ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番 アリーナ・イブラギモヴァ、ヴラディーミル・ユロフスキー&ロシア国立交響楽団
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ALMA | 東京都 | 不明 | 2020年06月14日
イブラギモヴァのショスタコーヴィチの2曲の協奏曲は、派手にならない抑制された躍動感と知的アプローチがとても良かった。特に第1番の協奏曲は、あまり演奏されない1947年版で演奏されていて興味深い。現行版とはオーケストレーションの変更とかがあるらしいが、詳細は楽譜を見比べないとわからないが、現行版と明らかな違いがわかるのは、第4楽章の始めの前楽章からティンパニーの一撃からの冒頭部分。現行版は管楽器と木琴が印象的に第1主題を2回反復する箇所を、1947年版は独奏ヴァイオリンが主題を演奏している。前楽章のカデンツァからティンパニーの一撃ですぐに独奏ヴァイオリンの演奏が始まり休みがないので、作品を献呈された初演者のオイストラフから「汗を拭く時間をくれないか?」と言われてオーケストラが演奏するように変更されたらしい。これが聴けるのもイブラギモヴァのこだわりのおかげかな?(笑)最初に聴いた時にはビックリしたな。第2番の演奏も素晴らしい。女性ヴァイオリニストで2曲の協奏曲を収録しているのは珍しく貴重かも?(笑)なかなか面白く聴けた録音だった。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ハリアー黒 | 東京都 | 不明 | 2020年07月29日
曲調の暗さからも甘いデザートの口直しとして聴きたい(笑) ショスタコのVn協奏曲は、長い間ムローヴァ&プレヴィン盤を愛聴していた。 旋律を追わずただBGMとして流せば、多少の涼しさをくれる。(笑) 自国の作曲家というせいだろうか? イブラギモヴァの演奏はやや真面目過ぎる。 使用楽器はアンセルモ・ベッロシオ(1775年) 彼女の演奏に聴かれる若干の素朴さ、あるいは田舎くささは、ピリオドとモダン楽器を弾きわけるせいだろうか。 そう考えるとモダンそのもののムローヴァ盤とよい対比をなしている。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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