ベートーヴェン(1770-1827)

CD 【中古:盤質AB】 ピアノ・ソナタ集第1集 ブレンデル

【中古:盤質AB】 ピアノ・ソナタ集第1集 ブレンデル

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    M  |  愛知県  |  不明  |  2014年11月23日

    ハンマークラヴィアソナタ 録音のせいもあるのかピアノの音がメタリックで不快感はあるが、このソナタナンバーに内在する特異性、可能性を最も(左もしくは右)まで推し進めた演奏といえる。録音当時、野心的で斬れ者である知的な新鋭ピアニストであったことがわかる。技巧のきれを土台に、響きの精密さの点で他の演奏とは異なる。又精巧感は当曲の器楽的面白さを顕在化している。これらの特徴を精神的でないと的はずれな批判をすることは可能だろう。白眉は第四楽章で、この謎めいた巨城にここまで解釈のくさびを打ち込んだ演奏は他にない。

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  • ★★★★☆ 

    エステ荘の噴水  |  岩手県  |  不明  |  2010年04月20日

    ブレンデルはまだ無名の30歳代前半で、しかも米国のVOX原盤ですから、この録音は日本ではほとんど話題に上らなかったかと思います。私がこのCDを購入したのも、当時すでに大家となり3回目の全集発表中のブレンデル若き日の最初の全集、という興味からですね。さて、この演奏、テンポはあまり変化をつけず相当に早め、一方、強弱の変化は鮮やかです。よく言えばキビキビして若々しい、悪く言えば腕に任せて一気に弾き切っている印象です。後年の、理知的で花も実もある、という段階にまでは到達してはいないように感じられます。なお、このピアノ・ソナタ集は4集まで出ていますが、全部購入しても30曲しか揃えられません。残りの2曲(4番、20番)は3枚組の変奏曲集の方に収められています。取り急ぎ、情報提供。

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  • ★★★★☆ 

    一人のクラシックオールドファン  |  芦屋  |  不明  |  2009年02月10日

    ブレンデルは1960年代、1970年代、1990年代と三回ベートーベン・ピアノソナタ全集を収録しています。1931年生まれですから今や大家中の大家、私はLPで彼の30歳代の盤を聴いております、当時ケンプやバックハウスその他の全集もありましたが廉価版に走ったのと演奏が端正・クリヤーで内声・外声の調和がやヽ硬質なのが大ベテランの演奏とは趣きを異とし気に入り順次揃えたものです。彼は伝統を踏まえこのスタートから確実に更に説得力と味わいを増して行き後年の再録に繋がって行ってるのでしょう。私は当初の新鮮な素晴らしい盤を聴き続けています。

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  • ★★★★★ 

    レエル  |  不明  |  2008年06月07日

    アゴーギクを抑え、デューナミクに対する配慮が美しい形を成しているが、今日的熱情やワルトシュタインに親しんで来た人にとって、動きが固く何かゴツゴツとしてぎこちない体躯を想わせるだろう。そして外見は平明なものを表していながらも、その奥に深い精神性や安らぎを含ませることができる点こそ、ブレンデルの大きな特質に他ならない。

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    レエル  |  不明  |  2008年06月06日

    ここには中空を飛翔するアクロバティクな軽業師や、シンフォニックで傲慢な講釈師はいない。しかし職人が素朴な日乾し煉瓦で、自然と美しさを構築して行く、そんな身近な雰囲気を醸し出しているようで、聴く人に感動を与えてくれる。これは演奏家の使命もであように思えるのだが...!

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