【中古:盤質AB】 ヴァント&ベルリン・ドイツ交響楽団ライヴ集成ボックス第2集(8CD)
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ステイ・フーリッシュ | 神奈川県 | 不明 | 2012年11月17日
素晴らしいの一言。特に92年のベートーベン:運命はヴァントの数あるこの曲の録音のうち最高のものと断言できる。冒頭の運命の動機から緊張感がみなぎっている。私は彼のあの2回のダダダダーンを間を取らずに、ほとんどつなげるようにするやり方が好きだ。第2楽章以降も一瞬たりとも緊張の糸が切れない。そして第4楽章は圧巻のフィナーレ。とにかく熱い。楽団員たちのこの演奏にかける思いがひしひしと伝わってくる。冒頭のドミソの分散和音では各声部が見事に調和し、すさまじい迫力で聞き手に迫ってくる。この部分では金管が高らかに鳴り響き、歓喜を叫ぶ演奏もいいだろうが、ヴァントのこの密度の高い表現を聴いた後ではそのような演奏は薄っぺらく感じられることだろう。録音も素晴らしく、まさに圧倒的と言うほか無いヴァントの芸術を堪能できる。1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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クラシック大好き | 埼玉県 | 不明 | 2012年03月04日
すばらしいボックスです、ヴァントというとブルックナー指揮者というイメージを強く持っていましたが、それ以外の音楽もすばらしいです。ベートーヴェンの6番田園は、ゆったりと自然をいつくしむようなやさしさが表現され、一方で、5番の運命は一転して、とても力強く推進力のある演奏です。さらにすごいのはチャイコフスキーの5番です。ゲルギーエフも真っ青になる、ムラヴィンスキー並みの演奏です。 買ってよかった。3集がでるのが、楽しみです。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ドレスデンの響き | 東京都 | 不明 | 2012年01月26日
長いこと待っていました。1987年4月、チャイコフスキー交響曲5番&「火の鳥」組曲。NHK−FMのエアチェックを繰り返し聴きました。ヴァントが最晩年様式に達する直前の「徹底管理」のモニュメントです。息苦しいほどの厳しい造形、みなぎる意思、凝集した響き、生命力に富んだ律動。そのエネルギーといったら、驚くほどです。ここでは完璧なコントロールと、こんこんと溢れる歌が同居するという、ヴァント特有の現象が見られます。グズグズの涙ではなく、凛とした、透徹したまなざしです。(「火の鳥」のバージョンは例によって、ロマンチックな慣用版でなく、新古典的な「1945年盤」です)。正規盤のCD化に心からの感謝を。その他の演奏も折り紙つき。リハーサルが聴けるのも楽しみですね。発売が待ち遠しい。6人の方が、このレビューに「共感」しています。
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