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ドビュッシー(1862-1918)

CD 【中古:盤質AB】 ドビュッシー:12の練習曲、ベルク:ピアノ・ソナタ ポリーニ

【中古:盤質AB】 ドビュッシー:12の練習曲、ベルク:ピアノ・ソナタ ポリーニ

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  • ★★★☆☆ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年12月23日

    ドビュッシーの12の練習曲はきわめて出来の良くない凡演だ。ドビュッシーのピアノ曲に聴き手が求めるものは、いろいろな見解もあろうかとも思うが、やはり印象派ならではの詩情が必要と言えるのではなかろうか。ところが、ポリーニのピアノにはこの詩情が全く欠けている。これほどまでに冷徹になれるとは殆ど驚くほどだ。確かに、技量においては卓越したものがある。練習曲とは言っても、そこはドビュッシーであり、弾きこなすためにはスパイスの効いた卓越した技量を必要とする。しかしながら、スコアを完璧に弾くことに果たしてどれくらいの意味があるのだろうか。ポリーニの透明感溢れる研ぎ澄まされたタッチを、ドビュッシーのピアノ曲が含有する前衛的な要素を際立たせるものという見方も一部にはあると思うが、私としては、これほど無機的な演奏は、最後まで聴くのが非常に辛いものがあったと言わざるを得ない。これに対して、ベルクのピアノソナタは名演だ。ポリーニの感情移入をいささかも許さない、研ぎ澄まされた透明感溢れるタッチが、ドビュッシーでは詩情のなさが仇になったが、ベルクでは、作品の内包する前衛性を際立たせることに繋がったとも言えよう。ポリーニの卓越した技量も、ここではすべてプラスに働いていると言える。SHM−CD化によって、ポリーニの透明感溢れるタッチが鮮明になったが、これは、ベルクのピアノソナタのみにプラスに働いていると言えるのかもしれない。

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  • ★☆☆☆☆ 

    inventionen  |  sinfonien  |  不明  |  2006年10月11日

    ベルグの12音技法は、ワーグナーの和音の調性機能拡大からきている。ベルグとシェーンベルグの曲では、ワーグナーで特徴的な上昇・下降音型が方々に顔を出す。グールドの演奏はそのポイントをガッチリ押えており、見事。でもポリーニの演奏ではわからない。現代音楽の立場だとしても、これはベルグの核の部分を損ねており、疑問だ。ドビュッシーの練習曲も、内田光子の方が技術的に弾けている。及び腰に聞こえることは当然で、重音系が特に弾けてない、和音のバランスが揺らいでいる。他の優秀な演奏と比べればわかる。

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  • ★★☆☆☆ 

    あちお  |  札幌市  |  不明  |  2006年09月29日

    ポリーニのベルク、さぞやと思ったが、そうでもない。これと較べると、グールドの方がずっと瑞々しい叙情を感じさせる。ポリーニの表現はなぜか及び腰に聴こえてしまう。

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  • ★★★★★ 

    火へんに華  |  千葉  |  不明  |  2006年07月16日

    ベルクのピアノ・ソナタは本当にすばらしい曲だ。様々な音楽性、シェーンベルクにはない孤独な叙情、色彩のパレットの豊かさがある。ポリーニのベートーヴェンなど古典にはまったく感心しないが、現代曲は別だ。色気のないタッチや無神経を装った神経質なフレージングによってベルクの渇いた叙情を表出させるのに成功している。夜長や女性と共に聴きたい曲だ。アルテミス四重奏団が出したカクシュカなどとの弦楽六重奏版もとても良いのでこの曲が好きな人は是非聴いてみて欲しい。各声部の動きが明白で別の面が見えてくる。

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