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バッハ(1685-1750)

CD 【中古:盤質AB】 ゴルトベルク変奏曲、半音階的幻想曲とフーガ、フランス組曲第5番 メジューエワ(2012)

【中古:盤質AB】 ゴルトベルク変奏曲、半音階的幻想曲とフーガ、フランス組曲第5番 メジューエワ(2012)

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    AH  |  東京都  |  不明  |  2013年07月07日

    最初のフランス組曲の出だしから、その美しい響きに思わず引き込まれる。ヘブラーの同曲の演奏を思い出すが、それ以上に現代ピアノの美しい響きが存分に生かされているように感じられる。ぐいぐいと引き込まれて、あっという間に半音階的幻想曲が終わると、ゆっくりとゴールドベルクが始まる。この瞬間、思わずぞくっとくる。 このゴールドベルク変奏曲では、メジューエワはあまり繰り返しをしていないので、全体的に時間は短いほうかもしれないが、個々の演奏はせかせかした感じがなく、むしろゆったりとして十分に曲の厚みが感じられる素晴らしい演奏だと思う。 変奏曲は全部で30曲あり、全部聴きとおしていくとほんとにそれぞれの独自な世界に遊ぶ体験をすることができる。そして最後の変奏曲「クオドリベット」まで来た時に、「お疲れさん、よく聴いてくれたね」というある種のカタルシスをいつも感じる。それだけにこのクオドリベットだけは2分以上の時間をかけてじっくりと弾いてもらいたい曲なのだが、割と早めに終わってしまう演奏家が多い。しかし、メジューエワはしっかりと弾いてくれた。 ということで、これは自分にとって、ベストに近い愛聴盤になりそうだ。

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  • ★★★☆☆ 

    sadRed  |  千葉県  |  不明  |  2013年04月21日

    みんながイリーナのピアノをほめまくるパーティーで、一人水を差すようなことを言うのは…、とためらっていましたが、mimiさんのレビューに勇気を得て書こうかと思います。赤信号、二人で渡れば怖くない?? なるべく短い言葉で言うと、西洋クラシック音楽はモーツァルト、ベートーヴェン以降、次第に「人間の音楽」「人間的な音楽」になっていきますが、バッハの音楽はそれらに対して、「宇宙的な音楽」だと感じるのです。もちろん客観的外部に広がる、(開発対象になったりする)物理的宇宙ではなく、人の心にある宇宙性、しばしば神というあまりに多義的で誤解を招きやすい言葉で表現されたりもする、大きな深いもの。それがバッハの音楽に感じる宇宙性です。あえて具体例を一つだけ挙げるなら、あの、ピアノ曲にも編曲された「シャコンヌ」、バッハの音楽のものすごさ(awesomeness)が強力に形作られています。一つ、と言ったけど「マタイ受難曲」もすごいなぁ。で、これ以上ごたごた書くよりも、イリーナ自身が誰よりも、自分のバッハはまだ未熟である、と自覚していると思います、という言葉でこのリビューを終えたいと思います。感心したのは、ピアノの音の魔術師メジューエワ、このCDでは音がチェンバロの音に似ていることです。意図的な小細工としてではなく、もちろんそれは、彼女の楽曲探究の結果として、自然に。

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  • ★★★★★ 

    ラブラドライト  |  東京都  |  不明  |  2013年04月16日

    本当に若林工房の録音は、いつも期待を裏切らない。レコード時代は、ワウフラッターやスクラッチノイズに悩んだものだが、CDの時代になりそれから解放された。 直接音と間接音のバランスが程好く、右手と左手、特に録音媒体は左手の音をいかによく録れるかが、ピアノ録音のカギなのだが。ライブをここまで良い音で録った 関係者に感謝したい。演奏は言わずもがなで、あまり批評出来る立場の者では 無いので、他の方にお任せする。私自身は素晴らしい演奏と思っているが。

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  • ★★★★★ 

    QBE  |  神奈川県  |  不明  |  2013年01月20日

    りゅーとぴあのホールトーンにチェンバロの色彩を見る。フェルツマンのゴルトベルクが賢者の語らいだとすれば、こちらは妖精のお喋りか。おっと、グダグダフェアリーズじゃござんせん。

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    mimi  |  兵庫県  |  不明  |  2013年01月09日

    一年に一回もショパンとか聴かないこともあって、I.Mejouevaについては初めてで全く予備知識なく、不純ながらほとんどジャケットの美しさにつられて購入したようなものですが、いい意味で予想を裏切られました。まず冒頭に置かれたFrench suite Nr.5は、非常な美音ながら歴史的背景を充分に踏まえた訳でもなければ、音楽構造を徹底的に分解して独自の解釈を出す訳でも無く、やや中途半端な演奏。続く半音階的幻想曲は、未だ曲の構造把握が確立していないのか、テンポと強弱のぶれが強く、特にフーガは全く多声構造が見えず混乱しているので、ここまで来てやはりまだまだの若手なのかな、と思っていました。ところが、本題のGoldberg、演奏はGouldが新旧2種の録音で完全に打ち立てた、モダン・ピアノ演奏伝統からほとんど逸脱せずそのままで、特に何ら新しい事はどこにも見られないのに、非常に印象が新鮮です。おそらく自分等より20才位若い、I.Mejouevaの世代にとっては、もはやG.Gouldは直接的な影響でなく、教育などを通じて間接的にその伝統が伝えられてるのでしょうが、演奏の外形はGouldと変わらなくとも、模倣とかコピーとかの印象は微塵も感じません。音楽の細部が(ミスの無い完璧なものでは無くとも)、完全にI.Mejouevaその人の表現に完結されており、そこにはGouldの影も、また反対に西洋古典派〜ロマン派のピアノ演奏伝統の影も(皆無ではないにしても)希薄です。おそらく彼女の世代なら、幼少時ベームやカラヤン、バーンスタインなどよりも、Rock,Popsなどに包まれて育っているのは想像に難くなく、その西洋クラシック音楽の軛からある程度自由に育った音楽背景が、このGoldbergの各変奏、テンポ、とりわけリズムなどに随所に表れては消えるように聴こえる。少し下の世代のBacchetti程自由ではなく、またJ.MacGregor程に広大な背景を感じさせる演奏ではないですが、彼女の辿ってきた音楽背景が素直に反映されている意味で、Goldberg変奏曲という唯一無二の傑作の巨大な包容力を改めて感じます。また逆にこの名作に、己の音楽背景を投入し、自己表現を実現する充分な能力を持った、Mejouevaという演奏家の非凡さも感じられました。決して決定盤と言うほどではなく評価は甘いかも知れませんが、非常に新鮮でこれからが楽しみなGoldbergの好演盤の一つとして、多くのBachファンに一度聴いてみて頂きたいです。ちなみにライブにもかかわらず、この大曲を殆どミス無く弾きこなす能力と体力は、凄いものだとも思いました。

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  • ★★★★★ 

    アンフォルタス  |  東京都  |  不明  |  2012年12月09日

    メジューエワさんから「ゴルトベルクを録音します」とお聞きしたのは今年の初め。私がご本人に「ゴルトベルクの録音を期待しております」と申し上げたのが3年ほど前。新潟での録音の半月ほど前に「ゴルトベルク」を聴かせていただきましたが素晴らしい演奏でした。その時に「繰り返しはどうなさるのでしょうか?」とお尋ねしたのですが、いろいろとお考えのようでした。さて、この新潟での「繰り返し」と「装飾音」ですか?ぜひ御自分の耳でお確かめください。蛇足:私も最初にお客さんの少なさに驚いたのですが、舞台を取り囲む左右の席と舞台の後ろの席はどうやら元々チケットを発売していないようです。

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    ヤマト  |  新潟県  |  不明  |  2012年12月01日

    9/7りゅーとぴあでのオールバッハリサイタル後のことです。 サイン会で私はゴルドベルグ変奏曲が大変素晴らしかった事。 是非CDで発売してくださいとメジューエワさんに伝えました。 彼女はにっこりと笑って「ありがとうございます」とおっしゃいました。 このCDは彼女のベートーベンのピアノソナタ全集同様、私の愛聴盤になるでしょう。

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    せんちゃん  |  福島県  |  不明  |  2012年11月27日

    9/7新潟で聴いておりました。ゴルドベルク変奏曲の生ははじめてなので比較で話をするわけにはいかないのですが、メジューエワさんは楽譜をみながら(最近はいつもそうされているようですが)一つ一つの音を確かめるように演奏しておられましたが決して停滞している訳ではありません。彼女のゴルドベルク変奏曲には高貴さとともに軽快さがあり、バッハの音楽の楽しさを感じさせる演奏だったように思います。ライブの音がどれだけCDにはいっているかわかりませんが音質で定評のある若林工房の録音ですので期待してよいと思います。それにしても聴衆が少ない演奏会だったのが残念です。もっと多くの人に聴いて欲しいピアニストだとおもいます。

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