ﾌﾞﾙｯｸﾅｰ評論家  |  不明  |  2002年12月01日

全体的に遅いテンポでメロディーをよく歌わせた美しくスケールの大きい演奏に仕上げている。弦の上質さや金管のアンサンブルは特筆。しかし、シューリヒトやヴァントのような神々しさにはやや欠ける。第１楽章は特に遅いテンポで迫力と美しさを兼ね備えている。第２楽章は強めのティンパニで中々の迫力。３楽章は弦の美しさが存分に出ている。残響は殆どない。優秀録音。