【中古:盤質A】 『ロジェ王』全曲 ラトル&バーミンガム市響、ハンプソン、ラングリッジ、他(1998 ステレオ)(2HQCD)
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ユローヂィヴィ | 大阪府 | 不明 | 2011年07月03日
ただただ美しい。 演奏も素晴らしい。 しかしギリシャ的な(神話的な)世界には正直入っていきにくい。 日本の能で言えば神がシテになる初番物(脇能・神事物)といったところだろう。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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つよしくん | 東京都 | 不明 | 2010年10月23日
シマノフスキは、ショパン亡き後のポーランドを代表する作曲家であり、本盤の作品番号を見てもわかるように、各ジャンルに渡って相当数の楽曲を作曲した。しかしながら、シマノフスキの楽曲は、演奏されること自体が稀であり、その作品の質の高さに鑑みると、きわめて不当な評価しかされていないと言えるだろう。そんなシマノフスキに、ラトルという現代最高の指揮者の一人が、数々の録音を行っているというのは、何と言う幸福と言えることだろうか。本盤におさめられた歌劇「ロジェ王」などは、素晴らしい傑作オペラだ。音楽の素晴らしさや作品の内容の意味深さといい、同時代の隣国ヤナーチェクのオペラにも匹敵する稀有の作品と言える。録音自体が殆どないだけに、本盤のラトル盤は、そのまま同曲演奏の玉座を占める至高の名演ということになる。ラトルの彫りの深い表現は、シマノフスキに対する敬意と愛着に満ち溢れて素晴らしいの一言であるし、ロジェ王役のハンプソンを始めとする独唱陣や少年合唱団を含むバーミンガム市合唱団もきわめて優秀だ。ラトルの薫陶の下、鍛え抜かれたバーミンガム市響も最高のパフォーマンスを示していると言える。交響曲第4番も、アンスネスのピアノともども同曲最高の名演と言える。Blu-spec-CD化によって、音質がさらに鮮明になったことも、本盤の価値を大いに高めている。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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