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ヤナーチェク(1854-1928)

CD 【中古:盤質AB】 イェヌーファ、利口な牝狐の物語、死者の家から、マクロプロス事件、カーチャ・カバノヴァー、シンフォニエッタ、タラス・ブーリバ マッケラス&ウィーン

【中古:盤質AB】 イェヌーファ、利口な牝狐の物語、死者の家から、マクロプロス事件、カーチャ・カバノヴァー、シンフォニエッタ、タラス・ブーリバ マッケラス&ウィーン

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    ココパナ  |  北海道  |  不明  |  2021年07月09日

    チャールズ・マッケラスが生涯に渡ってその作品の普及に努めた作曲家の一人が、モラヴィアの作曲家、レオシュ・ヤナーチェクである。そんなマッケラスのヤナーチェク録音の集大成と言えるのが、1976年から1982年にDECCAレーベルに行なったウィーンフィルとの一連の録音である。本アルバムは、それらを一つに収めたBox-set。独特の語法を持つヤナーチェクの音楽は実に面白い。自由だが法則があり、ポリリズムだが脈があり、メロディアスではないが簡明である。そんなヤナーチェクらしさを存分に堪能できるのが、全部で11作あるオペラ(前後2部からなる「ブロウチェク氏の旅行」を二つと数えると)であるオペラの場合、中でも特徴的なのが「発話旋律」と称されるもので、チェコ語の微妙な抑揚に合わせて旋律線を描いた朗唱風の書法で、そのため、演じることが可能な歌手が極端に限定される。そのため、上演機会もきわめて少ないのだが、マッケラスは中で5つの代表作にすばらしい録音を遺したことになる。DECCAの高品質録音とあいまって貴重きわまりないもの。ヤナーチェクのオペラは題材も面白い。「利口な牝狐の物語」は動物が多く登場する童話的設定を持ちながら、多層な哲学を描き出しているし、「死者の家から」はドストエフスキーの原作により、シベリアの流刑地での囚人の様子を描いたもので、登場人物はほとんど男性という異色作。「マクロプロス事件」は年をとらない女優の都市伝説的ストーリー。どの作品も、素材、音楽、物語など様々な面でこの上なく「芸術的」で、他では得難い固有の価値を持っていると思うが、中でも「利口な牝狐の物語」の自然讃歌は、善でも悪でもない生死による流転を描ききった感があり、超越した世界観を抱合している。「イェヌーファ」は所謂オペラ的分かりやすさという点では、筆頭ということになるだろう。マッケラスのモラヴィア語法を研究しつくした音楽の運びは、私にはどのくらい凄いのか理解できないが、聴いていて、強い説得力を持って響いていて、私は存分に楽しめることができる。完成された録音が、ヤナーチェクのオペラ全部ではないのが残念だが、それでも5つまでこのレベルの録音が行われたのは、きわめて有意義なことだったに相違ない。いや、偉大な録音芸術の一つといって過言ではないだろう。歌手陣で注目したいのは、近年亡くなったスウェーデンのソプラノ歌手、エリザベート・ゼーダーシュトレーム。多彩な言語の歌唱が可能で、歌曲、オペラなどあらゆるジャンルで縦横な活躍をした彼女であるが、グラモフォン誌におけるジョン・ワラック氏による「無限とも思える微細なタッチと慎重な歌いまわしで、ドラマにおける登場人物のキャラクタを描ききっている」との批評は、彼女がヤナーチェクの歌劇「カーチャ・カバノヴァー」でカーチャを演じた際のものだ。そのハイレベルな万能ぶりは当盤で堪能できるだろう。

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  • ★★★★☆ 

    Xm  |  岡山県  |  不明  |  2011年01月26日

    このマッケラスのヤナーチェクは、10年ほど前にバラで買ったのだが、こうして廉価版ボックスで出たので少しくやしい思いだ! それにしても、ヤナーチェクの音楽は、どれも自然の息吹を感じさせるすばらしいものだが、その創作の中核を成すオペラの全集がないのが不思議なほどだ。結局マッケラス(2010年没)も全曲録音はしなかった。 ブーレーズあたりが出してくれないかな…?

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  • ★★★★★ 

    千葉のアリアドネ  |  千葉県  |  不明  |  2011年01月23日

    聴いて深い後悔の念に襲われた。何故ヤナーチェックのオペラをこれまで聞かなかったのか。特に「女狐」、「死者」には比類ない感動を受けた。人間への深いまなざし、自然と人間との関わりを、全く斬新な語法で「語る」ヤナーチェクの神髄は、間違いなくオペラにある。「シンフォニエッタ」が気にいった人は勿論、ダメだった人に是非聞いて欲しい(オペラの方が聞きやすいと私は思う)。演奏も素晴らしい。古典でピリオド奏法を取り入れているマッケラスは、ここでもスリムな音づくり(例えば「タラス」でのクーベリックとの比較)。マッケラスの鋭さがヤナーチェエクの革新性に通ずる一方、VPOの情感が音楽をしっかりと「中欧」に繋いでいる。両者がかけあわさったところに生まれる音楽の美しさ、新鮮さは比類が無い。対訳なしでは困るという方に好情報。「日本ヤナーチェク友の会」が各曲1,500円で主要オペラの対訳を頒布している他、アマチュアの方々が取り組まれている「オペラ対訳プロジェクト」でも「女狐」「マクロプロス」の対訳を入手することができる。それぞれホームページをご参照いただきたい。

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    ミラクル博士  |  さいたま市  |  不明  |  2005年10月06日

    古い物では30年近く前の録音ですが、粒よりの歌手陣、ウイーン・フィルの魅力、そしてそれらを高い次元でまとめ上げたマッケラスの手腕、今聴いても輝きを失っていません。その中でも特にチャーミングな『利口な牝狐の物語』がお薦めです。

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  • ★★★★★ 

    せいろ2まい  |  埼玉県入間郡大井町  |  不明  |  2005年07月10日

    ”死者〜””マクロプロス”以外を単品で買い愛聴しています。ヤナーチェクの新鮮な旋律、音使い、展開にわくわくします。これだけまとめてこの値段で購入できるなんてうらやましい!

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