【中古:盤質A】 レクィエム コルボ
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 2011年06月07日
もうコルボの名刺代わりの感もあるフォーレ「レクイエム」はCD盤としても本盤1972年演奏分の他に1992年(ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル)、2005年(ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル・・・東京ライブ)そして2006年(ローザンヌ声楽アンサンブル、シンフォニア・ヴァルソブィア)がHMVカタログにも載っております。多くの方がそうである様に私もこのレクイエムはやや分厚いイメージのクリュイタンス盤(1962年録音の名演奏でこれはこれでLP発売当時以来納得出来ている演奏であります)から入った者ですが1972年録音のこのコルボ盤(コルボ38歳の頃)に接してその透明感にも感激しクラシック音楽の聴く楽しみに今更の如く感じ入った覚えがあります。フォーレ「レクイエム」には何版かあり本盤演奏はフルオーケストラ版で演奏タイムとしては@7’44A8’00B3’53C3’15D6’13E6’16F4’15と例えば2005年東京ライブ盤の室内楽版@7’10A6’52B3’45C3’26D5’57E6’01F3’38との微妙な差はありますが多分それより響きの違いが大きな要素かと思います。それと本盤はオーケストラがBSOでコーラスが少年中心のサン・ピエール・オ・リアン・ド・ビュル聖歌隊(亡きコルボの叔父が指導してきた小さな町ビュルの聖歌隊で、これから音楽として一層の飛躍がかかるこのレクイエム一回目の録音に、それをするところに彼の人間性の一端がうかがえます)、ソプラノにもこの聖歌隊メンバーのボーイ・ソプラノを起用していわば女声陣が参加していない事が特筆されます(このソプラノを担当した少年はこの録音後間もなく変声して先述のローザンヌ声楽アンサンブルのバリトンメンバーになったとか・・・)。特に声楽陣がこういう具合なのでその安らぎと清澄さは異常な程で性的魅力も感じます。ソプラノが登場する第4楽章ではその繊細さが発揮されますね。最初の楽章でのゆったりとした静かな佇まいの内のスタートと分厚くないコーラスからその透明さが直感され宗教曲の厳かさというより清らかさを訴えます。第2楽章、第6楽章でのバリトンのフッテンロッハー(当時30歳)の静けさも印象的です。ただ正直な処、私は女声陣の方がスケール感というか普遍性からも好きであり★一つ保留します。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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salah | 横浜 | 不明 | 2004年04月21日
飾りたてないメロディであるが故の、荘厳さが感じられる。「Offertoire]の四声で歌われる部分は、一瞬呼吸が止まってしまうほどに美しい。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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