【中古:盤質A】 シューベルト:交響曲第8番《未完成》&第9番《グレイト》 カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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fuka | 東京都 | 不明 | 2011年12月30日
未完成という曲は運命/未完成で聴いていた子供の頃とは異なります。単に美しい曲ではなく随所に別の世界への扉が開かれていて、ふとした拍子に迷い込んでしまい、気が付くと平穏な日常に戻っているが、実はびっしょり汗をかいていた、ような曲です。こういった感じ方は聴き手のコンディションにもよりますが、名曲コンサートとは別枠で考えるものでしょう。カラヤンではザルツブルグのライブが大好きでした。ここでの演奏はまさにスタンダードと言えるものです(まさしく運命未完成のカップリングで多くの家庭に)。しかしやはりそれだけのことはある演奏です。力のない演奏ではデーモンは生まれることはないでしょう。グレイトについてカラヤンがどう考えていたかを聞いてみたかったですね。曲のテンポについてカラヤンは細心の注意を払っていたがそれはまた彼の弱点でもあった、と楽団員が述べています。私自身は緩徐楽章は情緒的な演奏も好きですが、このシンフォニックなグレイトも大好きですし終楽章が全く冗長になっていないことに驚きます。曲の構成からすると英雄、グレイトときてブルックナー第7に繋がっていきますよね。音楽史の中の幸福な100年だったわけです。ともあれこの未完成/グレイトは今後も新たなエヴァーグリーンとしてカタログに残しておくべき名盤と考えます。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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エステ荘の噴水 | 岩手県 | 不明 | 2010年10月10日
皆さんそれぞれに曲の魅力を初めて教えてくれた録音、というのがあるかと思います。その後様々な録音に接して必ずしも“ベスト録音”にはならないのでしょうが、初恋にも似てもう逃れられません。私にとっての未完成はこれで、今も私にとっての“究極のベスト”です。楽器間のバランス、テンポ設定、音の出し方・歌い方、呼吸・間合い。私がこの曲に対して抱いているイメージと寸分の狂いもありません。もはやワルター、クライバーも不要です。しかし一方のハ長調の方は、再録音その他を聴いたのが先のためかこの録音をCDになってから初めて聴いたとき、あまりの“突っ走り方”に「カラヤンさん、そんなに急いでどこいくの?」。フルトヴェングラーを意識しすぎたのではないかと同情しています。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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エーテルの風 | 長野県 | 不明 | 2010年04月07日
>は そこまでではないが、<<グレイト>>が素晴らしいので★5つにしました。とにかく純音楽として この曲がいかに素晴らしいかを実践したような演奏です。この当時のカラヤンにはそういったアプローチの録音が多く、ブラームスでもドボルザークでも、その”作曲家らしさ”が例え希薄であっても、充分な説得力のある演奏が多かったように思えます。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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パパムーミン5145 | 東京都 | 不明 | 2010年02月28日
徹頭徹尾カラヤンとBPoの威力を、示した録音。早めのテンポ設定と、合奏能力の高さだけが、印象として残る。カラヤンのシューベルトは、そのベートーヴェン演奏の延長線上に有る様で、威嚇的である。木管群の名手たちは、もっと伸びやかに演奏したかったに違いない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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Ichiro | 茨城 | 不明 | 2008年06月05日
シューベルトの9番は、この曲随一の名演奏だと思います。冗長になりがちなこの曲を、一気呵成に聴かせてくれます。そのスピード感に拒否反応を示す方もいるでしょうけど…その意味では後年のEMI盤より、そのアプローチが徹底している当盤のほうがより好きですね。 私はこの曲が大好きであれこれ集めていますが、良く聴くのはカラヤンの他にはクレンペラー/フィルハーモニア。アプローチは全く違っても「曲の魅力を伝える」という目的を果たした名演奏という点で一致しています。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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区間急行香里園 | 枚方市 | 不明 | 2007年11月18日
巷では、カラヤンのシューベルトは余り評価されているとは思えないが、緊張感が高く、緻密で、かつ格調の高い響きに大変魅力を感じる。シューベルトに求められているものとは違うと言えばそれまでだが、カラヤンでしかできなかった表現であることも事実であり、聴いていて決して飽きが来ない最高のシューベルトである。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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倉臼 | 広島 | 不明 | 2007年10月22日
グレイトは必聴!その颯爽としたスピードと豪快なパワーはカラヤンならではのもの。第1楽章コーダでテンポを遅くしているが、これは後年のEMI盤では聴けない解釈。基本的に速めのテンポだが第2楽章などの旋律美の聞かせ方はさすが。演奏スタイルとしては、本盤は「パワフル」、78年のEMI盤は「ゴージャス」。より壮麗なグレイトを聴きたいならEMI盤。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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味噌カツ | 名古屋 | 不明 | 2007年09月16日
グレイトはこの時期ならではの推進力ある演奏。78年盤に比べスケールの大きさでは劣るが癖が無く聴きやすい。フィナーレはカラヤンならではの力強いかっこよさがある。未完成は75年に比べ透明感があり美しい。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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温泉パパ | 函館市 | 不明 | 2007年01月12日
《グレイト》について。全くこの曲にはふさわしくないアプローチ(だと思うのですが…)。轟音を響かせる金管。蠱惑的な弦。キラキラした木管。ff〜pppp(?)までも振幅の大きさ。当時のカラヤンにしか思いつかない表現としかいいようがない。しかし,ベートーヴェンからブルックナーに至る道筋をこの曲に見出すことができるのではないか,と思わせる。ベーム/BPO.,75年ベーム来日公演の直後に初めて耳にして大きな衝撃を受け,以来呪縛にかかっている。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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