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ベートーヴェン(1770-1827)

CD 【中古:盤質AB】 交響曲第5番『運命』、第6番『田園』 ワルター&コロンビア交響楽団(平林直哉復刻)

【中古:盤質AB】 交響曲第5番『運命』、第6番『田園』 ワルター&コロンビア交響楽団(平林直哉復刻)

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    遊悠音詩人  |  埼玉県  |  不明  |  2011年09月01日

    音質改善に感謝!私はかつてDSDリマスタリング盤で聴いていたが、DSD盤の悪癖たる金属的な高音のせいもあり、どうも好きになれなかった。ただ、特に《田園》は、ベーム&ウィーン・フィルの来日ライヴ盤と双璧を成す名盤なだけに、音質改善した暁には是非とも聴いてみたいと思っていた。今般、平林直哉氏による優秀な復刻が出て、ようやく納得のいく音質に巡り会えたといえる。勿論、ヒスノイズはDSD盤よりやや大きいが、その分情報量は非常に豊かであり、演奏会場の空気感までも再現しつくされている。もともとやや癖のある音場ではあるが、DSD盤よりは自然な音場に近づいており、聴き疲れすることのないサウンドになっているのも好ましい。勿論《運命》も素晴らしい。ちょっとした間の取り方や表情付けの上手さも、優秀な復刻も相俟って絶妙の味わいをみせる。何より、高音域のニュアンス豊かな響きは、DSD盤には見られない特長であり、ヒスノイズを除去せず敢えてそのまま残したことが奏功したものといえる。ヒスノイズが多いと批判する人もあるだろうが、そんな人は試しにイコライザで高音域を下げてみるがよい。確かにヒスは弱まるが、その分伸びのない窮屈な音になるはずだ。しかも高音域がキンキンと金属的で耳障りな音になり、とても落ち着けたものではなくなる。平林氏は、このことを充分に承知しているのだ。そしてこの点こそ、オープンリールでもオリジナル・マスターからの復刻を凌駕することが出来る最大の理由なのだ。平林氏の慧眼に、ただただ敬服あるのみである。

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    もみぢ葉  |  福井県  |  不明  |  2011年05月10日

    何と生々しい音、鮮烈な響き!従来のSC版に比べるとヒスノイズが顕著で、聞き始めは気になりますが、この素晴らしい響きの中に未を浸していると、ワルター&コロンビア響の誠実かつ躍動感に溢れた演奏の虜になってしまいます。この復刻を心より歓迎申し上げます。

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    おときち  |  東京都  |  不明  |  2010年11月24日

    モントゥー指揮ハルサイのオープンリール(2トラック)復刻CDを買ってその顕著な音質改善に驚いたのを受けてこの復刻CD(4トラック)を購入。恐らく2トラック(あるかどうか不明)に比して遜色はあるだろう。音質に関しては評価が分かれるかもしれない。わたしは@従来のCDと先ずはヘッドフォンで比較したが、総括的には従来盤がボワッとした印象(しかしそれはそれでバランスが取れている)であるのに対して、今回復刻CDでは音がリアル・ストレートで、臨場感が飛躍的に向上している。具体的には@田園で重要な木管が鮮やかな音色で魅力的に響くこと、セカンドバイオリン(?)の愉悦感に満ちたキザミ、迫力増加とともに従来余り気がつかなかった低弦の旋律線の発見等、次々と驚かされた。しかし、スピーカーで再生すると若干問題点も浮かび上がってくる。先ずはファースト・バイオリン。鮮やかな存在感が目立つ一方、ワインで言えば「旨味」は増したものの同時に「雑味」も増したように思われた。二つにはトゥッティ(総奏)。迫力はあるものの、些か音のぶつかりあいによる交通混雑、カオスに近いものすら感じることがあった。A音質評価は様々だろうが、これまでのワルター観に修正を迫られたことが大きい。これまでワルターは微温的であるとの評価が一般的であったように思う。しかしこのCDを聴くと一体どこが微温的と言えるのかという疑問が湧いてくる。ベートーヴェン交響曲全集が初めてステレオで録音・販売されたのはワルター/コロンビア交響楽団であったと思う(昭和37年前後)。個人的な話で恐縮だけれど、当時中学生だったわたしには、1万円というのは破格に高価であったけれど、わずかな貯金をはたいて購入した。この全集により、第1番や田園を除く偶数番を初めて聞くことが出来、取り分け8番のチャ―ミングな曲と演奏には強く魅せられた。そんな敬愛するワルターであったけれど段々物足りなさを感じてワルターから離れて行った。しかし、ここに聴くワルターは80歳前後の老人とは到底思えない、エネルギーと覇気に満ちた若々しく且つ深い解釈を示すどっしりとした音楽家である。今までそのことに気がつかなかった自己の不明を恥じるばかりである。シュタルケルではないが、弦楽器の松ヤニが飛ぶのが見えるような運命を含め、別の顔を持ったワルターに出会った気がする。 その意味でこのCDはどんなに控えめに捉えても、最高ランクの評価以外はあり得ない。 蛇足ながらコロンビア交響楽団について一言。これは臨時編成のオケであったので、オケがウイーン・フィル等の個性のある一流オケでないことに不満を示す人もいる。その気持ちは分からないではない。しかし心臓病のため一線から引退し、カリフォルニアで隠棲していたワルターに何とかステレオで出来るだけ多くの録音を遺産として残してほしいとの思いから、1日3時間を上限とするセッションを組み、その日のうちに15分程度を録音するという骨の折れる長期で効率の悪い作業を既存のオケがこなせる訳がない。そのため制約の大きいワルターと既存オケとの組み合わせという選択は最初からなかっただろう。わたしたちは徒らに批評家精神を発揮するのではなく、プロデューサーであったマアックルーアや腕利きのハリウッドのプレイヤー達を素直に評価し、感謝の念を捧げることが大切だろう。 更にオープンリールについても一言。昔から熱心な礼賛者がいる(今もなお)ことは知っていたが、高価な機材とテープ購入を前提にした世界であるためこれまで余り接触はなかった。しかしモントゥーを含め、オープンリールにはLPと異なる豊かな世界が広がっていることが良く分かった。 その意味で平林氏の貢献には素直に感謝申し上げたい。ついては同氏に是非ともお願いしておきたいのは、残りのベートーヴェン交響曲(とりわけ微温的とされた来た第9の変貌ぶりが見たい)や名演の誉れ高いブラ4などをどんどんオープンルールから掬いだして我々のもとに送り出して戴きたいということである。宜しくお願い申し上げたい。

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年11月24日

    過去から何度も意匠、仕様を変えてお勤めした定番位置のワルター/コロムビアSOのベートーベンは語り尽くされた名演で且つ私にはホッとする面があります(本盤両曲とも1958年録音)。「運命」は昔から聴き慣れた第1楽章最初の運命の扉動機のフェルマータはワルター特有のものでさりとて決して深刻ではありません。最終楽章の〆などのゆっくりした引っ張りも独特でこの調子で行くとタイム的に長いのかなと思うと「さにあらず」でむしろ短い・・・全体としては平均タイム・・「運命」の曲を聴く上で何を期待?するかにより評価は微妙ですが私の年代では冒頭記したように無形の財産として貴重です。ワルターは運命に挑んでいくスタイルではなく運命に身を託す一つの楽観性に根ざしているのではないのかなとも常々感じてはおります。第1楽章などは所謂反復演奏はされていないのでタイム的には@6’22A10’48B5’48C9’31と平均結果に繋がる一要因となっております。第6番「田園」については他の同曲盤で触れた通りで基本的には1939年?VPO盤とスタイルは変わっておりませんがコロムビアSOの少し軽やかさとワルターのとろけそうな甘さが加わったようにも感じていますが実に丁寧に楽章を進めて行き彼の田園(@9’58A12’05B5’46C3’43D9’54)を聴き終わりますと何かホッとした安堵感を自然と抱く次第です。手の内は自明であり全体の演奏アプローチスケールはそう大層なものではなく響きもこのオーケストラの独特な明るさがこの曲への感慨を助長する様です。第4楽章から第5楽章への移ろい、第5楽章の最後の感謝平安のエンディングには他演奏家に更に上手さを発見するのも事実ですが全体として両曲演奏自体については既に述べた様にもうお馴染のもので躊躇せず「最高」盤ランクにします。 ワルター/コロムビアSOによるステレオ録音の「癖」は如何ともし難い面もありテープヒスというのか高音での独特の耳触りは別として非常にクリヤーに臨場感?が増した様で平林氏の制作姿勢が更にバリューアップされていると思いました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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