明  |  2012年02月05日

    ジンマン&チューリッヒ・トーンハレというと、どうも見通しが良い、スカスカ・サウンドというような先入観があります。確かにマーラー全集はそれに近い印象を持った曲もありましたが、全部が押し並べてそうだとは言い切れないのではないでしょうか。来日公演のブラームスなどケンペ時代のトーンハレ・サウンドのように思えましたが(当方の耳が悪いせい?)。ここでのR・シュトラウスもトーンハレの少しくすんだ音色を十分生かし、各曲の性格を的確に表現しているのではないかと思います。他の演奏家を否定してまで祭り上げるのもどうかと思いますが。存在価値十分にあり、です。

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