D-Mat  |  bostonredsox  |  不明  |  2008年07月21日

マクベス夫人組曲は楽しい快演で盛り上がれる。なおさら4番での知的なアプローチが際立つディスク。常にデリカシーに覆われているが、それは爆発する際の布石のようであり、やはりデリカシーの演奏のようでもある（攻撃的な）。知的なショスタコはあっさりしがちだが、この演奏はスリリング。オケも見事。

 

titan  |  夢の島  |  不明  |  2008年04月04日

ラトル、ミュンフンのような妙に屈託のない商業主義的コンテンポラリー演奏と違い泥臭さすら感じる演奏。一音一音噛みしめるような歩み（テンポ）もダサ格好良く、そのくせ迫力にも不足がない。オケが良いですね。最後のコーダも漂白感覚すら漂って、まるでザンデルリンクのようである。