チャイコフスキー(1840-1893)

CD 【中古:盤質A】 Sym.4, 5, 6: K.sanderling / Berlin.so

【中古:盤質A】 Sym.4, 5, 6: K.sanderling / Berlin.so

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    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2010年05月13日

    ザンデルリンクは二十歳代から四十歳代後半まで当時のソ連で演奏活動をしていたので思いのほか所謂ロシア物は聴かせる場合が多いのです。本盤はもうその頃からずぅっと年月を経てBSOというドイツ楽団を振ってのチャイコフスキー後期交響曲集ですが私は「悲愴」交響曲のみの盤で聴いていましたので「悲愴」交響曲について触れて見ますね。結論からすればこういうのがドイツ風というのか私にはわかりませんが普段他の演奏で聴いている同曲より何か穏やかな感じがします。第1楽章出だしバスーン管楽器と弦からして柔らかですぐ続く管楽器群の強奏も遠く構えておりハーモニーの美しさを強調しているようです。日本側スタッフも入っての1979年の録音ですからザンデルリンクは67歳前後、この頃既にやはりBSOとハイドン、マーラーといった曲を収録済み?でもありどうもその辺りの雰囲気をこの「悲愴」第1楽章で私は思い出しました。バランスが良すぎ又粘つかないし全奏でも崩れません。後半詰まる処ではやや引っ張って確かな「腕前」は見せるのですが差し迫った感じは薄いです。第2楽章も穏やかで殊更飾り立てません。続く第3楽章もあのピークに入る前のティンパニーもキツク荒れずマーチ風の蠢きも少ないですが途中音を絞る処は面白いですね、しかしテンポは乱れず最後の詰めも「おっとりさ」さえ感じます。やや初めアゴーギグを見せる最終楽章で例の「泣き」部分でも沈着冷静そのもの?しかし次第に最後の抉りはこのペースだとマァこんなものかと思います。演奏タイムは@19’38A8’40B9’12C11’08になりました。やヽ前半ゆっくりペースという位で特に特徴的なものは認められません。「悲愴」交響曲というかロシア物を別な面から聴けばこんな演奏になるのでしょうか。もう少しロシア雰囲気に浸りたいと思ったりして・・・参考までに他の二曲はタイムだけ付記しますと交響曲第4番・・・@20’48A10’17B6’00C9’14、同5番・・・@15’44A14’22B6’23C12’59と手元資料にはなっておりまたいつか聴いてみたいものです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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  • ★★★★☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2009年08月16日

    ザンデルリングは、ムラヴィンスキーの薫陶を受けたというが、ムラヴィンスキーのチャイコフスキーのように引き締まった峻厳な超凝縮型の演奏ではない。かと言って、同じベルリンイエスキリスト教会で3大交響曲を録音したカラヤンのように、劇的で華麗な演奏でもない。その演奏の性格を一言で表現すれば、いかにもドイツ人らしい厳しい造型の下での重厚な演奏ということになるのであろう。テンポはきわめて遅いが、他のドイツ系の指揮者、たとえばベームのような野暮ったさは全く感じさせない。したがって、最大公約数的にはいい演奏には違いないのだが、こうしたザンデルリングのオーソドックスなアプローチだと、チャイコフスキーのような曲の場合、何かが不足している感は否めない。

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