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ベートーヴェン(1770-1827)

CD ヴァイオリン協奏曲、ロマンス(2曲) 五嶋みどり、ルツェルン祝祭弦楽合奏団

ヴァイオリン協奏曲、ロマンス(2曲) 五嶋みどり、ルツェルン祝祭弦楽合奏団

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    乱筆不治  |  東京都  |  不明  |  2021年03月06日

    ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、いろいろな演奏を聴いてきましたが、なかなか好みの演奏に出会えませんでした。特に第二楽章の後半、2回目のcatabileから2オクターブ半の跳躍に至るところが、難しいなと思っていました。ここを満足に聴かせくれるのは、みどりさんしかいないだろう、と密かに考えていたのですが、録音してくれるか、ずっと気になっていました。今回、こういう状況下、この演奏を聴くことができたのは、本当に良かったと思います。二楽章は、思ったより速めのテンポでしたが、しっとりとした歌いこみと、気合の入った跳躍は、素晴らしいです。私にとっては、この曲のLAST HOPEという感じです。

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    jin  |  長野県  |  不明  |  2021年01月16日

    「魂との…」とか「渾身の…」とかの文字が躍っていますが、演奏はそうした表現とは無縁の節度のきいた真摯なものです。注目すべきは五嶋本人が記載したライナー4ページ弱の文章です(英語とドイツ語)。ベートーベンの経済状況(要はお金の事情)や、曲についての説明はなかなかの読みごたえがあります。協奏曲のロンドをバッハの無伴奏と関連付けての話もなるほどと思いました。コロナ禍での録音に至る経緯の説明もあり、商品紹介の「〜五嶋みどり ライナーノートより〜(輸入元情報)」はそこから部分抜出和訳しているようですが、誤訳であるといったら失礼でしょうか?是非、ご自身の目で読んでいただけたらと思います。音楽(CD)と文章(ライナー)で、満足度2倍、いやそれ以上のものだと思いました。

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    せごびあ  |  愛知県  |  不明  |  2020年12月25日

    最近は少し迷いがあるのかなあと感じていましたが、ここでは完全燃焼していて安心以上の進化を感じました。素晴らしい演奏です。

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  • ★★★★☆ 

    ヤナハル  |  鹿児島県  |  不明  |  2020年11月24日

    五嶋みどりがようやくベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を録音してくれた。実にしなやかで、優美と言うより機動力に長けた演奏と見た。ニ長調の穏やかな世界に安住することなく、躍動して見せてくれた。でも、もう少しピリオド楽器の世界に寄せてぎくしゃくさせるか、あるいは思い切りスケール感たっぶりの演奏にするか、した方が良かったと思う。

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    てつ  |  東京都  |  不明  |  2020年10月28日

    このディスクは五嶋みどり会心の一枚ではないだろうか。正直私にとって彼女は天才少女のイメージが強く、2013年のバッハ以降、エトヴェシュの協奏曲が出ていたらしいがノーマーク。そもそもワーナーに移籍したことすら知らなかったのだから、申し訳ないと言う感じ。そこに出たこのディスク、コロナ禍中の今年3月の録音!3月だったら日本では学校がもう休みになっており、欧州ではもっと凄い話になっていただろう。そんな時期の録音である。なんと言うか録音してくれたこと自体に感謝するしかない。まずは録音がとてもよく、冒頭のティンパニを聞けばわかる。オーケストラ部分については、分離も定位も良く、理想に近いバランスである。その中で五嶋みどりが格式高いベートーヴェンを奏でる。そう、この録音私からみると「格式が高い」正攻法ど真ん中。他の奏者に失礼かもしれないが余計な装飾一切なく深い音を朗々と響かせる。この曲は皆さんご存知の通りダブルストップとか凝った奏法が少なく、まさに「ヴァイオリンの音と表現そのもの」が勝負の曲だけに五嶋みどりのこの気高さが身に沁みる。特に第3楽章コーダに至っては後光が差すような突き抜け方である。こんな抽象的なレヴューで恐縮だが、五嶋みどりの凄さを改めて知らしめる名盤と思う。次回来日時には必ず行かねばなるまい。よく見るとジャケ写も気高い。まるで巫女のようだ。

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    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2020年10月22日

      聴いていてとても幸福な気持ちになれた。大曲であるがゆえ、大きめのオケで力奏し、それに負けないようソロも大きな音やオケから浮き出るような美音を奏でることはしない。このディスクにはその種の心配はない。 ソロが一番良いバランスで音楽を作れるよう(ソロの音が聞こえやすくするためではない、五嶋みどりが作品に向き合う姿勢にふさわしい音作り・音楽作りに徹するため、という意味)、それに相応した大きさのオーケストラ。指揮者がいないのもプラスに働いているのだろうか。   ベートーヴェンに挑むわけでもなく、無理に合わせようとするのでもない。奇抜なカデンツァで他の演奏と差別化したり、無理やりな変化をつけることで聴衆を驚かせる必要もない。大切なのは等身大で向き合うことでベートーヴェンの歌心に触れていくだけ…そんな雰囲気を私は感じる。   オケとソロが自己主張をたたかわすことなく、落ち着いたたたずまいの中で幸せな音楽作りがなされていると思う。 五嶋みどり(MIDORI)は美しい音を奏でようとは考えていないと思う。あくまでベートーヴェンが作品に込めた「歌」をヴァイオリンにのせていくだけ、考えていると思う。それ以外の想念が入り込んでおらず、清らかな気持ちで音楽に身を任せることができる。

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