【中古:盤質AB】 交響曲第8番 ルドルフ・ケンペ&チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(2CD)
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shiodome | 東京都 | 不明 | 2009年11月29日
ブルックナーの交響曲は人間がみた世界でなく、神からみた描写世界ではないでしょうか。その意味で曲の中に作曲者自身の存在が感じられず、そこがベートーベン・ブラームスやほかの作曲家と決定的に違う。だから指揮する人が自分を前面に押し出すと全く的外れな音楽になってしまうし、逆にそれが解っていればある程度の崩しがあってもよくインテンポに拘わらなくともよい。少なくともブルックナー指揮者と言われる過去の巨匠はそのことをよく理解し指揮しているが、それを最もよく体現してたのがケンペではなかったでしょうか。変に効果を狙うでもなく曲自体に語らせる職人芸はケンペならではです。面白いと思わせる演奏をする人はラトルはじめ多くいますが、このように演奏できる人は本当にいなくなりました。最近のブルックナー演奏はキレイではありますが何か別の音楽な気がします。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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さっちゃん | 大阪府 | 不明 | 2009年09月30日
重厚でスケールが大きい。かと言って大言壮語する訳でもない。わざとらしいところも皆無。素朴でもある。最高級の名演奏だと思う。強音部で音が団子状になってしまい、鮮明さが失われるが、鑑賞に支障をきたすほどではない。ブルックナー・ファン、ケンペ・ファン、必聴の名盤。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヒューブーン | 静岡県 | 不明 | 2009年09月16日
カラヤンやチェリビダッケ、あるいはクナッパーツブッシュのブルックナーには 『オレはこう思う』みたいな自己主張が濃厚で、それが好き嫌いの一つの基準を為していたといって過言ではないと思う。 このCDに聴けるケンペの解釈からは、積極的な自己主張は全く感じられず、その(決して薄味ではない)個性が 自然とすべてのフレーズにブレンドしている感じだ。道教流に表現するなら「無為を為すブルックナー」とでも言うべきか? 録音がクリアでないのが玉に瑕だが,致命的とは言えない。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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エーテルの風 | 長野県 | 不明 | 2009年09月14日
この演奏でブルックナーを聴き始めた僕としては、単に懐かしいのみならず 全てのフレーズが自然に耳に流れ込んでくる。 1970年代にこれだけのブルックナーを演奏していたとあらば、ケンペは間違いなくその時代の、ブルックナー解釈の第1人者だったろうと言える。 ただ21世紀になった今となっては、録音の貧弱さも相まって、万人に対してファーストチョイスとは言いかねる。が、この演奏に自然に備わった指揮者の「個性」は 他とは変えがたいものであり、例えば名演と言われる朝比奈隆の晩年の演奏などを聴くと、朝比奈隆って個性がないなぁとも思えてしまう。こういった発掘すべき名盤って、実は数多く存在しているのかもしれない。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ベイオウルフ | 東京都 | 不明 | 2007年06月20日
「奇跡の連続」。これ以上は下手に言語によってこの演奏の素晴らしさを称えることは失礼に思えてくる。”幻の演奏”とされてきたこのケンペのブル8は噂に違わず奇跡の如き感動的な演奏だった!オケの技術面では部分的に問題のある箇所もあるが、初めから終わりまで魂を宿した響きがここにはある。同曲の演奏は数限りなく聞いてきたが、その中でも私の中ではNo.1の演奏である。このような名演を聞くとケンペという人が(指揮者としては)若くして亡くなったということが惜しまれてならない。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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TANNOY | 茨城 | 不明 | 2007年05月04日
ケンペのブルックナーは4・5番を聞いたときに衝撃を受けました。強奏部では力まず、他の部分では繊細で深い読みが随所に感じられ同曲の魅力を再発見させてくれたからです。 8番は誉れ高き名盤が犇めく中、同番のすばらしさは4・5番以上かもしれません。若干オケの迫力には欠けますが、それを望む方は他のオケのもので・・・。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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越後人 | 新潟市 | 不明 | 2005年07月14日
この演奏が手に入るとは思わなかった。もうあきらめていたのに……昔の感動が忘れられず、この曲の演奏の最高峰!!!1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ヒゲP | 札幌市 | 不明 | 2005年06月17日
最近になってやっとチューダー盤のレコードを手に入れたけど、残響だらけで聞きづらかった。このCDだとスッキリとしていて名演であることが再認識できました。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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女子高教師 | 大阪狭山市 | 不明 | 2005年02月03日
確かに良い演奏だと思います。ただ、第2楽章が少し速い。フィナーレの第3主題も急ぎ気味で走り出すのは、ちょっと。特に後者はグッドールやチェリビダッケのように、じっくりいってほしい。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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M&O | 札幌市 | 不明 | 2005年01月18日
LP発売当初のオリジナルは手に入らなかったけど、「運命」とのカップリングや、ジャケット仕様の違うものの2種のLPを所有、残響だらけのフワフワ録音が甦った感じ。ハース版使用の演奏では右に出るもの無し!0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ken | さいたま市 | 不明 | 2005年01月11日
LP時代の愛聴盤が自然な音質で復活していた!素直に喜びたい。豪勢なブルックナーに慣らされた耳には、透明な光と山の頂から見下ろすかのような大気感を感じさせるこの演奏は新鮮だ。 2005年1月11日0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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はまぐり五文 | 京都市 | 不明 | 2004年04月17日
評すべき適当な言葉が思いつきませんが、第1楽章の人懐っこいような明るく温かいオケの音色からいつの間にか奇跡が紡ぎ出されます。宗教的譬えにある「人肌に触れるイエス」とはこのような事なのでしょうか。それにしても、クナ、ケンペという巨人の後を受けてミュンヘンの座に就いたチェリはよくよく因果な男です。あの自閉的芸風にならざるを得なかったのも無理はないか!?0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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daidai | 神奈川 | 不明 | 2002年11月11日
音の良さに加え、ケンペの熱演がすばらしい.2楽章は意表をつく早いテンポですが、全体をうまくまとめているところはさすが.オリジナルのexlibrisに劣らぬ名盤.0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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KURO | 福岡 | 不明 | 2002年11月02日
美しい。こんなブルックナーついぞ聴いたことなかった!ケンペの音楽観がよく現れた演奏だと思う。ほんとうに魅力溢れた指揮者だ。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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マーブル | 神戸市 | 不明 | 2002年07月19日
4番、5番と同様、力まず衒わず朗々と 謡い上げたブルックナー。 これを超える8番は未だ聞いたことがありません。 本当にケンペの7番聞きたかった。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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