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マーラー(1860-1911)

CD 【中古:盤質B】 交響曲全集 ハイティンク&コンセルトヘボウ管(10CD)

【中古:盤質B】 交響曲全集 ハイティンク&コンセルトヘボウ管(10CD)

商品ユーザレビュー

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    ぴたすみん  |  大阪府  |  不明  |  2019年02月13日

     前にアブラヴァネルのレビューを書いてて、「ハイティンクは聴いてないので判らない…」なんて書いてて、もうかれこれマーラーを40年から聴いているのに、ハイティンクのマーラーを説明できないのも「なんだかなぁ…」と思ったので、彼のマーラー演奏の殆どを集めて聴いてみました。HMVでは本盤を買ったので、レビューを書きます。  マーラー没後50年を過ぎて、多くのレーベルがLPで全集を企画しました。その中で単一オーケストラで全集を完成できたのは、アブラヴァネル/ユタ響、クーベリック/BRSOと本盤の3つです。(ショルティ/CSOは発売当初はCSO単独ではなかった)他はオケをとっかえひっかえしないと完成できなかったわけです。けれどユタ響もBRSOも、戦後に誕生したオケで、それまでの伝統なんてものは無かった。だからこの二つのオケの全集は、指揮者のカリスマ性とかリーダーシップによって完成されたものです。伝統によって形作られたものではないと思います。(たぶん当時単独で全集が完成できた一流のオケはコンセルトヘボウとLSOくらいじゃないのか? 返す返すもバルビとホーレンシュタインに全集がないのは悔やまれる…)しかし、本盤は演奏にも表れているように、当時のコンセルトヘボウのマーラー演奏の蓄積の上に成り立っています。戦時中のナチによる統制で、それまであったマーラー演奏の蓄積なんてものは、他の伝統あるオケでは木端微塵に砕かれてしまっていたわけで、BPOもVPOも単独でマーラー全集を完成できたのは、ずっとずっと後です。かろうじてコンセルトヘボウだけが伝統を繋ぐことが出来たんだな…。そう思います。情感豊かな歌い回し、瑞々しい弦楽、豊潤な木管、自発性に富んだ金管、フレーズの一つ一つに「昔から、自分たちはこうやってマーラーを演奏してきたんだ。」というものを感じます。戦犯扱いになったメンゲルベルグも、その後を継いだベイヌムもマーラーを取り上げ続けた結果がここにあります。  だから、ここでは劇場型というか、激情型というか、作曲者の情念を強調することはないですし、深層心理を抉る!なんていう緩急自在さもないですし、普通にホールで聴いてたら金輪際聴けないような楽器が突如強調されて、「ポリフォニーだ!ポリフォニーだ!」と叫んで騒ぐようなこともありません。ただただ「音楽としてのマーラー」を昔ながらに演奏しています。ハイティンクについては、本全集でよく「指揮者どこ?」とか言われますが、ちゃんと曲の構造をしっかり捉えて、造形していますし、響きのバランスもコントロールしていると思います。目立たないですが…。  むしろ本全集で、ハイティンク自身が在りし日のコンセルトヘボウから昔ながらのマーラーの響きというか奏し方を伝授されたと考えた方が自然な気もします。その後のクリスマスマチネーの録音、未完に終わったBPOとの全集、ごく最近の世界の一流オケとの共演、いずれもそのオケの持つ特徴を生かしつつ、マーラーのの交響曲の造形と響きを見事に再現しているわけですから。(真偽のほどは判りませんが、後年コンセルトヘボウの指揮台で「昔のようにやってほしい」と言ったところ、若い楽団員が困惑した…なんて話もあるようですし…)それにしても、最初の全集レースに参加したハイティンクが今なお活躍してるのは、それはそれで喜ばしいことだと感じます。正にこれこそレジェンドと言っていいかもしんない。CD時代の第2回全集レース参加者でも、テンシュテットもシノポリもベルティーニも、もう鬼籍に入っちゃってるわけですから。

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  • ★★★★★ 

    umibouzu1964  |  山口県  |  不明  |  2017年11月12日

    自己中心的なマーラーに辟易している方、必聴です。ただでさえ複雑なマーラーの音楽、ヘンに自己主張しない方が聴きやすいというものです。そのあたり、ハイティンクなら万全です。シブいコンセルトヘボウの音を見事に捉えた、自然なフィリップスの録音も最高。惜しいのはボックスデザインが月並みなことくらい。

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  • ★★★★★ 

    Gustav Mahler  |  福島県  |  不明  |  2016年10月16日

    バーンスタインの旧全集とともに、私にマーラーの魅力を教えてくれた全集。バーンスタインとは対照的に、作品の造型の魅力を存分に味わわせてくれる。若さ故に表現が舌足らずとなる場面も多々あるが、主情に溺れることがないので何度でも繰り返し聴きたくなる。そして何と言ってもオーケストラの響きがたとえようもなく美しい。特に木管セクションはヴィーン・フィルをも凌ぐ美しさ。録音も優秀。 マーラーは大好きで、星の数ほどいろいろな演奏を耳にしてきたが、やはりこれが私にとって一番。演奏内容に特に優劣は無い。どうせなら’72年の第1番、’75年の「大地の歌」も収録して欲しい。

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  • ★★★★★ 

    konaka  |  広島県  |  不明  |  2013年01月26日

    マーラーは、これまでショルティ、マゼール、シノーポリ、インバル、テンシュテット、バーンスタイン新旧を聞いてきましたが、 今回、ようやくハイティンクにたどり着きました。 60年代から70年代のフィリップス録音は優秀だと、再認識しました。 残念なのは、パッケージがデッカに代わっていることくらいです。

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  • ★★★★☆ 

    七味とうがらし  |  新潟県  |  不明  |  2011年07月27日

    録音当時のハイティンクのキャリアからするとなかなかの大健闘ではないか。自己に没入することも無く、マーラーのグロテスクさをことさら強調するでもなく、しかし、ハイティンクの主張はしっかりと聞き取ることができる。晩年のワルターのような清濁併せ呑むような、しかし“濁”の部分はうまくコーティングされている演奏ではないだろうか。オーケストラのドライブがうまくなされていないところも多々あるが、マーラー演奏に歴史あるオケの自発性をうまく引き出した結果のように聞こえる。録音は高音弦楽器がやや強めのバランスであるので、トーンコントロールを少し絞ると聞きやすい。94年の発売だが、いまだにカタログから消えていない(在庫過多?)こともうなずける。

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  • ★★★★★ 

    若葉マーク  |  東京都  |  不明  |  2011年04月04日

    分売で3番のみ所有しています。演奏は素晴らしいの一言。そして何よりも、録音が「あっぱれ」だと思います!細部まできっちりととらえられたこの録音が、ハイティンクの意図を瑞々しいまでに再現していると思います。マーラーブームの前に、このようなクオリティーの高い演奏・録音がなされたことに、拍手を贈りたいと思います。

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  • ★★★★☆ 

    eroiccka  |  不明  |  2008年11月16日

    強い個性はないが、洗練させた表現が聴ける。豊穣な響きと豊かな残響を生かした録音が素晴らしい。近い時期に録音されたCBSのバーンスタイン盤に及ばずともDGのクーべリック盤より1枚上と考える。その後、数々の個性的な全集が続々出たが、このセットより劣るものも少なからずあり、この名盤の存在価値はうせるものではないだろう。

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  • ★★★★★ 

    ポンティ  |  兵庫県  |  不明  |  2008年04月18日

    ハイティンクの日本での評価は不当に低すぎます。思惑だけで実際に音を聴いていないような批評があまりにも多いです。恣意的な批評家の意見は無視して、音を聴いてから判断しましょう。指揮者が消える、という点では前任のベイヌムも同じスタイルです。ヘボウの中庸の美を鳴らし続けたのもまた同じく。本作は、マーラー演奏に伝統と自信を持つヘボウのすばらしい音が詰まっています。レニーの旧盤愛好でしたが、この美しさにすっかりやられてしまいました。

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  • ★★★★☆ 

    教育歴のない愛好家  |  佐賀県  |  不明  |  2008年02月29日

    こんなマーラーはちょっとほかにありません。まず指揮者がいません。指揮者はオケの一員として棒を振るパートを担当しているにすぎないんです。オーケストラがみんなで奏でた開放的な音響世界になっています。強力なカリスマによる一人舞台になりがちなマーラーとは一線を画すものです。司祭なきマーラーとでもいいましょうか。たびたび音楽が弛緩したり、単調になったりする欠点はありますが、それでもこの演奏を愛好なさる多くのリスナーがいることは納得です。しかし60年代のハイティンクのブルックナーやバルトーク、ベートーヴェンの伴奏などは失敗しています。マーラーの曲想とマッチした奇跡の演奏なの

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  • ★★★★☆ 

    たか  |  長野県  |  不明  |  2007年10月11日

    大学生時代、バイト代を貯めて買ったのがこの全集だった(もちろんLP時代)。 ハイティンクは近年になって急速に円熟したように言われるが、基本的なスタイルはこの時代から大きく変わってはいないと思う。 マーラー初心者だった自分にとってこの全集との出会いは非常に幸運なことであった。 いくらでも恣意的な演奏が可能なマーラーであるが、ハイティンクは冷静な演奏スタイルを崩すことなく十分な高みへと昇っていると思う。 特に3、4、7番が良い出来である。

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  • ★★★★★ 

    uk  |  東京  |  不明  |  2007年07月15日

    最近よく聴くこのディスク、1972年度のフランス・ディスク大賞、同年のオランダ・エディソン賞受賞とは知らなんだ。

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  • ★★★★★ 

    タンノイおやじ  |  東京  |  不明  |  2007年04月28日

    とにかくマーラーを聞くならこのシリーズからはじめましょう。とにかく録音が素晴らしい。オケが素晴らしい、指揮はまあまです。 そしてマーラーのCDが100枚越えたころ、結局よく聞くのはハイテンクのマーラーとなっているのは私だけでしょうか?????

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    SKD  |  柏市  |  不明  |  2007年04月07日

    ハイティンクを甘く見てはいけない。個性がないとか、つまらないとかという評価がありますが、ずっと付き合っていこうとすればこの演奏はかけがえのないものとなるでしょう。昨今こけおどしの演奏や一過性の演奏が多い中で、音楽評論家のルーチンの評に惑わされずに自分の感性で聴けばすぐわかると思います。

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  • ★★★★★ 

    ポン  |  東京  |  不明  |  2007年01月27日

    マーラーを聴こうと思うと、最近よく手が伸びる全集です。うまくいえないけれど最も客観的なマーラー全集じゃないかと思います。

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    タンノイおやじ  |  東京  |  不明  |  2006年05月25日

    単発で出ていたときにそろえてしまいました。セットになりこんなに安く買える人がうらやましい。 とにかく聞き飽きしないマーラーです。3番4番が名演だと思います。

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